25年間の「好き」を形にしようと思います
私はGLAYというバンドが好きだ。
気づけば好きになってから、すでに四半世紀を数える。
きっかけは突然だった。
それまでは、音楽においてもとにかく毎週のランキングを覚えてはノートに書く程度のミーハー心程度にしか興味のない小学生。
ただ、5つ上の兄が聴く音楽を聴いているというステータスが欲しくて、兄が借りるCDを自分の分もカセットテープにダビングしてもらっていた。
きっかけもそのカセットテープ。
風邪をひいて寝ていた私に兄が手渡したテープが私のその後を大きく変えた。
それまでのテープは、いわゆるシングルヒット曲の詰め合わせのようなもの。
兄の好みの楽曲が、特に理由もなただ並べられているだけ。(兄なりのこだわりはあったかもしれないが。。。)
ただ、その日に手渡されたのは、アルバムをダビングしたカセット。
それまで、アルバムというものを頭から最後まで聴いたことがない小学生の音楽ビギナーにとっては、多少なりとも退屈なものに感じられた。
ただ、なぜかそのカセットテープは、特に早送りもせずに聴くことができた。
小学生の私の琴線に何かしら触れたのだろう。
そして、聴き始めて5曲目で、衝撃が走った。
「Together」という曲のイントロが当時、小学生だった私にはあまりにも衝撃だった。
しばらく呆然とした・・・と思う。
その時の感覚は、今となっても的確な言葉を当てはめることができない。
それくらい脳天に一撃をくらったような衝撃だった。
私が、その後、狂ったようにGLAYを聴き始めたのは、この後からだ。
GLAYというバンドが、初めてオリコンランキングでTOP10に入った後くらいで、
代名詞とも言える「HOWEVER」をリリースする少し前。
今では疎遠になり、ここ10年ほどまともな会話もできていない兄に対して、
この時、あのアルバム『BEAT out!』のカセットを貸してくれたことだけは、
今も感謝してもしきれない。
その後のGLAYのヒット振りからも、GLAYを知らずに思春期を過ごすことはなかっただろうが、
あの強烈な原体験がここまでのめり込むきっかけになったことは間違いない。
新しい期の始まりである今日のスタートを機に、明日以降は対外的に、自分が思うGLAYの楽曲の魅力を語っていきたいと思う。
ピアノを10年ほど習った他には、完全に素人リスナー。楽器のことも機材のこともよく知らないため、本当に各楽曲への私見でしかないはず。
それでも、好きである気持ちは変わらず、好きになって四半世紀が過ぎた。
これからも好きでいることはもはや変えようのない事実なので、
これからも好きの年月は延長されていく。
本人たちが「解散しない」と公言するデビュー約30周年選手GLAY。
そんな彼らだからこそ、今もまだまだその背中をずっとずっと追いかけている。
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