疎外感を持つ人をどう減らすのか

登戸の事件で、ショックを受けている人も多いと思います。
松井さんが興味深いnoteを書いてました。


マレーシア、日本より治安はよくないです。
ただし、無差別殺人のような事件を聞くことは、ほとんどないのです。

無差別殺人事件といったら、だいたい宗教がらみのテロです。強盗や誘拐、殺人は、お金目当てや恨みがほとんどです。7年いますが、日本やアメリカのような無差別殺人事件、聞いたことがないです(私が見落としてたら誰か教えてください)。

アメリカもマレーシアも宗教が強く、それなりに人々の自己肯定感も強そうなのに、一体なんでこんなに違うか、よくわかりません。

今日はどうしたら疎外感を持つ人を減らせるのか、考えてみます。

現代日本は「キツイ」社会である


たまに東京に帰って思うのは、「東京では大企業に勤める男性の正社員が1番えばってるなー」ってことです。

一方で、「私なんか」と遠慮してる人たちがいます。それはコンビニの店員さんだったり、掃除のスタッフだったり、街を歩いている子連れのお母さんだったり、シルバーパスを使っている老人だったりします。

なんだか、目に見えないヒエラルキーがあるみたいです。

男性は、多くのあるべきに縛られているように見えます。正社員でなくてはいけない、大企業に勤めていないといけない、有名企業じゃないといけない、などなど。

女性も同じです。美しくなければいけない。若くなければいけない。可愛くなくてはいけない、などの呪縛から向けられません。高校生が「もう私、若くないんでー」と卑下したりします。

実際には、平均年齢は高く、ほとんどの人が若くもなければ美しくもなくて、しかも毎年年齢だけは平等にとってきます。

いつまでも若くて正社員でいられる人は1人もいません。
つまり絶望しかない。
全員がコンプレックスを抱えざるを得ない。

ここから先は

2,225字
この記事のみ ¥ 100

これまで数百件を超えるサポート、ありがとうございました。今は500円のマガジンの定期購読者が750人を超えました。お気持ちだけで嬉しいです。文章を読んで元気になっていただければ。