30代、知ったかぶるには早すぎる @saayoo345
これまでわたしは、知らない世界を知るために本を読んでいました。
でもそれはあくまで紙の中のこと、そこから自分の頭で想像する範囲でしか受け取ることができません。
「世間は狭いよね」なんて言葉あるけど、世間が狭いんじゃない。お前がいる世界が狭いんだよ。
自分の世界はとってもちっぽけで、そのまま時がすぎていくことが怖くて、オンラインサロンに入ってみたり、一生懸命旅に出たりしていました。
何が怖いかって、小さな世界にいることに気がつかず「こんなもんだよね」と知ったかぶってしまう自分が怖い。
しかし、知ったかぶってほどほどにテリトリー内で生きた方が時には楽なのではないかとも思ったりもします。
わたしの今の毎日は、今日はウェブサイトのデザインをし、明日はアパレルの仕事をして明後日はビジネスパーソンに取材をして。それが落ち着いたら動画を作って、ノベルティを作るために業者を探して、見積もりと製品クオリティを比較検討する。
あっちゃこっちゃ飛ぶ思考を整えて考える時間が必要で、いっぱいいっぱい考えて、アドバイスをもらってなんとか一日ずつ終えているような感覚。気持ちばかりが焦ってしまって、それにまた焦る。
もともと同じような仕事の仕方をしてきましたが、ラブソルに入ってからさらに加速(笑)。「いつになっても落ち着かない自分」に、いよいよもうそんなサガなんだからしょうがないのでは、と諦めるようになってきました。
仕方ない。世界は広いんだもん。
どれだけ新しいものを見続けてもどんどん湧き出る知らない世界に時には溺れそうになりますが、結局見て知ってよかったと思うのだから、諦める。
なんでそんな風に思ったかというと、オンラインサロンのプロジェクトで昨晩参加したこちらのイベントがきっかけでした。
アーティストを突如引退、今はニートだと話しつつ新しいことをはじめ続けるたなかさん(突然ホストにもチャレンジ)と、ホスト業界をイメージチェンジを図る一条ヒカルさんの対談。
地位を確立したと言ってもいいたなかさんがなぜそれを捨てて新しいことをはじめるのか、他業種へのチャレンジは怖くないか?という話の流れで、
「破壊したくなる性格なんですかね」
「一つのことを極めようという目標はあまり持たないタイプなので」
そんな風に話していたことがすっと入ってきたのです。
色々なことをやりすぎて、何のプロにもなれていないと感じることもあるけれど、一方で「いつもの仕事」みたいなものを日々壊していかないと、何も作れないんじゃないかと不安になる。
慣れるといい仕事って出来なくなる気がしてしまうのです。緩やかに落ちていく感じがして、どうにも。
そう思うから、多分わたしは今日もバラッバラな業務内容に頭から煙を出しながら一個一個どうにか終わらせていくのだと思います。
毎日違うことをするのは、正直しんどい。新しいことを取り入れるのは労力がかかる。ひたすらパソコンの前で作業をしていれば、難無く終わるのかもしれない。気力はあっても動けば動くほど、体は疲れる。
でも、ちょっとでもいつもと違う世界を見たい。
仕方ないです。そんなサガです。(多分ラブソル全員)(いや、わたしより代表2人が特に)
知ったかぶりしている暇など、ないのです。
長々と書きましたが、偉そうに話しましたが、新しいことはやっぱり怖いです。でもきっと、今日の夜飲むハイボールは美味しい。そう思って挑みます。
本日、8/22(木)19:00~ 代官山蔦屋書店にて、モデレーターに初挑戦します。
当日参加もOKです。情熱を体感しにきてください。
(大胆な告知、失礼しました)
***************
LABOUSSOLE
プランナー / コピーライター
柴田佐世子
***************
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?