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2019 J1第18節 鹿島アントラーズ@カシマ

振り返りたくないなぁなんて思っていたらあっという間に時間が経ってしまった…。
名波政権が終わりを迎えてから1週間。ポジティブな要素が一つも見出せなくとも試合の日はやってくるわけで、仲間と乗り合わせて鹿島国へ。
行きの車内ではすぐに沖縄遠征だの四国が呼んでいるだのと不吉な話になりがちなので野球の話ばかりしておりました。

ぐずついた天気のカシマスタジアム周辺は海風が強く、体感温度的には完全に秋。まさか7月に半袖シャツで震え上がる羽目になるとは…。カシマ名物モツ煮と、ホーム側から密輸したハム焼き串でひとしきり盛り上がったあとは特にやることもない。カシマスタジアムはキックオフ3時間前に放り込まれるうえに再入場禁止という鬼畜ぶりなので、霧雨入りの強風吹き荒ぶコンコースでは体調を崩す仲間も出始めた。皆はるばる遠征してきたのに何故こんな目に遭わされるのか…。

解任自体は致し方ないと思うけれど、久しぶりに名波のいないグラウンドにはなんとも言えない違和感があった。

試合結果は周知の通り。勝てないし、点が取れない。鹿島のシュートは3本か4本で、全くと言っていいほど崩されるシーンはなかったにもかかわらずあっけなく2失点。アウェイサポーターエリアの対角線上から飛んできてきれいに吸い込まれた小池のラッキーゴールはジュビロ関係者の心を折るのに充分だった(今季の複数得点ゲームはたったの2試合しかない)。

山田のシュートは枠を外れる。すっかり歯車が壊れたロドリゲスは全く味方にパスを出さない。苛立ちはじめる味方。小川大貴の負傷で切り札荒木はまさかのサイドバックに投入。山田のシュートは大きく枠を外れる。地獄。

勝てない責任を背負いすぎているのかもしれないけれど、ロドリゲスには正直言ってガッカリさせられました。試合終盤から明らかに集中を欠き、セットプレーのチャンスにもレオシルバと口論になり試合中断、あれが反撃ムードに水を差した。試合後にはアダイウトンや高橋祥平も巻き込んで荒れに荒れるなど、名波が「Jてベスト3に入る」と自負していた雰囲気の良さすら消え失せてしまった。
そもそも、去年後半からほとんど勝てない時期が続いているのに雰囲気だけはめっちゃ良い、という状況が異常だったわけで、それを維持できていたのは名波浩のズバ抜けた人心掌握術だったと想像できます。というより、ここ数年のジュビロ磐田を形作っていたのはそれだけでしかなかったわけで。その支柱を失えばどうなるか、そういう点が早くも目に見える形で現れ始めたのかもしれません。

今日の報道では中村俊輔の移籍がほぼ確定とのこと。フリエ?マジで?良いの?ウ◯コマリノス言ってるところだぞ?という点はさておき、名波ありきで獲ってきた選手達がどんどん出ていくのはまず間違いないでしょう。大久保嘉人さんだって天皇杯要員で満足するはずがない。
タイリーグのブラジル人を一億で取ってくるそうですが、そもそも 補強ポイントはFWなのか?前線までボールが届かないのに?

今や呪いのごとく付き纏う「黄金時代」という鎖にじわじわと首を絞められ、いよいよ致命的なところまできてしまった我が軍。
戦術面での将来的なビジョンと、「ジュビロ磐田」というクラブのアイデンティティを何年掛かってでも再構築していく必要があると思います。ジェフやヴェルディのように辛い時期を10年単位で乗り越える覚悟か必要なのかもしれません。オフトの言った通りだったよ。 #jubilo #jleague

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