ロン毛だけがアイデンティティのデザイナーが髪を寄付した話
約2年間ロン毛でしたが、昨日バッサリと切りました。
ついでに寄付してきました。
なんで切ろうと思ったのか
2年ちょっと前に毎日のヘアセットが億劫で仕方がなくなり、そこから伸ばし続けていました。
確かにヘアセット自体の手間はなくなったものの、今度は髪を乾かす事が億劫で差し引き0以下に。
一方で髪型への愛着であったり、ロン毛であるというだけで顔を覚えてもらいやすいといったメリットもあったため、中々髪を切るということに踏み切れずにいました。
余談ですが自分は人の顔と名前を覚えるのが苦手で、人から顔を覚えてもらいやすいということにかなり助けられていました。少なくとも一方は覚えているわけで。
そんな折にこちらの記事を目にし、「ヘアドネーション」なるものの存在を知ることになります。
ヘアドネーションとは
読んで字のごとくですね。がんと闘う人々のためのウィッグ用に髪の毛を寄付するというものです。
自分は特に周辺にがんと闘う人はいませんでしたし、これまで特にこういった活動に興味を持っていたわけではありませんでした。
なんなら今回もそれほど詳しく調べたわけではないし、今後も同様でしょう。
自分自身としては単に髪を切る切らないの天秤が揺れていたところに判断材料が一つ増えた、という程度の意味合いしかありません。
それでも寄付することで少しでも誰かが幸せになるのであれば気分良く髪が切れるわけです。なんなら自分の髪型を見るたびに自己肯定できます。お得!
といった適当な理由ではあるのですが、今回はヘアドネーションの存在がきっかけとなって髪を切りました。
どうやって寄付するのか
国内だけでもいくつかの団体が寄付を受け付けています。
各団体がそれぞれ賛同サロンのリストを公開しているので、その中から適当に見繕って切りに行きましょう。
多くの団体が31cm以上の寄付を必須条件としているようです。医療用ウィッグを作るために必要な長さなんだとか。
パーマの有無などは団体によって基準が違います。これは自分にあった団体を探すのが良いでしょう。
またカット代は通常通りの負担となります。ヘアドネーション目的の場合は割引などをするサロンもあるようですが、自分の場合は特にそういった特典は使用しませんでした。
実際に寄付をするまで
パーマをかけていたこと、行きやすい立地に賛同サロンがあったことなどからJHD&Cに寄付をすることにしました。
またサロンは浅草橋にあるACCORDさんへ。家から歩いて行ける距離にある、ということに加えてブログでヘアドネーションについて積極的に情報発信をされていることが決め手になりました。
ヘアドネーション希望である旨を伝えて予約し、当日に。
こちらが元の髪型です。
寄付可能な長さであることを確認した上で、実際に寄付する長さ、切った後のデザインなどを話し合いました。
ちなみにこの時の説明が非常にロジカルかつ丁寧で、ヘアドネーション目的でなくても通おうと思ったのはまた別の話。
いくつかの束にまとめてから切っていきます。
収穫。
重さにして100gちょっとの髪の毛を切ったわけですが、切った瞬間に頭がスッと軽くなるのが感じられました。物理的な意味で。
ヘアカットまで完了した図。
ここまで髪を短くしたのは6年ほど前に坊主にした時以来です。涼しい。
最後にドナーシートを記入して終了。
あとはサロン側である程度溜まり次第発送していくとのことです。
余談ですが、ACCORDさんには月10人ほどヘアドネーション希望の方がいらっしゃるとのことです。
男性は自分で2人目。流石に少ないですね。
ただ代表の中澤さん自身もヘアドネーションを実践しており、それを踏まえた上での話とカットをしてもらえるので、男性がヘアドネーションを検討するならぜひACCORDさんへ。
まとめ
切ってから1日経ちましたが、未だに鏡に映る自分の姿に違和感があります。
ただとにかく髪を乾かすのが楽です。こんなに一瞬で乾くものだったのか。
髪がガッツリ短くなること以外には特にコストなしに「良い事」ができるので、かなり得をした気分にはなっています。
もう一度やる機会があるかどうかは分かりません。伸ばすの大変だし。
ただ仮にまた髪を伸ばすことがあれば、その暁にはまたヘアドネーションをしているかも。
ちなみにこの記事を書いている最中に同じく男性でヘアドネーションをされた方の記事が上がっていました。そんな偶然ある?
出遅れたのが悔しいのでまだ読んでいません。投稿ボタンを押した後にじっくり読みます。
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