ABCR-14活用ガイド【信念対立解明アプローチを基盤にした多職種連携のための評価法】

✅️アップデート
2019/3/21 Q&Aに解答しました。
2018/11/06 購入者限定の質問コーナーを設置しました。

信念対立解明アプローチを開発した京極真です。

これは、ほとんど毎週末どこかで講演でお呼びいただける程度には、注目されている理論です。

さて突然ですが、考えてほしいことがあります。

あなたなら、この問題にどうお答えしますか?

✅️問題
多職種連携は大事というけども、立場が違うので意見が対立することがあって、それがやっぱしんどいです。
個人としても、職場としても対策を考えるために、多職種連携で生じる人間関係のトラブルの状態を測定したいです
どうしたらいいですか?

ヘルスケア領域はどこもブラック職場でして、その要因の多くは人間関係のトラブルで、かなり苦労されている方々いらっしゃいます。

この切実な問題に、あなたはどう答えたらよいかわかりますか??

✅️回答
Assessment of Belief Conflict in Relationship 14(ABCR-14)を活用する

ABCR-14とは、多職種連携で生じる人間関係のトラブルである信念対立の状態を測定する評価法でして、ぼくが中心になって研究開発しました。

これは「同職種間の信念対立」「他職種間の信念対立」「患者・家族間の信念対立」の3因子14項目で構成されており、多職種連携で生じる人間関係のトラブルである信念対立の測定に特化したものです。

ABCR-14を適用できる対象は以下の通りです。

✅️ABCR-14を使える人
医師、看護師、保健師、助産師、薬剤師、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、臨床検査技師、臨床工学技士、臨床心理士、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士など医療保健福祉に携わる人たち全般

使える対象者の広さはABCR-14の大きな特徴です。

ABCR-14の評価用紙自体は以下から無料ダウンロードできますので「ABCR-14ってなに?どんな評価法なの?」という人はぜひアクセスし、まずは無料で入手してください。

このABCR-14は複数の研究論文で検証され、良好な尺度特性を備えていることが確認されています。

✅️ABCR-14を活用した研究論文の一例
1.Development of the Assessment of Belief Conflict in Relationship-14 (ABCR-14)
2.専門職のための信念対立評価尺度 (Assessment of Belief Conflict for Profession : ABCP) の開発 - 作業療法士を対象にして -
3.理論に根ざした実践で生じる信念対立と自己受容性との関連性
4.The influence of belief conflict on stress and burnout syndrome in healthcare workers: using structural equation modeling in a cross-sectional study
5.医療従事者のための信念対立の要因と反応の評価 (ABC-FR: Assessment of Belief Conflict for Factor and Response)の開発(採択済)
6.Bayesian analysis of relationship between belief conflict and occupational dysfunction(採択済)

上記以外にも現在、複数の研究プロジェクトでABCR-14が活用されつつあります。

信念対立は多職種連携があれば、大なり小なり生じる問題です。

けど、それを測定するために開発された評価法はとても少ないです。

ABCR-14は多職種連携で生じる信念対立を測定できる世界初の評価法であり、これをきっかけになって以下のようないくつかの評価法が開発できるようになりました。

✅️ABCR-14を外部基準にして開発された新評価の例
・ABCP
・ABCP type A & B
・ABC-FR

その意味では、ABCR-14はランドマークに位置するものであると言えます。

多職種連携で生じる信念対立はとてもやっかいな問題です。

それに対して、具体的な対策を検討するためには、多職種連携で生じる信念対立の状態を測定してみるという方法があるわけですが、今のところそれができるのはABCR-14しかありません。

✅️本記事で得られるもの
本記事では、ABCR-14の基礎知識に加えて、実践と研究で活用する方法に至るまで全て書いています。

ぼく自身、単にABCR-14を開発するだけでなく、実践・研究・教育でABCR-14を活用しながら、そのノウハウを蓄積してきました。

本記事は、初心者の立場にたって、ぼくがつかんだ活用のノウハウを盛りこみながら、ABCR-14の使い方をわかりやすく解説しております。

また、本記事は約20,000字のボリュームがありますけど、冗長な議論は極力カットすることによって、重要なポイントが短時間で理解できるように意識して書いております。

本記事を読めば、ABCR-14の基礎知識と使い方がしっかり理解できることでしょう。

最後になりますが、本記事の価格は以下の通りです。

✅️価格
600円

Googleで検索していただけるとすぐわかりますが、評価法の実践ガイドやマニュアルの販売価格は一般に2,000円から3,000円前後でして、高いものだと数万円するものもあります。

なので、この600円という価格は圧倒的に格安です。

売り上げは研究開発で活用させていただきます。

スターバックスでコーヒを飲んだと思って、ポチっていただけたらうれしいです。

では、本論でお会いしましょう!

***ここから本論***

1.ABCR-14の基礎知識

1)概要

ABCR-14の目的は、多職種連携で生じる信念対立(belief conflict)の状態を測定することです[1]。

単純に言うと、信念対立とは立場が違うために生じる意見の食い違いです[2]。

例えば、患者さんは「家に帰って好きなことしたい」、ご家族は「好きなことされたら、面倒みる方が困るので何もしてほしくない」と言っているとしましょう。

これは、患者と家族で意見が食いちがっていますから、信念対立だと理解できます。

信念対立は患者、家族を含めた多職種連携で生じやすく、ストレスやバーンアウト症候群、作業機能障害を引き起こす要因として考えられています[3][4][5][6]。

信念対立に対応する方法として、信念対立解明アプローチがあります[2][7][8]。

信念対立解明アプローチは哲学的実践論でして、あらゆる信念対立に対応できるように設計しています。

ABCR-14は信念対立解明アプローチを基盤に開発しておりまして、特に多職種連携で生じる意見の対立の状態を評価するものです。

2)多職種連携の利点と欠点

(1)多職種連携とは何か

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ABCR-14活用ガイド【信念対立解明アプローチを基盤にした多職種連携のための評価法】

京極真

600円

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京極真