飛行機雲とか荒野を疾走する車の土煙とか、「軌跡を描く煙」ってありますよね。

Blenderにはその名もズバリの「Smoke Simulator」がビルトインで使える(他のソフトだとめっちゃ高いプラグイン買ったりしないといけないのに！)のですが、そこまでリアルを求めないとかトゥーン調のものだと別の方法を模索するようになると思います。

「いわゆる『板野サーカス』ってできないのかな」ってやつですね(違う)。

Blenderで Smoke Simulation 以外に煙的な表現を行うとしたら、

・ パーティクル(Haro)
・ パーティクル + メタボール
・ ディスプレイスモディファイア

という感じかなと思います。今回は「軌跡を描く煙」というのを表現するために、ディスプレイスモディファイアを使ってみました。

元の煙の形状は細長い直方体です。

これを後ろ方向に太らせます。Simple Deform モディファイアで。ちなみに右が前で左が後ろです。なお、事前にスムースシェーディングにしています。

次にカーブを用意しまして、それに添わせて直方体だったもを曲げてあげます。

表面に凸凹欲しいですねえ。ディスプレイスメントモディファイアー、ですか？

少し後ろの方の凸凹を抑えるためにウェイトをちょいちょいっと。

これにサブサーフかけて

シェーダーを変えます。

基本形はこんなところ。これをもとに色々ごにょごにょやって最終的なモディファイアスタックはこう。

ついでに煙の色も変えてみました。