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車が雪にがぼったら。

こんにちはこんにちは。
かわいいアイシャをコツコツ掘り出している雪国からお送りしています。
I can’t believe what God has done.
雪かきに出たくないと心がぐずるので、
大雪の時に車の運転なんてもちろんしないよ!
というみなさんに向けて、
今年の大雪でアップデートしたスタック対策を
つらつら書いてみたく思います。
雪だろうがなんだろうが、運転せんにゃならぬのです。
という人のご参考にはなりませんので悪しからず。

スタックとは…車がぬかるみなどにはまって前にも後ろにも行かなくなること

気象の変化が取り沙汰される昨今、↑こういうのを必要としてないあなたも、
もしかすると車がスタックするかもしれない。
ぜんぜん運転しないのに、スタック車の救援に駆り出されるかもしれない。
わーってなった時に、ぼんやりと思い出していただけるとさいわいです。

冬がくるまえにアプリ2個

雪国だからってみんなが雪に慣れているわけじゃない。
スタックしたいと思っている人なんて誰もいないけれど、
じゃあ雪が降ったらさっぱり車をあきらめられるかというと
そんなわけにもいかないのが悩ましいところで。
放置した車は除雪の邪魔なので、
家の車庫以外のところで雪が積もりだしたら
動かさないわけにはいかんのです。
変な汗をかいて泣きながら運転する未来の私のために
家でだらだらしているうちにスマホに
・なんらかのカーナビ
・JAF
のアプリをインストール。

新雪でスタックしないためには止まらないこと。
前がつっかえるたびにルート検索、
動いてないな?と思ったらルート検索で、
リスクはすこし軽くなるはず。
ナビによって交通情報の反映にタイムラグがあるので、
車にナビがついていても、ナビアプリも併用して参考にした方がかしこい。
今年はYahoo!の無料のやつを入れてみたらわりとリアルタイムでした。
(※雪道の脇見運転は絶対ダメ。完全に停止した状態の時だけ操作を)

車でトラブった時に頼りになるJAFですが、
大雪の時は回線がパンクしているので電話がつながりません。
あと、パニックになっていると今どこにいるかなんて口では伝えられません。
ということで、JAFのアプリを入れて、
ちょいちょいと車の情報と連絡先を登録しておきましょう。
ここまでやっておけば、あとはスマホが位置情報をJAFさんに伝えてくれます。
本当に慌てていると車のナンバーすら思い出せないのでね。
雪じゃなくても、普通の事故の時にも役立ちます。
ただし、大雪の時はJAFさんだって動けないので、お守り程度に。
(日常的に運転する人は、入っとくといいよ。JAF)

車の機能をチェック4個

毎日乗っていても、私たちは意外と自分の車を知らない。
FF車ですかー?と聞かれて、自信を持って答えられるだろうか。
ということで
・駆動輪
・横滑り防止装置
・対物センサー
・牽引フックをかける金具
について、調べてみよう!
(小学校の宿題みたいだ)

タイヤが空転しちゃって動かないのがスタックですので、
動かすためには空転を止めねばなりません。
四駆とか4WDという車は全部のタイヤが車を動かす機構を持っているのですが、
街を走っている乗用車の多くは前輪2本か後輪2本のタイヤの力で動いています。
はまってしまった雪の穴から抜け出すには、
車を動かす方のタイヤの空転を止めなくてはなりません。
スタック車が道を塞いでいる場合、道ゆく親切なヒトはだいたい聞きます。
「えふえふー?」と
「はい」か「いいえ」で答えてください。

CMで「安全性能」とか「ブレーキサポート」とか謳われている
クルマをご使用の場合、
たぶんなんらかの横滑り防止システムが搭載されています。
タイヤがガーッと空転した時は自動制御がかかるのですが、
これが作動しているとまじでスタックからは抜け出せません。
「車がよろけているマーク」などのついたボタンが運転席側にあるので
探しておいて、いざとなったらぷちっと押して切りましょう。

バックモニターがついているような車には、
センサーがついていてピーピー鳴ると思います。
このセンサー、雪がついても鳴るし、
いざという時の焦りが倍速になるので
アラームの切り方も調べておくといいです。

牽引フックをかける金具については、
やっと牽引してくれる車が来て、いざひっぱったら錆びててポキ。
とかってなると、心が折れます。場が凍ります。
そんなコントみたいなこと‥‥と思いますが、あるんです。
あるんですよ。
普段から気にかけておくといいです。
どこにあるかすらわからなくて、ディーラーかけて聞いたら
「えっと、まずトランクあけてください。
 ジャッキとかが入っている工具の袋ありますか?
 その中に、楕円の取っ手がついた重い鉄のネジがあると思うんですが、
 ありますか?あ、それです。
 バンパーの右隅に、黒いフタがあるのでー、
 そこあけて、そのネジを取り付けてひっぱってください」
などと言われ、「なんて?」となることもあるそうです。
がんばれ。

天気予報でげんなりしたらやること5個

最近の天気予報は当たるのでね。
大雪と言われたら大雪なわけですよ。
テレビの人はわりと明るく、軽く言いますので、惑わされずに
げんなりしながら以下の準備を。
・ハラをくくる
・ガソリン入れる
・いらない荷物を出す
・しまえる(外せる)パーツをしまう
・雪対策グッズを積み込む

