見出し画像

知られざるトレンガヌ州の旅

こんにちは!

先週は、トレンガヌ州観光局の企画で、マレーシアのメディアの人々と一緒にトレンガヌ(テレンガヌ)州を旅してきました。

ここはマレーシアでも極端に外国人観光客が少ないところです。
現地の旅行会社に聞いたら、なんと年間でも700人程度しか来ていないそう。
700人って本当少ないですよね……。

理由の一つには、トレンガヌ州がイスラム色が強い場所だというのがあると思います。
州政府はPAS(全マレーシアイスラム党)で、マレーシアの西部とは法律もちょっと違い、イスラムの伝統的な法律が施行されているのです。

イスラムの強いトレンガヌ州の法律

どのように違うのか。

まず、ここでの休日は他州と違い、金曜日と土曜日です。

それから、街中ではなかなかお酒が飲めません。飲酒は違法ではないのですが、お酒を提供するレストランも非常に限られます。

ガイドの話では、バーは公には許可されていないけれど、中華料理店や高級ホテルなどでは飲んでも良いのだそう。

同じトレンガヌ州でも、レダン島などの観光地では問題ないそうです。私はもうお酒を飲まなくなったので、無問題なのですが……。

わからなかったのは、水着のドレスコードです。

なぜかといえば、数ヶ月前、この辺りで「観光客のビキニを禁止するサインボードを出すべきだ」と議論があり、話題になっていたからです。
この地の常識では女性は肌を見せてはいけないんですよね。

ガイドに聞くと、「いやービキニじゃなければなんでもいいよ」と言ってましたが、突っ込んで聞いてみると、「やっぱり長袖・長ズボンの方がいいかな……」とのこと。なので、私も長袖、長ズボンで泳ぎました。

あと、トイレは水で洗うイスラム式なので、紙がないところがほとんどです。

自然を体験するエコ・ツーリズムに注目

クアラルンプールから飛行機で1時間ほど。今回はメディアへのエコ・ツーリズムの宣伝ツアーだったので、体力勝負でした。

まずは空港からです。

画像4

空港について、街の簡素なホテルにいったん落ち着くと、その後は市場やモスクなどを見学。こんな感じの素朴な街です。

画像5

2日目は、カニャ湖という、シンガポールが二つ入るほどの巨大な湖(人造湖)の近くをまわるエコツアーに参加しました。

画像6

ここはまさに秘境といっていいほど自然の残った場所。

ジャングル歩きを楽しんだり、魚に囲まれて泳いだり、象の保護区で象と水浴びしたりしました。

画像1

画像2

画像3


上の写真で黒く見えるのは、魚なんです。ここは魚の保護区でもあるので、人数を制限しています。

この地の旅行はマレー語がわからないと難しいところもあるので、ガイドさんを雇った方が動きやすいかもしれませんね。

宿はこんな湖上の宿で雑魚寝しました。トイレは共用です。

画像7

食事はマレー料理がおもでした

しかしマレーシアのメディアの人はタフです。朝7時から夜中の12時ごろまで取材で動きまわれるんです。本当に感心します!

夜、船に乗って山奥の村に行き(船でしかいけないところでした)、お料理をいただいた後で、村人が毎週近所の人相手にやっているというショーを見ました。

これが始まったのが夜の22時すぎ。終わったのが 24時30分。その後で、「お腹すいたでしょう」と夜食が出て来て、終わったのが1時半ごろ。また船に乗って、ホテルに帰り着いたらほぼ夜中の2時半でした……。

基本3食マレー料理でした。今回は、ドリアンのシーズンで、ドリアンを使った料理もたくさん出て来ました。なかでも、トンポヤと呼ばれる、発酵したドリアンを魚と付け合せた料理は美味しかったです。

画像8

写真の左上に見えるのがトンポヤと魚です。床においたシートの上に食事を並べてくれました。

トレンガヌ州の人口構成ですが、ほぼマレー人家庭だそうです。中華系もインド系も数パーセントしかいないと地元のガイドさんが言ってました。外国人労働者も少ないですが、都市部だとほぼ全ての家庭にメイドさんがいるそうで、インドネシア人メイドさんの数は多いそう。

クアラルンプールよりもさらに穏やかな人が多い印象で、とても気持ちよく過ごせました。

トレンガヌ、治安も悪くなさそうだし、興味ある人にはオススメです。

ここから先は

0字

これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。