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Blenderサイトの歩き方2019

Blenderサイトの歩き方、と書いてますが、自分用リンクの貼り直しです。2017年くらいを境にサービス等がリニューアルしたり、サイトの役割が事実上変わったりしたものがいくつかあったため、それらも踏まえて更新しました。

2.80のリリースは7月に延びちゃいましたね。5月中旬までは画面の変更含む修正もあると言っているので、見切り発車的にリリースされた2.80用チュートリアルを積極的にお知らせするのもなあ、ということで2.80関連のいくつかは含めてません。

Blender.org

ここはBlenderの開発元・本拠地であり、Blenderの各種バイナリをダウンロードできるところでもありますね。

そうそう、Blender.orgからのダウンロードってお世辞にも早いとは言えないじゃないですか、その場合にWindows 10だけは少しだけ有利なお知らせがあります。Blender がなんと Mocrosoft Store でご購入できちゃう(0円)のです。今の所バージョンは公式リリースの2.79bとなっていますね。

あれですよね、会社とか学校だと blender.org ですら「変なサイト」っていう風に扱われてネットワークフィルタかけられててアクセスできないってことありますけど、OSをリリースしているところのストアですよ、心理的に随分安心じゃないですか。ということで御社導入の足がかりに。

あと、石油掘り当てるなどしてお金が余っている方は開発基金のメンバーになってあげるとBlenderの開発がいい感じに加速するのでオススメです。月額いくらという、Pixiv Fanbox や Patreon と同じ継続型の支援ができます。

他に支援をする方法としては、Blender e-shop でTシャツなどを購入する、 Blender Cloud のサブスクリプションメンバー(オープンムービーのリソースやチュートリアルにアクセスし放題)になる、スポンサーとなっている企業のサービスを使う(利益の一部が間接的に支援に)、などがありますね。

・ Blender Cloudのチュートリアル(コース)例: Speed Sculpting Workshop

 もちろん、「使って応援」、「みんなでワイワイやって応援」「Add-on書いて貢献」「チュートリアル書いて貢献」「パッチ投げる(オープンソースですね!!)」とかいろいろな形で参加できるプロジェクトなので、行動で示すのもアリです。

デモファイル

2.7x用のデモファイル、公式サイトからダウンロードできるってことあまり知られていないようなのでお知らせしておきますね。作例としてこういうものが作れますよ、的なことを確認できますね(おまけに自身の環境で操作できるかも)。

コミュニティ

Blenderは開発を行う Blender Foundation と コミュニティによって進化を続けています。使う側の人は「お客様」ではなく「Blenderというコミュニティに参加しているメンバー」と言われることがよくあります。昔は"BlenderHeads"、この最近は(近い意味で)"Blenderverse"とか言ってるとかいないとか。

「コミュニティ」って言ってもハッキリと定義されている風でもないのですが、グローバルなコミュニティやローカルなコミュニティ、SNSで形成されるクラスタ、等色々あります。

なお、コミュニティーページにあるローカルコミュニティのリンクは更新されていないものも混在していますので、新しいところは頑張って探しましょう。

Blender.Communityは「コミュニティハブ」的な役割のサイトとして数年前にできました。

Blender.Today - ニュースアグリゲーター
Right-Click Select - 機能の提案、要望
GraphicAll.org - カスタムビルド置き場
Blender.chat - Blenderコミュニティ用チャットサーバー

ソーシャルメディア

ソーシャルメディア(Twitter/Pinterest/Instagram)だと「ハッシュタグを元に使っていそうな人を探してフォロー」が妥当かもしれませんね。ちなみにBlenderのハッシュタグは #b3d

他にもFacebookとかDiscordとかありますがちょっと追いきれてません。各自調べていただければ。

SNSは個々に使い方が異なるので、その特性と自分に合ったところを使っていけばいいと思います。

・ Twitter - なんかワイワイしているので良い。
・ Pinterest - チュートリアル等サジェストしてくれるのが便利(上手く使えば)
・ Instagram - 画像に特化、作った画像を淡々と貼り付けて反応をもらうのに便利

世界中の人とBlenderで仲間になれるといいですね。

使い方・チュートリアル

機能について知りたい場合には、まずBlenderのユーザーリファレンスマニュアルを見ましょう。「Blenderわからん」とか言っている割に見られてなくて、マニュアル見たら即解決することもあるので侮れません。

