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てんさらばさら




てんさらばさら てんさらばさら

小さい頃読んでもらった絵本。

ある日空から雪のようなフワフワした物が降ってきた。
それはてんさらばさらという物で、「それを密かに持っていると幸せになる」とおばあさんから教えてもらい、女の子が大事に増やしていくお話。
 

ケセランパサランですね。

おしろいを振りかけて、てんさらばさらが増える度、幸せな出来事と共に過ごしていく。

子供心に欲しくて欲しくて堪らなかった。
てんさらばさら。
今も欲しいけど笑。

 女の子は健康に成長し、大人になり、結婚して、たくさんの子供に恵まれる。
家族に隠して増やしたてんさらばさらは膨大な量になり家族にも隠しきれなくなり…。


幸福が欲しくて、てんさらばさらを持っていたのに、てんさらばさらを守ることの方が同じくらい大切になってしまう。

てんさらばさらがあるから幸せなのか、失くなると幸せが消えてしまうのか。

子供の頃はてんさらばさらが家族にバレて失くなってしまったらと思うとドキドキして恐怖だった。



今思うと 本当はてんさらばさらでも何でも良くて、大切なのは何かのおかげだと考える事だったのかな?と思う。

幸せの近道は多分感謝。
ありきたりだけどね。
お爺さんやお婆さんが「何でも感謝だよ」って言うのは「あなたが幸せになって欲しいから」で、「お前の力じゃない」って言いたいわけでもなくて、幸せを感じられる1番の近道を教えてくれてるんだろう。

「いーや、全部自分の力!人生個人戦!」
それで満たされてうまくいく人も稀にいるだろうけど。
幸せならそれも良し。



空が綺麗だった。
綺麗な様子を見せてくれた。
それだけで癒される日がある。
「空に虹が出てる」って知らせてくれた人がいたから見られた。





今はまだちょっと、口に出すのはなんか恥ずかしい。
なんでだろうな。
私が言うと軽すぎるからかな。
孫ができる頃には堂々と言うことができるかもしれない。



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