見出し画像

Xプラットフォームの新機能「Grok」 最新情報で回答可能

本日(2024/5/8 日本時間)、X(旧Twitter)は、プレミアムおよびプレミアムプラス会員向けに新しいAIアシスタント「Grok」を発表しました。この新しいAIは、私たちのデジタルな対話に新たなムーブメントをを加えてくれるかもしれません。この記事では、Grokの機能、仕組みなどを探ります。

※この記事は筆者注を除いて、GrokのドキュメントをもとにClaude opus と GPT-4によって書かれています。


(1)Grokの概要

Grokとは?エンタメ要素強め

Grokは、AIを活用した検索アシスタントで、ユーモアとちょっぴり反抗的な特性を持っています。このAIアシスタントは、人気のフィクションキャラクター、マーヴィン(銀河ヒッチハイク・ガイドから)やジャーヴィス(アイアンマンのAI相棒)からインスピレーションを得ています。このようにエンターテイメントの要素を取り入れることで、ユーザーに親しみやすく、面白みのある対話体験を提供することを目指しています。

(2)仕組みとトレーニング

仕組み

Grokは、xAI社が開発した大規模言語モデル「Grok-1」に基づいています。このAIは、ユーザーからの質問に対して洞察力に満ちた回答を提供する能力を持っています。このために、最新のXの投稿やウェブ検索結果を参照し、リアルタイムの情報に基づく回答が可能です。これにより、ユーザーはただの情報検索を超えた、より深い理解や解釈を得ることができます。

トレーニング方法

トレーニングには、2023年第3四半期までのインターネット上の公開データが使用されています。また、AIチューターによってレビュー済みのデータセットも利用しており、精度の高い学習が行われています。Xのプラットフォームデータは使用しておらず、これによりユーザーデータのプライバシー保護が図られています。

こちらですが、意外にもXのデータでは学習していないということのようです。「最新のXの投稿やウェブ検索結果を参照し、リアルタイムの情報に基づく回答が可能」とあるように、最新の情報で回答できているのは検索をしてRAGを使って回答しているようです。

筆者注釈

(3)プライバシーと注意点

プライバシー設定

Grokの利用においては、ユーザーが自分のプライバシーをコントロールできる重要な設定が用意されています。ユーザーは自分の情報がGrokの学習材料として使用されるかどうかを選択でき、アカウント設定を非公開にすることで、そのデータがAIのトレーニングに使われることを防げます。これにより、ユーザーは自分のプライバシーを守りつつ、カスタマイズされた対話体験を享受することが可能です。

注意点

Grokはまだ開発の初期段階にあり、完全には信頼できない情報を提供してしまうことがあります。このため、ユーザーは個人情報や機密情報を共有する際には特に注意が必要です。また、誤った情報が提示される可能性があるため、重要な判断をAIに依存することなく、適切な情報源を確認することが推奨されます。

(4)利用可能地域と展望

利用可能地域

Grokは現在、EU・EEA以外の地域でXプレミアム会員向けに提供されています。これには、多くの国々が含まれており、プレミアム会員であれば誰もがこの新しいAIアシスタントを利用できます。ただし、規制や法律の制約により一部の地域では利用できないことがあります。

展望

将来的には、Grokの提供を全世界に拡大する計画があります。この拡大により、さらに多くのユーザーがAIアシスタントとの対話を通じて情報を得ることが可能となり、日常生活におけるAIの役割が一層深まることが期待されています。また、継続的な改善とアップデートを通じて、Grokの能力を向上させ、より信頼性の高いアシスタントに成長させる計画も進行中です。

あとがき

「Grok」との対話を通じて、私たちは日々の情報取得をもっと楽しく、かつ効果的にする方法を見つけるかもしれません。ただし、この技術がまだ初期段階であることを理解し、その使用には慎重になることが必要です。今後、Grokがどのように進化し、私たちの生活にどう組み込まれていくのか、その変化に注目していきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?