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それぞれの環境での楽しみ方がある、田舎へ帰省した24時間で感じたこと @usaayu0604

北海道在住、ラブソルではフルリモートでコミュニティに関するお仕事を担当している宇佐見です。3歳の娘と暮らすワーママでもあります。

先日お盆に合わせて、娘と2人で実家に一泊の帰省をしました。1年ぶりの地元です。
実家も道内なのですが、車で片道3時間! 北海道は広いですよね。

帰省するにあたって、心配なことがありました。

それは、携帯電話の電波が悪いこと! 

インターネット社会においては、致命的だと思うんです。私はオンラインで仕事をしているので、Wi-Fiやテザリングを活用しています。それができない環境に行くのは、仕事がお休みの日であってもなんとなく勇気がいることでした。

インターネットだけではなく、田舎にはなんとなく不便さを感じていて帰省するのを迷っていました。しかし、行ってみると、普段と違う環境だからこそ感じるものがありました

そこにはそこの暮らしがある

私の地元は小さな港町です。24時間営業しているコンビニはなく、外では蝉が元気に鳴いている。風と共に、ほんのりと海の香りが感じられる場所です。
過ごした時間よりも、地元を離れてからの時間の方が長くなってきました。

実家で暮らす両親は2人とも70歳を越えていて、携帯電話は「らくらくフォン。」インターネットは使ったことがなく、電波が悪くて困ることもありません。

私はというと、実家に到着するやいなやスマホの電波状況を見ては、「5Gなのに電波が1本しかないなんて…」と普段とのギャップを感じていました。

それでも、電波がないならないなりに過ごせるんですよね。

娘と一緒に散歩に出てみると、空き家が増え、さらには建物がなくなり空き地になっているところもありました。変わらないところもあるけれど、なんだかちょっと寂しいな…と感じながら、通学路だった道を途中まで歩きました。

家に戻り、「なんか空き家も多いし、家もなくなってるね」と話すと、「そりゃあそうだよ」と笑いながら母は話します。家の両隣も空き地になってしまい、実家は周りから丸見え。
「キッチンから全部見えちゃうんだよね! それでも、それなりに暮らしてくんだよ」とさらに母は明るく言っていました。

いつもは離れて住んでいて、なんとなく状況は聞いているけど、私の思うことなんて関係なくて、ここには両親の暮らしがちゃんとあるんだなと感じました。私の物差しで、不便だと決めつけていたんだなと思いました。

なんでもあることだけが良いことではないんだと思う

実家の近所には小さな商店があります。私も小さな頃は一人でおつかいに行ったり、頻繁に利用していました。

父が娘に「じじと一緒にお店屋さん行こうか」と声をかけ、2人で出かけて行きました。おやつを買って帰ってきたのですが、父は「なんもないんだ」と曇った表情でお店の品数が少ないことを話していました。

娘の方に目をやると、「なにもない」と言っていた父とは違い、おやつを買ってもらい嬉しそうな顔で「楽しかった」と教えてくれました。お店の人におまけもしてもらったそうです。

いつもコンビニやスーパーがすぐそばにあって、なんでも買いに行ける娘の目には、町の小さな商店はどう映ったんだんだろう。娘は、小さなお店屋さんに行く楽しさを感じられたのかな。

その土地での暮らしや人に触れることは、私にも娘にも良い経験になるのだと思います。どう過ごして行こうか、何をしようか? 今あるものと、そこにないものを比べるだけではなく、そこでできることに目を向けること。

これは、仕事の中で培われてきた考え方だと思います。
代表のゆかさんは、仕事でも遊びでも、今見えていることから色んな感覚を駆使して情報やアイデアを掴んでいます。「気づきがないことなんてないんだよ! アイスコーヒーの一杯でも、そこには気づきがあるんだよ」と以前、話してくれたのを覚えています。

その町にはその町の暮らしがあって、知ることって大切だと感じました。

地元から離れて暮らすようになってから、なんとなく寂しい町だなとか、不便だなと敬遠していたところがあります。
しかし、どんなところからも気づきは得られる! と言うマインドを持って行ってみたら、今までとは違った視点で過ごすことができ、また行ってみようかなという気持ちになりました。
不便だと感じていたことも、自分の見方次第で色んな気づきにしていけることを楽しく感じています。

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うさあゆ▶︎SNS...Twitter

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