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弓道のトレンド

はいどもどもフクモリです!
私は最近ハマってるものがありまして、イタリアン料理を食べるのが好きなんです。笑

上から…
・生ハムとサラミの盛り合わせ
・カツオとアボカドのタルタル
・カンパチのカルパッチョ

どれも最高に美味しい!

見た目にも美味しい!

お酒もついついすすんでしまいますね。

私たちが生活しているなかで、必ずトレンドというものが生まれます。
それは個人間であったり、社会的にであったり、形は様々です。

今の社会的なトレンドといえば「タピオカ」ですね!
今ではコンビニでもタピオカ入りのドリンクが販売されていて、もはや2019年はタピオカの年のようです。笑

弓道でいうトレンドとは?

さて、弓道でいうトレンドと言えばどういったものを指すのだろう?と、ふと思いました。

Twitter上では、時々一つの事柄について議論されたりしますよね…

例えば「早気」のことであったり、「学生弓道」と「一般弓道」の違いについてだったり…

今回はそういった【Twitter内でのトレンド】ではなくて、もう少し規模を広げたお話を、私の考えを元に綴っていこうと思います!

私が弓道を初めたのは高校からなのですが、その時に一つのトレンドがあったと記憶してしています。

それは…

「大三は高くとれ!」

高2から高3の時に県内の練習会や講習会に参加すれば、口酸っぱく指導された記憶が残っています…
(トラウマレベルで指導されました。笑)

当時の私は素直(?)だったので、大三を高くとるように必死に練習しました。

当時私の高校には指導者と言える人がいなかったので、そうやって指導してくれる事はおてもありがたく、なんでも吸収したいと思っていました。

「ありがとうございます!!」
と、当時の私、いざ実践してみると…

大三とった時点で
「(肩が)痛い痛い痛い!!!」

私の骨格では、大三を高くとることは難しいようでした…

その当時、余りの痛さに泣きそうになったのを覚えています…

余りにも痛くて実践できなかった悔しさから、そもそも何で大三を高くすることに意味があるのかと、捻くれた考えが芽生えました。

そして後日、意を決して指導くださった先生に大三を高くとる意義を聞きました。

先生に、大三を高くとることのメリットを聞いたら、以下のような答えでした。

・射が大きく見える
・引分けを大きく取れる
・大三を高くとれば弓と身体の距離が近く(横から見れば弓と身体が一枚に重なったような状態)なり、引分けを下ろすだけになるから射のブレが減る

それを聞いた私は…
「納得はしたけど、私にはできないや」と思いました。

トレンドに遊ばれないように

トレンドという表現が正しいのかどうか定かではありませんが、弓道教本に記されている射法八節図解には…

「打起しの角度は45度」

と記されています。

ひとそれぞれ骨格は違うので全ての人が当てはまるかはわかりませんが、45度の高さの打起しならば、視覚的に見て大三の高さはそれほど高くとれないのではと推測します。

私の射(大三の高さは額より拳半個分上程度)

(その後の会)

(大三を高く取ろうと努力していた頃)

(その後の会)

両方比較してみると、確かに視覚的には大三が高い方が大きく見えますが、私の場合その後の会で口割りが降りていません。

大三を高くすると引分けする距離が大きくなるので、私の肩甲骨の可動域では降ろしきれていないのは歴然です。

大三が低い方が、肩が降り、口割りも降り、練習不足によりやや引きは甘いですが、堂々と会を取れています。

私は巻き肩なので、肩甲骨の可動域が広くないことが影響しているようでした。

(巻き肩と正常の比較)

トレンドに限らず

指導全てに共通すること

そんなこんなで私には大三を高くとるという指導は体に合わず、早々に断念したわけですが、トレンドが起きることには必ず理由があるわけです。

普段の指導も同じで、指導される内容には必ず理由があります。

それらの意図を理解し、自身の体と照らし合わせ、射に反映させてみる…この作業がとても大事になります。

頭ごなしに特に深い理由も得られないまま実行してしまうと、却ってケガや不調の原因になります。

まずは、自分の体のメカニズムを知ること!

そして、指導の意図(どういう改善が期待できるか)を考え、試してみる。

ある程度の試行錯誤期間を設けて、その期間は素直に実行に移します。

その際に痛みや明らかな動作の欠陥があれば、即時中止しても良いと思います。

何も必ずトレンドに従ったり、指導に忠実である必要はないのです。

もし、その時のトレンドや指導をそのまま取り入れて今不調があるのなら、改める必要があります。

柔軟な思考を持ちましょう。

ありがとうございましたm(__)m


p.s 添付した射の画像に関するコメントはスルーさせていただきます。
あくまで例として上げただけですので、今回のこの場での指導等必要としていません。
ご了承ください。

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