ハラがねぇ‥‥
くくれないんですよ。
降るなぁってわかってても、
ザンザン積もるのを目で見るまではぜんぜんくくれない。
くくりましょう。
天気予報は当たるのです。

給油はしといて困ることはないから。
とりあえず満タンにしておきましょう。
暖房だって燃料食うからね。
いつ帰れるかわかんないのにぐんぐん減るメーターほど心細いものはない。
あと大雪で幹線道路が止まると、一時的に供給がストップしたりするよ。

スタックした時に車体が軽い方が出やすいというのが主な理由ですが、
どハマりしている車を助けようとして、
工具とかスコップ取るのにトランクあけたらゴルフバッグがどんと乗ってて
やる気をなくした‥‥なんてことも聞きますのでね。
いらんもんは降ろしておきましょう。
ただ、FR車の場合はトランクが重い方が動くので、そこら辺はお車にあわせて。

アンテナとかサイドミラーはしまう、ワイパー立てる。
うっかり忘れた時に限って雪が降りませんか‥‥
ワタクシ今回、雪の中からクルマを掘り出したら、
ミラーをたたみ忘れていてヒッてなりました。

雪の時期は雪かき棒とスコップは標準装備と思っておいた方がよいですよ。
大雪になるとお店からきれいさっぱりと消えますので、確保確保。
あと軍手とビニール袋はあるといいかなぁ。
モバイルバッテリーかスマホの充電器も積んどこう。
何かあった時のスマホは生命線です。
スタックした時にタイヤに噛ませる古タオルと段ボールも積んどくと安心。
立ち往生に巻き込まれたことのある勢は毛布などを持ち込むと
言ってましたが、そこまでは‥‥どうなんでしょうね。
私は一応、登山用のエマージェンシーシートを車に入れました。
飲み物、食べ物を持つのと、お手洗いを済ませるのも大事です。
これは噂レベルの話なのですが、紙とマジック、予備鍵を入れておくと、
いざって時に車を離れやすいらしい。
車が動かないけど、お腹が痛くなったりして一時的に離れたい時、
電話番号をでっかく書いて、予備鍵を置いておくと
邪魔だったら動かしたりしてもらえるそうな。
確かにねと思うけど、そんなことをする機会はないことを願ってます。

そして、車がスタックしたら。覚えておくこと3個

何度やっても嫌なものですね。
車がスタックしたら、
・無理しない
・窓あける
・タイヤはまっすぐに
です。

腕に覚えがないならば、無理はしない。
これに尽きる。
基本にたちかえって、スタックしない一番のコツは、車に乗らないことです。
なんらかの事情があって、大雪にも関わらず運転してしまい、
スタックしてどうにもならなくなったら、
それはもうあきらめるしかありません。
ドゥウンと空転した時点である程度あきらめましょう。
車で出なきゃいけない理由があったんだからしかたない。
焦ってアクセルを踏み込んで、さらに穴をほじくったりするのは悪手です。
空回った時点で、何もせずにそこから抜けることは叶いません。
まずハザード焚いて深呼吸。
横滑り防止装置を切って、ちょっとバックしてみたりして、
タイヤがどっかに引っかかってくれないか、小刻みに動いてみましょう。
助けが呼べるところなら、道ゆく人にとっとと協力をお願いした方がいい。

人通りのある通りでスタックしていると、
けっこう早い段階で親切なヒトが助けに来てくれたりします。
事故防止のためスタックしたらすぐ音楽などは切って、
できれば左右両方の窓を開けましょう。
車慣れしている人の誘導があれば、案外すぐ出れたりします。大丈夫。
余談ですが、軽自動車のバンパーは雪に引っかかってけっこう落ちます。
音楽をガンガンにかけて、暖房を最大出力にしてたりすると、
落ちたバンパーを引きずってすごい音をたててても
運転手がぜんぜん気づいてない時があるので、雪道では音は小さめにね。

もうどうにもならない。
抜けない。
という時は左右にぐりぐりハンドルを切って足場を作ったしますが、
基本、タイヤはまっすぐじゃないと抜け出せない。
これだけは大事なことなので覚えておいてください。
前に行くにも後ろに下がるにも、タイヤはまっすぐに。
ちょっとハンドルを切りたくなってもぐっと我慢。
足回りに何かを噛ませる時も、タイヤをまっすぐにしてから。
(噛ませるものなんて何も積んでないよ!って時には
 その、足元の、フロアマットが使えます。裏返すとよいらしい)
マナーとしてはスタックで掘った穴はちゃんと埋めてから去るのが礼儀ですが、
先ほどスタックしたあなたは、またスタックする可能性が高いです。
協力してくれた親切なヒトがいる場合は
全力で感謝を叫んで、後ろを振り返らずにそのままの勢いで走り去りましょう。
あなたがまたスタックして道を封鎖しないこと。
それが協力してくれた親切なヒトみんなの願いです。

今年もたくさん押したなぁ‥‥
ああ雪よ、あまり一気に積もらないで‥‥

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