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0から始めるハピナスデッキ

では早速ハピナスVを採用したデッキの解説を始めます。

これから先の文はこれからポケカを始める人用の文を想定しており、「これ知ってるな」と思ったら読み飛ばして結構です。

紹介したいカードは山ほどありますけどまずはハピナスVの性能を見直しましょう。


ハピナスVについて

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体力250と全たねVポケモン最大のHPを持ち、圧倒的に射程短そうなビンタが可愛い絵が特徴のカード。

まずは特性から、手札からエネルギーを付けるたびに特殊状態を全て回復します。

特殊状態とは状態異常のことを指します。どく、やけど、マヒ、ねむり、こんらんの事ですね。

一部ポケモンは技の効果や特性でこちらを特殊状態にして戦ってくるのですが、ハピナスにはそれらが一切効かないんですねー!

持ってる技は1つのみ。「ハッピーボンバー」

ダメージはこのポケモンについてるエネルギーの数×30+10ダメージで、技のダメージを与えた後、トラッシュからエネルギーを3枚このポケモンにつける。

効果は一見複雑そうだけど、複雑だぜ。

ダメージ計算がちょっと複雑になって間違えがちなのでダメージはしっかり数えましょう。倒せると思って技打ったら打点足りなかったなんてなったら一大事です。

付いてるエネルギーなら何でもよく、炎や水などの基本エネルギーはもちろんのこと、特殊エネルギーでも打点計算に加算されます。

特殊エネルギーとは付けた時に何か効果が発動したり、付いてる間何らかの効果が発動したりします。

ハピナスVデッキでよく使われる特殊エネルギーをいくつか紹介しましょう。

まずはパワフル無色エネルギー

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1個付けるたびに無色ポケモンは火力が+20されます。ハピナスにつけると技の効果も相まって1枚につき打点が+50ダメージ加算されます。

ダメージ計算間違えがちというのはこのカードの影響が非常に大きいです。

相手も技を打たれた時にダメージがいくつ出るかわかっていない時があるので技を打つ時はお互いにエネルギーを数えてパワフル無色を数えてしっかりダメージ計算をしましょう。

こちらのエネルギーはついている限りずっとバフ効果がつきます。


次にキャプチャーエネルギー

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効果は非常に単純でポケモンに手札から付けたとき山札を見てたねポケモンを1枚選んでベンチに置きます。

序盤に付けられれば盤面展開に一躍買って非常に強力。

このカードで重要なのは「手札からポケモンに付けたとき」というテキストです。

ハッピーボンバーの効果でトラッシュからハピナスにキャプチャーエネルギーを付けてもベンチにポケモンは置けないという事です。非常に重要なことなので覚えておきましょう。

