[2.8]Blender 2.80ショートカットキーチートシート(beta)
WindowsやmacOSでも「所定のキーを押すとコマンドが実行される」という「キーボードショートカット」があります。
・ Windows のキーボード ショートカット
・ Mac のキーボードショートカット
3DCGソフトにもキーボードショートカットはあって、Blenderはとりわけショートカットキーの多さで知られています。
(Blender 2.80 では画面からコマンドにアクセスしやすくなり、以前のバージョンと比べてショートカットが割り当てられている数は少なくなっています。)
多いので、よく使うショートカットキーを一枚のシートにまとめた「チートシート」を作っている方もいらっしゃいます。
・ Blender | Blenderチートシート・基本操作ショートカット一覧表(日本語)2.79対応
・ Blender | Blenderチートシート・基本操作ショートカット一覧表(日本語)2.80b+業界互換キーマップ版
・ Learn Blender with a poster infographic(2.78)
(5/8に呟かれてますね。)
こちらも2.80に寄せてきましたよ?
さて、先日"Industry Compatible" キーマップなる「業界互換キーマップ」がBlender 2.80に追加されました。(関連:T54963)
この流れはもうやるしかありませんね。
マニュアルの記載箇所(7/15追記)
2.80公式マニュアルに主なショートカットキーの一覧が記載されていますので参考まで。
・ Common Shortcuts
・ Default Keymap
・ Industry Compatible Keymap
チートシートのダウンロード
そう、作ってみましたよ、2.80beta対応のショートカットキーチートシート。Blenderのデフォルトキーマップと"Industry Compatible"キーマップ両方の。macOS 対応。(Win/Linuxの人は[Cmd]を[Ctrl]と読み替えるとだいたいok)
Blenderのデフォルトキーマップのチートシートを先に作成して、それをベースにIndustry Compatibleキーマップを作っています。ですので、項目が無い箇所もままありますのでご注意ください。また「本当によく使うキー」っていうのは使う人によって変わってくるので、ご自身のチートシートを作られたら良いと思います。
開発タスクのスレッド(T54963)では、Industory Compatibleキーマップが追加された以降もキーの割り当てについて色々な会話がされています。まだキーマップ確定では無いようで多少は変更があるものとして2つのチートシートを扱っていただければと思います。
元シートはこちら(ページ上では編集不可)
おまけ:ちょっとしたスクリプト
キーの割り当てとオペレーター関数の情報までを一覧で出せます。これだけだと何の役にも立たないですけどね。
import bpy
wm = bpy.context.window_manager
def get_operator(idname):
op = bpy.ops
for attr in idname.split("."):
op = getattr(op, attr)
return op
for kc in wm.keyconfigs:
print("[" + kc.name+"]")
for km in kc.keymaps:
print("("+ kc.name + ">" + km.name+")")
for ki in km.keymap_items:
s = ""
if hasattr(ki,'properties'):
if ki.properties != None:
if 'name' in ki.properties:
s="[Name]:"+ ki.properties['name']
doc = get_operator(ki.idname).__doc__.split('\n')
print(kc.name + "\t" + km.name + "\t" + doc[1] + "\t" +s + "\t" + ki.to_string() )
出力はこんな感じ。ちなみにキーマップはあらかじめ設定から読み込ませておきます。
blender user Console Copy selected text to clipboard ⌘ C
blender user Console Paste text from clipboard ⌘ V
blender user Console Move cursor position ^ Left Arrow
blender user Console Move cursor position ^ Right Arrow
終わりに
Blenderのショートカットキー、デフォルトの[G][S][R]等のコマンドについてはキーを押した瞬間にコマンド実行中になるのに比べて[W][E][R]で割り当てられているのは「コマンドのモード変更」なので、操作が一手多くなります。
なお、Industry Compatibleキーマップに切り替えて触ってみましたが、「何だろうこれ、歯が立たない」という感覚に襲われました :)
Blenderって難しかったんですね。