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「好き」のエネルギーを利用しよう

「ボヘミアン・ラプソディ」がアカデミー賞を獲ったので、ここマレーシアでも上映館がまた増えました。私もまた見に行ってきました。

私が子供から学んだことの一つに、「何か好きになったら、そのパワーを最大限使い、自分を向上させる」というのがあります。

「好き」ってすごいパワーなんですよね。
好きなものってだけでどんどん吸収できるんです。

子供を見ていると、マイケル・ジャクソンが好きになったら、歌詞を覚えドキュメンタリーを見て、さらには「ヒストリー」に出てくる歴史スピーチの元ネタを全部探し、キング牧師やケネディのスピーチを聞いて、さらに背景を調べています。

ビートルズが好きになれば、今度はポールが使っていた麻薬の種類や歌詞に出てくる隠語なども調べている様子です。

なるほど、そうやってエネルギーを使うのね、と学ばせてもらいました。

そこで、私も何か好きになったら、真似して世界を広げよう、と思ってました。
そしてせっかく英語の映画にハマったのだから、英語の勉強も再開することにしました。

で、今現在どんなことをやっているのかをご紹介します。

例として、「ボヘミアン・ラプソディー」にハマった人を例にしてますが、適宜他のコトにも十分応用できると思いますので、読み替えてもらえば良いです。

「好き」をモチベーションにする4つの例

いろんな方法がありますが、「英語圏の何か(ドラマ、映画、歌など)にハマって、そのエネルギーを「英語学習に使う」例を解説してみます。

私の場合、「せっかくだし、英語のインプット機会に当てよう」と決めました。普段から英語のインプットは心がけているのですが、何を読むか、が一番難しいです。興味のないものはなかなか続かないんですよ。

コツは、安易に日本語のコンテンツに流れないってコトだと思います。なんでかというと、日本語のコンテンツはそれはそれで大変に面白く、それもまた大量に存在しますので、そっち方向にいくと抜け出せなくなるからです。自分を「どちらに流そうか」と考えてチョコっとだけ計画して動かす、ってイメージでしょうか。

私のように海外にいると、いやでも日本のコンテンツが入手できないので、これがやりやすくなります。

1)映画のセリフを覚える

私の英語力では、まだまだ、映画を完全に理解することはできないです。
マレーシアでは字幕がマレー語と中国語。そのため、映画は英語で聞かざるを得ないのですが、これが良い勉強になっています。

最初はなんとなく意味を拾っているのですが、何度か聞いているうちに耳が慣れて、自然にセリフを覚えます。ボヘミアン・ラプソディーは英語も平易だし、短いセリフが多く、イギリス英語で聞き取りやすいです。

それでも、中にはどうしてもわからない箇所があったのですが、最近マレーシアではDVDが出まして、おかげで英語字幕を表示させて、不明部分を確認することができました。わからない単語は、イディオムであったり、格言であったり、俗語であったり、いろいろでしたが、難しい単語は使われてないです。

皮肉っぽいジョークのところがどうおかしいのか、最後までどうしてもわからなかったのですが、子供が英国式の学校で結構慣れているので、教えてもらいました。いやー、子供は偉大な先生です(ちなみに最後まで理解できなかったのはパーティーでフレディがロジャー奥さんに「忠誠心は大事だよな」って皮肉を言う場面でして、なんでこれが失礼なのか理解できませんでした)。

その後、映画館に行くと、ほぼ理解できるようになってきました。

と思ったら、同じようなことをしているグループの人たちがいるようです。

2)ドキュメンタリーを見る

Queenの公式Youtubeには800本以上の動画があります。ここにはドキュメンタリーやらテレビ番組もあり、わかりやすい英語で、割と聞き取りやすいです。空いた時間に子供と一緒にみています。

手軽なところではこのへんがおすすめです。



Youtubeは字幕も出せるので(でないものもあります)わからなければ確認するだけです。1動画が短いので、気楽にみられるのがみそです。

私はもともと動画があまり好きでないので、すぐにやめられるのですが、人によっては、時間を使いすぎる危険性もあるので、ほどほどに。

3)歌詞を読む

私は日中車移動が多いので、移動中には音楽を聴きます。それまでは漫然と聴いていたわけですが、子供に言われてから、歌詞に注意して聞くようになりました。

そう言えば、以前もあるイギリス人の先生から、「洋楽で英語を学ぶこと」を強く勧められました。でもその時は、そこまで音楽に興味がなかったので、スルーしてしまったんですよね……。ちなみにこの先生はキング・クリムゾンの音楽を勧めていました。今は、日本の中学生の授業でもクイーンの「We are the champions」が使われてるそうですね。

Queenの場合、ありがたいことにオフィシャルYoutube動画に全て歌詞が付いていますし、その後iTunesで買った音源も全て歌詞付きです。歌によっては童話みたいな内容の歌詞もあり、知らない単語がたくさん出てきました。

「興味」「好奇心」は学びのパワーになります。
最近ではついでに昔聴いていた古い歌の歌詞も確認しています。

4)伝記を読む

いつもkindleで本を読むのですが、フレディ・マーキュリーの伝記を原書で読み始めました。いっぱいある中から、一番手ごろなものにしたのですが、これは本当に読みやすい。それに面白いです。いつも寝る前に読み、今7割くらい終わりましたが、もう一度頭の方を読むかもしれません。

しかもこの本、訳書は高いのですが原書だとなぜか300円台とすごく安いのです。amazonの購入リンク貼っておきます。

心配な人はまずサンプルをダウンロードして、読めそうだったら続きを読めば良いと思いますね。

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いかがでしょうか。コツは、「ファンになった」と自覚したら、そのエネルギーを「冷めないうちに」うまく使う感じですかね。

「好き」のエネルギーって自分でもいつまで持続するかわかりません。だから「鉄は熱いうちに打て」です。そうすることで、人間のモチベーションを大いに高めてくれると思います。

「好き」エネルギーの活用はオススメですね。



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