「ことばにできる」は、つまらない

先日、先輩と話をしていて、表現分野において言葉で説明できちゃうものってつまんないよねって話になったときに話した内容のメモ。

広告の仕事においてはクライアントに対して提案する企画が「なぜいいのか?」を説明しなければならない。しかし実際のところ、本当におもしろい表現はことばじゃ説明しきれない。企画書できちんと説明できて、多くの人の間で合意できてしまう時点で、その表現は相当つまらないものになっている。

ことばにできないようなおもしろい表現をつくりたい。しかし、ことばにできないと表現をつくる機会さえ得られない。このジレンマに頭を抱えているクリエイティブ職の同僚も少なくない。

このジレンマをうまく打破して、面白い表現を作り続けている先輩は数名いる。そういうひとにお話を伺った結果、共通点が浮かび上がってきた。それは、クライアントに対してプレゼンテーションをするのではなく”プロトタイピング”を見せているということ。

つまり、ことばでうだうだ説明する前に、アウトプットに近いものをつくってもっていくということをやっている。

映像なら、精度の高いVコンを。

メディアアートなら、再現CGを。

VRなら、簡易的なプロトタイプを。

ことばで説明できないなら、つくってもってったほうがはやい、という考え方。これができるのは、つくる技術のあるひとだけだ。だからこそ、自分自身で最期までアウトプットすることはなくとも、表現アイデアのコアを伝えるプロトタイプをつくる程度の技術を自分で身につけるのは大事だと思う。

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最近痔になり手術代が40万かかりました。

ありがたき幸せ・・・
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