意欲があるかどうか


伯母さん(母の姉)は、今年で85歳になります。

今はどうかわかりませんが、少なくとも80歳くらいまでは

「小遣い稼ぎで少し働いている」

と母から聞いた事があります。

さらに

「〇〇さん(伯母さんのご主人様)も定年後も常に何かしらの仕事をしている」

と言っていました。

そんな子供であるいとこは、バブル期でもありましたが、良い会社に入社しています。

二人兄弟で、兄の方は会社を経営しています。


一方、我が家は、

父は、増改築のローン返済の為に渋々65歳まで働きました。

「近所の同年代の人は、みんな60で定年して遊んでいるのに、なんで自分だけ働かなくてはいけないんだ」

とよく怒っていました。

母は、子供が大学を卒業する頃には、専業主婦になりました。

体調不良が原因という事もありますが、元々、働く意欲はありません。

そのくせ、稼ぎの悪い夫に文句ばかり言っていました。

そんな夫婦の子供である私と弟は、フリーターでいる時期が長く、収入に恵まれていません。


本当に仕事が好きなのかは別として、いくつになっても、

「働きたい」

という意欲があれば<行動>しますから、お金に困る事はありません。

逆に言えば、働く意欲がなければ、当然、働かない分収入がないですから、お金に困ります。


以前に働いていた会社でも、

「金持ちなんだから、(定年後の)バイトなんかしなくてもいいじゃん」

と社員に言われている方がみえましたが

<裕福な家庭は、それなりの収入を得るだけ、働く意欲がある>

という傾向があるのでしょう。


当然、お金の使い方は、裕福な家庭と、貧乏な家庭では違います。

そして、お金の使い方や、お金に対する価値観は、当然、子供にも影響します。

もちろん、お金に対する言葉も、当然、子供にも影響します。

さらに、お金に困る家庭の子供たちは、お金に対するブロックや、本来なら不要な思い込みも沢山できます。


仕事に対する意識を変えると、少しは変化があるかもしれません。

もちろん、意識を変えたからといって、

「お金を受け取ってはいけない」

といったブロックがあると、なかなか変化はないかもしれませんが、

「親からの負の連鎖」

を断ち切りたいのであれば、仕事だけに限らず、意識を変える方が変化が出る可能性が高まるでしょう。


何にしても、やはり

「自分は変えられるが、人は変えられない」

のですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?