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住まいについて思うあれこれ

実家を飛び出してだいぶたつ。

その間、仕事の都合だったり私事の都合だったりと引越しを数回経験しており、土地も気候も間取りも違うところに住んでいたわけで、
最近ふと、わかってきたこと。大切なこと。が見えてきた。
いつか本当の自分の家(持ち家という意味で)を持つ日がくるのならこれは忘れないでおいたほうがいいなと思えたことをまとめてみようと思い立ったのでここに記事で起こしてみました。

①気候
火の国と言われる場所に住んでいた時は、そこまで深刻に捉えていなかったけれど、そこから居を移してからしみじみと実感するのはその土地ごとの気候と自分自身の身体の調子の相性の良さというのがあるということ。
南国の沖縄だとか雪国の北海道とまで行くとまた極端で容易に想像できるだろうけれど、実際に住んだ火の国で痛感した。
私はその暑さが耐えられると思っていたけれど、身体はそうはいかなかったらくしく、本当に気候が肌に合わないというのはこういうことなんだなというくらい体調がいつだってなんだかそんなに良くはない。である。
そこに住んでいたときは年齢やなんだといろんな要因があるから、一概に住んでいる場所の気候が合わないだけだとは全く思っていなかった。ただ、ちょっと暑さがキツイなとはよく思っていた程度で…その後がらりと変わって北へぐんと移動して住んでみると、そのよくわからん不調というのがなくなった。もう元気なのである。びっくり。
そして思ったのが、自分自身の身体にあう気候ってあるんだなっと。
今後終の棲家を最後見極めるときは、いかに心も体も元気でいるためには気候だって気にかけないとだめだなとつくづく感じている。

②南向きの部屋
独り暮らしの時、ほとんど仕事で家を空けているから、正直に南向きの部屋になんてこだわらなかった。ものによっては西向きというだけで南向きの部屋より若干家賃が安いなんてこともあるからむしろ西向きでいいやくらい。
コロナの流行に伴い在宅時間が以前よりぐんと多くなったことで、その西向きの部屋だってなんとも思わない。という理論が覆された。
日中よくいる部屋が南向きだとなんと快適か。温かく、日差しも明るくそれだけで気持ちが上向く。
老後、よくいる部屋はちゃんと南向きの部屋になるようにしないといけないな。なんてしみじみ思った。

③大きな道路から一本中に入る
実家はうんと田舎で山の中なので考えたこともなかったけれど、一度大きな通りに面したマンションに住んだことがある。単純な立地(利便性)はいいのだけれど、とにかく夜がしんどかった。交通量がしっかりある道路なので、夜中の救急車にパトカーは日常茶飯事だし、夜中のダンプカーや車の流れる音がずいぶん耳を苛ませた。引っ越したばかりはそれで不眠になった。とはいえ一年くらいで慣れてしまった。
ここで慣れるならいいじゃんと思うかもしれない。私もそう思っていた。
しかし、その後の引越し先は大きな通りから一本中に入った場所のアパートだった。たった一本道が違うだけで、夜は静かで驚くほど安らかな気持ちで夜の時間を楽しめるようになった。もちろん寝つきもぐんとよくなった。
夜が静かって贅沢なのよ。

④水道光熱費
住んでみてから実感する水道光熱費。ここが魅力的だから絶対この土地で暮らし始めた。という経験はないので、リサーチしようがどうしようもないのだけど、どんなに住む場所のあらゆる面が素晴らしくても、水道光熱費がぐんと高めだと、なかなか財布へのダメージがデカい。と言っておく。
本当に。
最安値じゃないと…というほど考えなきゃいけないってわけではないけれど、許容範囲の線引き感覚はきちんともっていた方がいいよなぁと。本当に地域によってけっこうがくんと差が出るの。

⑤1階の何がだめなのか
じつはマンションやアパートで1階に住んだことがない。明確に避けてきた。もちろん、現在進行形で創意工夫は向上しているので1階ゆえの悩みというのは新しい物件ほど少ないのかもしれない。しかし、防犯面に湿気面からどうしても1階は外しておきたい。
※建物のつくりにももちろん左右される。その土地の気候にも。でも1階の湿気は2階以上の比ではない…というのを知人の部屋をみて私は戦慄した記憶がいまだにぬぐいきれない…。

⑥備え付けの収納
どんなに間取りが広々としていても、備え付けの収納(棚にクローゼット)によって、たちまち素敵な間取りもダメになる。もちろん手出しでこっちが購入しなければならない家具も増え、手間にお金に重なっていく。だから備え付けの収納は絶対あったほうがいい。断言する。
ちなみに部屋の専有面積がほぼ同じで、ひとつは4部屋収納少なめ。もうひとつは3部屋収納しっかり。を経験しているけれど、圧倒的に3部屋収納しっかりのほうが、物がすべて収納に収まっているので広く感じられるし快適だった。4部屋の方も決して全く収納がないわけではないけれど結局物を収納に入れられない分は、棚を買って設置するので圧迫感もあるし、それなりに煩雑さを感じさせる。収納ってありがたい。


つづく→

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