見出し画像

今、子供をどこで育てたらいいのか

「子供をどこで育てるか真剣に悩んでいます」と言う声をいただきました。今日はこれにお答えします。ちょっと長めです。

日本の教育が時代にあっていないことは、もう誰の目にも明らかです。一方、2020年からの教育改革、「大丈夫かな?」と思うほど内輪揉めしてます。この国で、時間とお金をかけて受験させて何か意味があるのだろうか? と悩む方もいるようです。

考え方はいくつかありますが、子供自身が、世界で生きていく人なのか、ローカルで生きていく人なのかで変わります。

ローカルか、グローバルか

ホリエモンは、今後人材がL(ローカル)と G(グローバル)に分かれ、その中間がいなくなると言いました。

すでにいくつかの仕事がLとGのみによって行われてます。例えば私が関わっているインバウンドでは、国内のパートナーの方々はほぼ「L」です。地域の人たちと直接やり取りしています。ユニクロは逆で、日本のGな人たちが作ったアイデアを、各国のLで販売していると。

つまり、Lで生きていくなら日本にいればいいし、Gなら海外に来て、異文化理解力をつけた方がいい。ビジネスの仕組みを作る側にいたいのならGが有利。基本的にはこれです。

そして、仕事はGとLの間で直接やればいいので、このGでもLでもない中間の人々は急速にいらなくなりつつある(東京の本社がいらなくなりつつある)、というのが私の見立てです。

どうやって向き不向きを見分けるのか?

では、子供がローカルなのかグローバルなのか、どう見分けたらいいのでしょうか。

それを知るには、身も蓋もないのですが、子供自身に世界を「見せる」「体験させる」ことかなと。海外に連れていき、現地の子達に混ぜて、様子を見る。日本も見せる。これを繰り返すのが早いです。

日本の場合の問題は、親も先生も「ローカルしか」見えてない人が多いコトではないでしょうか。パスポートの取得率が四人に1人、つまり75パーセントの人は「海外に行ったこともないし、行く気もない」。そもそも見えてないものは選択できないです。

ここから先は

1,560字
この記事のみ ¥ 100

これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。