24年前の自分へ

GLAY EXPO'99 SURVIVAL

大袈裟ではなく、自身の人生は24年前の今日、一変した。おそらくあの日にあの場所に行かなければ、全く違う人生を送っていたに違いない。あの日の出来事はその後の人生にとっての1番の分かれ道だった。あの日の選択をした自分のことは、心底褒めたい。

24年前の今は、おそらく終電に揺られていた頃だろう。確か最寄り駅に着いた時には8月1日になっていたはずだ。
でもそのわずか24時間前に、自身がこんな気持ちになっているなんて、想像もしていなかった。
好きなバンドのライブに行くだけ。それくらいのテンションだったが、そのライブがあまりにも通常のライブとは違いすぎたために、あまりにもその後の日々を当たり前に過ごすことができずにいた。どうやって余韻から抜け出たら良いかもわからなかったため、日常を取り戻すまでかなり時間がかかった。
わかりやすい症状として出たのが、次の日。
ふと我に返った時には、泣いていた。涙が止まらなかった。当日も散々泣きはらしたにも関わらず、それを上回る勢いで泣いた。この症状は、1週間くらい続いた。
メンタル的な症状としては、当時恋に恋い焦がれていたヒトのことがどうでもよくなった。告白してもまともな返答すらしてもらえなかった相手に、なぜかずっと好意を寄せていたが、帰りの電車の中で、すっかり存在が消え去っていた(そうそう、ライブの行きの電車に乗る時に最寄駅でその人に会ったが、その時もそこまでそわそわしなかったので、前兆はあったのだろう)。その結果、志望校を変えた(そこに至るまでのプロセスは長いが、帰る要因がEXPOで会ったことは間違いない)。変えた先の学校で出会ったのが、今の相方。そう、EXPOが紡いでくれた縁なのだ。

だから、24年前の自分に言いたい。声を大にして言いたい。本当に良い選択をしたと。このライブに行くことが、その後の人生を大きく左右すると。
同時はまだFCに入っていなかったから、近くのショッピングモールのプレイガイドに並んでようやく買った。Lブロックだったから、音は相当遅れるし、もちろん肉眼で見えるわけもない。それでも、私の人生は変わった。それだけの破壊力があった。

ライブが好きなのは、やっぱりこの日の野外が本当に楽しかったからだと思う。ライブのおもしろさを教えてもらったのもあの日だ。

24年前の自分へ。よくやった!!!

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