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フィードバックをしているようで、一緒に迷子になってない? 大切なのはゴールを共有すること @usaayu0604

日々の仕事の中で、メンバーに業務内容についてのフィードバックを行う場面があると思います。デザインや原稿、接客など、仕事によってその内容も様々です。

弊社ラブソルでも、毎日デザインやWEB記事の原稿に関するフィードバックなど、活発に行われています

リモートで業務に当たっているメンバーもいるので、フィードバックは主に社内のメッセージグループで行われています。そのやりとりは、時にものすごいメッセージの数になることもあるんです。
ちょっと見ない間に、「未読50件」になっていたり…!

より良い業務を行うために、欠かすことのできないフィードバック。実際にやってみると、上手くいくことばかりではありませんでした。

「あれ? フィードバックをしているはずなのに、一緒に迷子になっているかもしれない…。」
私がフィードバックをしている時に、感じたことです。

1つのSNS投稿文に対して、何度も同じやりとりを繰り返していました。
実は、「ゴールを共有する」ということができていなかったのです。

ラブソルでコミュニティ周りの業務を担当しているうさあゆが、フィードバックをする側になって気がついた、ゴールを共有することの大切さについて書いていきます。

ゴール共有なきフィードバックは、ただ一緒に迷子になるだけ

この春から、評論家の宇野常寛さんが主宰する私塾「PLANETS CLUB」コミュニティの運営を担当することになりました。
私は、リーダーとして業務に当たっています。

これまではメンバーとしてフィードバックを受ける側だった私が、一つのプロジェクトを任されることとになり、フィードバックをする側になる場面が増えてきました。

こんな場面がありました。
担当しているコミュニティで使用する、Twitterの投稿文についてフィードバックをしている時です。

「確認お願いします! 」と提出された投稿文にコメントを返す。再度、「修正しました! 」と提出をもらうのですが、このやりとりが何度も続く。
Twitter投稿で使用する140文字の投稿文は、いつまでも完成しないのです。

「あれ? フィードバックしているけど、どうすることがゴールなんだっけ…。」
「この表現がいいかな? でも、内容はこうかな? 」
と私も迷っていました。

たった140文字のはずなのに、1つの投稿文が完成するまでに、何度もラリーをする。そしてそれは、別のテキストでも同じことが起きるのです。
当然、時間がかかります。ラリーを減らしていきたいのに、全然減らないし完成しない…。焦っていました。

すると、やりとりを見ていた代表の由香さんから「はじめに誰に向けてのテキストなのか、何を目的としているのか共有してるかな? 」と声をかけられ、ハッとしました。

そういえば、Twitterの投稿文を作って欲しいと依頼したけれど、それ以上の情報共有をしていない。
今のタイミングなら、きっと対象はこんな人になってくるから、こんな感じで作るかな? と、私の頭の中でだけ想像していました。結果、お互いゴールを共有できないまま、迷子になっていたのです。

そもそもゴールが決まっていないと、フィードバックはできないのです。方向性を共有し、軌道修正するためには、ゴールに合わせた修正が必要なのだと気がつきました。

そもそもフィードバックとはどんなことなのか、再確認してみた

フィードバックとはどんなことなのか、定義してみました。
「客観的な視点でアドバイスをすることで、成長を促すこと」
「相手の行動に対して改善点や評価を伝え、軌道修正をうながすこと」

普段から仕事の中でフィードバックをしている人にとっては、ごくごく当たり前のことかと思います。

私も伝えるときには、そうしているつもりだったのです。
しかし、伝えながら自分も迷い、軌道修正ができていないこともしばしば。ゴールを共有できていないことだけではなく、自分が迷っていることに気がついていませんでした。

私がこれまでにフィードバックを受けてきた場面を思い返してみると、由香さんは、必ず方向性の確認をしてくれていました。

例えば、原稿のフィードバックでは、まずは何を伝えたいのかを聞いてくれました。その上で、「このことを伝えたいのなら、具体的なエピソードを入れた方がいいよ。」「内容をこのことに絞って書こう」など、具体的な修正点を伝えてくれます。

「こんなことで困っている」と私が伝えると、ゴールを共有した上で、ここをもう少し変えてみたらどうか? 文章を追加してはどうか? などと説明をしてくれました。

フィードバックを受けたあとは、やるべきことが明確になっており、ゴールを目指して取り組むことができていました。
フィードバックをする側が、受ける側が見失っているゴールを指し示してくれたり、そもそも定まっていない時には、ゴールがどこかを一緒に考えてくれていたのだと気がつきました。

フィードバックをする側になった私は、ゴールを共有していないのにゴールがあると思いこんでいたり、相手がゴールを見つけてくれると思っていたかもしれません。

ラブソルの先輩方が私にゴールを示してくれたり、一緒に見つけてくれたように、私もチームのメンバーとコミュニケーションをとっていきたい。
そして、もう一緒になって迷うことがないように、ゴールを共有していこうと思います。

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うさあゆ▶︎SNS...Twitter

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