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幼稚園から3ヶ国語を学ぶマレーシア人たち

こんにちは! 

マレーシアは相変わらずヘイズっぽいです。

そんなマレーシアですが、最近も日本から、「子供に英語を覚えさせたい」と来られる方が増えています。

「語学の天才」マレーシア人はどう作られるのか

さて、マレーシア人はよく「語学の天才」と言われます。

私の周囲でも、3−4ヶ国語話せる人は普通。日本語も上手な方が多く、驚かされることも多々。

一体マレーシア人はどうやって小さい頃から語学力を鍛えているのでしょうか。今日は彼らの語学にスポットを当ててみます。

私は毎週、とあるマレーシア人家族と、マレー語・日本語の交換レッスンをやってます。

驚かされることばかりです。ちょっと紹介しましょう。

3ヶ国語を教える幼稚園

私の友人であるクィスティナはマレーシアの公立中学校に通うマレー系の中学生。フェンシングが大好きです。

両親ともマレー人でして、家庭ではマレー語で育っています。敬虔なイスラム教徒です。

幼稚園からマレー語、英語、中国語の3ヶ国語を習いました。

マレーシアでは幼稚園で3ヶ国語を教えるのは普通です。中には、毎日宿題で漢字の書き取りをやってるところも少なくありません。

正直、私から見ると、マレーシアの幼稚園は勉強しすぎじゃないか? と思われるほど勉強させるところが多いです。

マレーシアの小学校は言語別に分かれてます。マレー語を中心とした学校のほか、中国語の学校とタミル語の学校、さらに宗教学校などがあります。そして、各家庭で学校を選択する。つまり、インド系やマレー系なのに、中華学校に行っているお子さんなどもいるわけです。

小学校からダブルスクールだった

友人はマレーの公立小学校に行きますが、「小学校からダブルスクールだった」と言います。午前中は公立小学校、夜は「アガマスクール」と呼ばれるイスラムの宗教学校にいったそうです。

公立小学校では、

マレー語
英語
アラビア語

3ヶ国語を教科として習いました(学校によって教える科目は異なります)。

彼女は夕方からのイスラムの宗教学校へ行き、ここでは、

アラビア語
ジャウイ語(古い表記のマレー語)

の読み方を教わったそうです。
ジャウイは日本でいうと漢文みたいな感じでしょうか。文字が違うだけで、中身は古いマレー語なんだそう。

しかし宗教学校と公立学校の両立は厳しかったとクィスティナは言います。

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