・ [2.79] Blender Reference Manual
・ [2.80] Blender Reference Manual

なお、メニューから Help>Manual と選ぶとマニュアルページを(ブラウザで)開くようになっています。

とはいうものの、ユーザーリファレンスマニュアルは機能それぞれについては記載していますが、「どのように使う」「どの場面で使う」という説明は十分ではありません

そこで「チュートリアル」を活用する、ということになります。チュートリアルにも色々あって、というかありすぎて「どれを最初に見たらいいのかわからない」となると思います。

これに対しての答えとしては「とりあえず基本を押さえておこう」「落し穴にはまってもめげない」「気になったキーワードでチュートリアルがないか検索してみよう」「『中身の無い』チュートリアルを避ける嗅覚を身につけよう」くらいになるかと思います。少しずつ「自分のできること」の領域を広げていく感じ。

また、Blenderそのものの機能の多さもあって「これ見ておけば無敵」っていうものも存在しません。「全ての機能を知っている必要はないです」とかいっている人は、ちゃんとリファレンスひけるとか超絶ググるスキルを持っているかなので気にしなくていいです。「一回で覚えられないなら複数回見る」「一つで覚えられないなら他もあたる」っていうやつで。

とりあえず基本を押さえておこう

基本操作についてはこちらの Blender Fundamentals か Learn Blender Basics がまとまってて良いと思います。

「何か物体を作る」というのであればTutor4Uさんのチャンネルとかドーナツで有名なBlender Guruさんのチャンネルとか。

基本的な部分を覚えたらそれを補強する為に他のチュートリアルにチャレンジしてもいいでしょう。出来るだけシンプルなものを選びましょう。

落し穴にはまってもめげない

おそらくこの時点で色々な落とし穴に落ちていることでしょう。よくやりがちな失敗については記事になっていたり動画として公開してくれていたりします。

問題が起きたら自分で調べて解決、自力でできないときはコミュニティの力を借りる(ただし正解が出てくるとは限らない)ということで。

Twitterだと blender質問室 っていうハッシュタグ?

あーそうそう、「Blenderユーザー助け合い所」っていうのがFacebookのグループにあってですね、あまり宣伝する気は無いですけど適当に検索してきてください。


 

気になったキーワードでチュートリアルがないか検索してみよう

いや、ごめんなさい、「すぐに(適切な)キーワードが浮かぶ」っていうのは難しいですね。でも、「自分が思いつくことは誰かが既にやっている」ということ、Blenderだとテクニック等をシェアする人は多いので、「適切なキーワードで検索にヒットさせれば勝ちじゃね?」ってググる力鍛えれば良い気がしてきたような?

3DCG関連の検索をするときのコツについて

メッシュモデリングでたまに耳にする「トポロジー」。

ハードサーフェス」もモデリング手法としてよく聞きますね。

Precision」、精密なモデリング、とは?

リギング」。リギングとスキニングの違いは?

なお、新しいキーワードとか何かしらインスパイアされるものとかそういう情報についてはSNSとかニュースサイトとかから仕入れてくるのが現実的ですね。

『中身の無い』チュートリアルを避ける嗅覚を身につけよう

たくさんあるチュートリアル、特に動画では「チュートリアル」とは呼べない、中身の無いものが思ったよりもあります。説明が雑で、手順が省略されていたり、「何故それをするのか」というのが無かったり。

ではどのように判断すればいいか。まずは評判。こんな感じで記事に取り上げられていたり、ビデオチュートリアルだったら再生数が多いとか「声が良いと定評の」、とかもありますね。

それとは別に、チュートリアルを安定してリリースしている、というのも一つの判断基準になります。有料のコースを展開されているところもありますので力入っていらっしゃるのかな?

blenderっぽい機能を(2.79で)効率良くキャッチアップ、というのであれば CGC Weekly。

滅多に聞かれることはないですけど、「始めるときに何がいいですか」っていうのにはこちらにまとまっているのでこれを紹介して「あとはお好きに」ですね。

日本語のページだとリファレンス的なものをいくつか。

どうしてもページ記事は書いた時から時間が経つとBlenderのバージョンアップ等で微妙に操作の違いが出てくるのでそこら辺気をつけないと、ですね。

Tips系が好きな人もいらっしゃると思うので↓

気になったもの

整理してませんが、とりあえず貼り付けておきます。




リソース(HDRI画像、テクスチャ画像)


モデル、リファレンス









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