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はじめまして、歌劇の街・宝塚! @saayoo345

おはようございます。

好きな映画は『Burlesque』と『ハイスクール・ミュージカル』。一度好きになると毎日見ても飽きないタイプです。(ちょっと見たい時は好きな部分だけ抜粋)

いわゆるミュージカルというものは好きな方で、ニューヨーク・ブロードウェイに初めて行った時には、『ライオンキング』あまりにも生き生きと草の役をやる人の顔を見て、号泣したくらいです。(その場に立てることがどれくらい大変なのか、その役を120%完遂しようとする姿に涙)

そんな私ですが、宝塚歌劇団はここラブソルに入ってからほぼ初めまして。母が昔好きだったこともあり、小さな頃に宝塚まで連れていってもらったことがあるそうですがほとんど記憶がありませんでした。

ラブソル設立のきっかけとなった宝塚歌劇団。ファンの心をここまで捉え続ける理由は何なのか!

(だって会社やめて会社立ち上げちゃうくらい)

東京羽田から伊丹空港へ、瞬きをしていたら到着。(意:寝てた)

空港からタクシーで20分かからずで歌劇の街、宝塚につきました。

宝塚ファンがこぞって集まるというSARAHというティーハウス。

ここでモーニングを食べ、観劇に向けてお腹を満たします。

じゅってするシナモントースト!
これを食べねばらしいのですが美味しかった!レモンかけて食べるのです!

周りはこの店に通い慣れたであろうお客様がたくさん。友達とお話をする人、一人でゆっくりと紅茶を飲みながら、何やら熱心に読み込んでいる人。この街の日常を、ここから感じはじめました。

「花のみち」と呼ばれる駅から宝塚劇場までの道を通り、いざ劇場へ。

ちなみにこの花の道、両脇の道路よりも少し高くなっているため、宝塚の生徒さんたちは通れないのだとか。脇の道をお客様や上級生が歩いていたら、上から見下ろす形になってしまうから。

どこを歩いても「ここはね…」と説明してくれる2人。会社員時代、多い時には舞台をやっている1ヶ月間、休日の全て(金夜出発〜日夜帰宅)をこの街で過ごすという日々だったのだそう。思い出はひとしおのようです。

今回見たのは、花組さんの舞台。退団公演と呼ばれる公演だったようで、現男役トップの方はこの舞台で引退されるのだそう。平日の昼間に、この人の多さよ。

この日初めてぽっと行った私にはわからないこれまでの劇団としてのストーリー、ファンの方一人ひとりにとっての思い出、色々な愛情でそれぞれの心が埋め尽くされているのでしょう。

舞台中盤から、周りがめっちゃ泣いてる…!

「ここまで、私何かを好きになったことあるかしら…?」と困惑するほどの風景でもありました。

今回は11月に控えているお仕事のために行ったので、観劇中はその全てを覚える勢いでオペラグラスを覗いていました。多分、その熱心さははたから見ればファンっぽかったとは思いますが…。

気持ちがぎゅっと集まっているのに、それが歓声として声には出ない。(いや、そりゃ観劇してるからそうなんだけども)こう…ぎゅーっと…とにかく初めて経験する空気でした。

舞台終演後。ガランとした入り口。(周りのカフェなどには人がたくさんいます)

ここにはここの文化があって、誰が大声を出してその場を仕切るでもなく、その文化が引き継がれ守られている。

大勢が一気に集まり、舞台を味わい尽くして終わったらズルズルと余韻でとどまる訳でもなくパッと解散。

これは、すごいのでは。

そもそも考えてみれば、ファンの方々はそれぞれにとってかけられるお金や時間を使って応援しているのです。

最近よく耳にする「可処分精神」を取られているなんてもんじゃない。

しかもこれが阪急電鉄の一部門であり、阪急阪神東宝グループのエンターテイメント・コミュニケーション事業が運営しているというのだから驚きです。

エンターテイメントが先ではなくて、鉄道会社が人をその沿線に呼び込むためのコミュニケーションづくりの一貫とは…!

・選ばれるストーリーを作りたい
・根強いファンを作りたい

今、あらゆる企業がこぞってやりたいと思っていることではないですか。

知らない新しい世界に触れるというのはめちゃめちゃ面白いですが、今回も勉強になりそうです。

この初めましての感覚を持ちつつ、これからこの世界を学んでいこうと思います。

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LABOUSSOLE

プランナー / コピーライター
柴田佐世子

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