このカードに限らず、ポケモンに付けたときに何か効果が発動するエネルギーは手札から付けたとき限定で効果が発動します。

ハピナスデッキを考えるときに色々採用できる特殊エネルギーが無いかを調べると思いますが、テキストは必ず読み、熟知しておきましょう。


以上がハッピーボンバーという技と相性のいいエネルギーの説明となります。

技を打つたびに火力は上がっていき、パワフル無色が付けばそのビンタの威力は一気に加速していきます。

HP、特性、技とハピナスVの特徴を全て説明し尽くしたように思えますが、もう一つ説明しておかなければならない要素がこのポケモンにはあります。


それは、逃げるエネルギーとこの子がたねポケモンだということです。

非常に相性のいいカードを2枚紹介しなけらばなりません。

それが

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タフネスマントムキムキパッドです。

効果は読んでの通り、たねポケモン、逃げるエネルギー4という2つの要素を持つこのポケモンのHPを+50バフすることが出来ます。

合計HPはなんと驚異の300。

ただでさえHPの高いハピナスが更に巨大になります。

どちらも同じ効果になりますが基本的にはタフネスマントを使います。

逃げるエネルギーは増えたり減ったりする場面があるので、場合によってはHP+50が適用されない場合があるからですね。

たねポケモンという要素は何があろうと消えないため必ずHPが上がります。

ムキムキパッドでも代用できないことはないよって事で紹介しました。


以上がハピナスVというカードの解説と一緒に採用されるカードの紹介でした。

では実際にデッキリストを踏まえて動かし方を説明しましょう。


ハピナスVデッキの紹介

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まずはこちら、チラチーノ軸ハピナスVデッキ。

かわいいポケモンとかわいいポケモンを詰め込んでビンタするデッキです。

ハピナスVデッキとして一番メジャーなのはこの型だと思います。

何枚か採用カードを解説します。

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まずはチラチーノ。

特性で1枚手札を捨てて2枚ドローすることが出来ます。

手札にあるエネルギーをトラッシュしながらドローを進め、ハピナスの技でトラッシュしたエネルギーをつける事ができます。

こちらチラチーノが複数体場にいれば、チラチーノの数だけ行うことが出来ます。自分の番に1回使えるという事は自分の番に何回か使えるという事なんです。

最近いろいろなデッキに採用されてる良カード。


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頂への雪道

お互いの場のルールを持つポケモンの特性が全てなくなります。

「ルールを持つポケモン」というのは倒すとサイドを2枚、3枚と複数取ることが出来るポケモンの事を指します。

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画像の矢印の位置にルールが書かれていますね。

この雪道というカード非常に強力で、環境でも猛威を振るっており、一部デッキに対して有利に立ち回ることができます。

ハピナスV自身の特性も消えてしまいますが、この特性は消えても展開に問題はない為大丈夫です。

相手が状態異常を駆使してくる場合、貼るのはやめておきましょう。


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最後にラッキーエネルギー。

HPが非常に高いハピナスVととても相性が良いエネルギーとなっております。

ハピナスVにラッキーのエネルギーがついているというのがエモすぎてたまらないので採用しました。

何か入れ替えで入れたい場合抜くのはこのカードじゃないですかね。


続いてこちらのデッキ

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ポリゴンZ軸ですね。

パッと見これでもかと言わんばかりに詰め込まれた特殊エネルギーが目を引きますが、説明したいカードはエネルギーではありません。

軸となるポリゴンZの紹介からやりましょう。

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特性クレイジーコード。

自分の番に何回でも使える特性が特徴。その効果は自分の手札にある特殊エネルギーを場のポケモンにつけるというとても強力なものです。

この効果によって手札にエネルギーがあればすぐにハピナスにつける事が出来ます。大量に。

先ほど紹介したチラチーノ軸のデッキと違ってエネルギーをトラッシュに大量に送らなくともポリゴンZの特性である程度は打点が出せます。

弱点としてはポリゴンZ自体が2進化である為、場に出すのが難しいという点です。

場にポリゴン、手札にふしぎなアメ、ポリゴンZが揃っていないと出すことができない為、一般的な2進化デッキはメインの2進化さえ出せずに試合を終えることなんてザラにあります。

それをサポートするのがこちらのウッウV

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技「くちばしキャッチ」で山から好きなカードを2枚サーチします。

これによってアメとポリゴンZを手札に加えることで安定して次ターンにポリゴンZを展開できますし、どちらかが手札にあるならば他の必要札を持ってくることが出来ます。

1エネでたねポケモンが技で2枚好きなカードをサーチというのは非常に強力なので是非とも活用していきたい。

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スッ…


ポリゴンZを立てることが出来れば手札の特殊エネルギー3枚つける事で下技のスピットシュートも打つことが出来ます。

こちらも非常に強力な技なので選択肢として覚えておくと良いですね。




採用を見送った他のカード

リストには入れてないけど相性の良いカードをいくつか紹介していきます。

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まずはすごいきずぐすり。

エネルギーを2枚トラッシュするというデメリットがきつく、本来であれば採用されるデッキは限られるのですが、ハピナスに関しては難なく採用できます。

技によってエネルギーを再度つける事が簡単なので耐久もできるんですね。

1~2枚採用も視野に入れるといいかもしれません。

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続いておうえんYホーン

登場して以来しばらく、何に使うんだこのカード…とみんなから忘れ去られていたこともありました。

しかしハピナスは自身の特性によりエネルギーをつけると自身の状態異常が回復します。

このカードとハピナスの組み合わせ、相手側にこんらんを押し付けることが出来るんですよ。相手は押し付けられる側です。できる限り耐えてくださいね…。


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次にキルクス温泉。

実はポリゴンZ軸のリストに1枚入っているのですがチラチーノ軸に入れても良いカードです。

効果はたねポケモンが受けるダメージが-20されるというもの。

ただでさえ体力の多いハピナスの耐久がさらに上がるというのですから相手としては堪ったもんじゃありません。

これはスタジアムなので相手のたねポケモンにも効果が適用されるという点には注意しましょう。

技の効果とパワフル無職とキルクス温泉とダメージ計算がさらにややこしくなる事間違いなし。

非常に強力な1枚となっています。


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最後はこちら。ウッウVmax

ポリゴンZ軸で組む場合、1枚入れていてもいいかもしれません。

技もポリゴンZのクレイジーコードと非常に相性がよく、急に飛んで来たら相手もビックリすることでしょう。

難点はこのカードの単価が非常に高いという点。

このカード、Vmaxスペシャルセット限定のプロモカードなので、1枚当たり2000~2500円というポケモンカードとしては圧倒的なシングル価格を誇っています。

お金に余裕がある場合、どうしても使いたい場合に限り採用を考えてみてはどうでしょうか。



最後に

こんなところでしょうか。

ハピナスVのデッキは100人使用者がいれば100種類のデッキリストがあると言われるぐらい自由度が高く、人によって構築に大小様々な違いが出てきます。

ポケカを続けていくうえでカードプールを知ったり新しいカードが発表されるたびに構築を試行錯誤できるとても楽しいカードですね。いいデザインです。

これから先、カードプールや収録される特殊エネルギーによっては無限の可能性を秘めており、今後の活躍も期待される1枚。

以上ハピナスVを採用したデッキとその基本的な解説でした。

デッキの回し方などはまた別の話になってくるため、実際に組んでみて、自分で回してみて、そこからの細部の解説になると思います。

では、よい推しポケライフを。

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