『はじめよう!プロセス設計』を読んだ

タイトルからは想像できてなかったけど、これはデザインの本ですね。
デザインの本であり、エンジニアリングの本であり、あらゆる仕事に関する本でもあるって感じ。

なぜ読んだのか

同僚のエンジニア数名から勧められたので。
以下は同僚のマスタカさんによる記事です。

『はじめよう! プロセス設計』を読んだ / マスタカの ChangeLog メモ

別にSaaSに限った話ではないのですが、サービスを作っていると顧客の体験を考えるだけでは不十分で、その裏側にある業務フローまでセットで考える必要が出てきます。

現状自分の携わっているプロダクトではそのあたりが一つのネックになっており、そこを解消する手助けになるのではないかな、というのが主な狙いです。

どんな本なのか

上記の記事にもあるように当たり前といえば当たり前の内容です。とはいえそれをきっちりと誰にでも分かるような形で言語化しているのがとても有難い。

- バックキャスティング
- ブレイクダウン

プロセス設計の一手法であるマジカについても触れられておりそれはそれで興味深いのですが、この2単語が本書の鍵になるといっても過言ではないはず。

要するにゴールから逆算してストーリーを描き、各ステップを詳細化することを繰り返す、ということですね。

本文中でも取り上げられているカスタマージャーニーマップなんかはまさにこの方法で作られることが多いかと。あとは最近勉強中のコーチングも実はこれに近い考え方が根底にあったり。

読んでみて

全く知らない内容ということはなかったのですが、しっかりと言語化されたものを読んでみて自分の中でも整理された感じがあります。

分かる人だけ分かっていれば良い、というよりはチーム内で共通認識となることで効果を発揮する類のものなので、社内の非エンジニアに勧めまくります。

サポートしていただけたら書籍の購入代かアルコールになります。