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愛したら、とことんやります @yuka_lab12

8月もあと10日ということに、信じられない思いがしています。
日本も熱帯になったか…というくらい暑い日が続いていましたが、近頃はなんとなく吹く風に秋の気配を感じます。季節はちゃんと移り変わって行くのですねぇ。

日々があっという間に過ぎて行くように感じる一方で、毎週メンバーで定例ミーティングを行なっているので、しっかり捉えている感覚もあります。

ミーティングでは、今抱えている案件を確認し合うとともに、これからどんなことをやっていきたいかについてもよく話します。私は昨日、先日自分のTwitterのタイムラインに流れてきて気になった件についてシェアしました。

「クリエイティブの力で世の中の問題を突破するコピーライター兼アートディレクター」古島さんのつぶやき。フォローしている方のリツイートのおかげで知ることができました。

新規に開院した病院のブランディングをされたお話。このツイートにぶら下がっているロゴや紙モノのデザインを含めて、「この町のかかりつけ」というコンセプトを一貫してクリエイティブで表現されています。

写真を拝見するだけでも、もう飛び込んでくる情報のすべてが安心感だとか包容力に満ちています。近所にできたら、嬉しいよなーって思うのです。

先日、左手首が関節炎を起こしまして…慌ててオフィスのある恵比寿で、整形外科を探すことになりました。大きな街ですから、確かにいくつかありますし、今時みんなちゃんとWebサイトも持っています。
情報は検索すれば、手に入る。けれど、そこから「選ぶ」段になると途端に困るのです。それは「決め手」がないから。

急いでかかりたい時は、「診療時間が合うこと」「遠くないこと」などの条件で絞り込むけれど、それ以上となると、一体何を基準に決めていいのか選ぶ側もわからないんですよね。
だって、「良い整形外科の基準」って何なんでしょう? 素人にはわからない、判別しようがないのです。

確かにサイトにも書かれていたのですが、完全予約制のため本当に待ち時間がなくて待合室には常に一人ずつしかいない状態でした。おかげでサクサクと診察が進みます。先生も、とてもゆったりと診てくださったので安心できました。
ここにして良かったなぁと思えたので、ホッとしたのですが、これ、たまたまなんですよね。

例えば上記のように、「この町のかかりつけ」というコンセプトがあって、それがしっかり伝わってくるようなサイトだったり外観だったりしたら。
かかりつけなんだから、何か不調を感じた時、何科にかかればいいんだ? と迷う暇があったらあそこに相談したらいいと思えるかもしれない。
内科は他にもあるけれど、イラストから伝わってくる先生の思いを見たら、明確な基準を持たない患者側としたら、それは受診の決め手となり得る。

意外とちゃんと伝えないといけない部分って、「思い」の部分なのですよね。最新の機器があることとか、大病院と連携していることとか、そういうことは、ちょっとした不調を抱えてなんとか楽になりたい、と考えている時にはあまり決め手にならないんだな、と。

ラブソルも、サイト制作を行なっています。メインとしてやっている訳ではないので、まったく知らない方からの依頼ってあまりなくて、大抵は知人とか知人からの紹介です。
すべて一から作るので、ヒアリングはとても大変です。サイトを作る時、どんなデザインで、どんな機能を持たせて、と初めから頭にしっかりあるクライアントさんなんていませんから。

サイト制作で過去ツイートを検索したら、ご飯食べてることが多くてびっくり…。まぁでも、それくらいじっくりお話を伺わないとサイトなんて作れないとも思っています。

実は、サイトを作る時、Webサイトだけ作って終わりだとあまり弊社の良さが出ないな、と思っています。
なぜ、それをしたいのかからじっくり聞いていくので、かなり魂すり合わせますからね。できたら、ロゴだったり名刺やショップカードだったり、そもそもどんな風に発信していくかまで伴走できるのが理想的だな、と思っています。

ラブソルにはそれができる人材が、協力パートナー含め揃っているから。
一気通貫してクリエイティブと発信を担当できる時、一番力が発揮できている気がするのです。

友人が、東京大学近くの本郷三丁目にご夫婦でオープンさせたあたたかいフレンチのお店「プティット・メゾン・ド・アリー」では、まさにそんな風にお仕事させていただきました。

実は、今日でオープンからちょうど一ヶ月!
お二人の愛情たっぷり詰まったお店は、すでに繁盛店です。平日も休日も、ランチタイムは外で並ぶ人がいるほど。夜も予約がたくさん入っていて、この間予約をお願いしたら、カウンターがギリギリ空いているという状態でした。

ご近所の方が気軽に利用してくださっているようなのですが、多くの方に「サイトを見て…」とおっしゃっていただけているようです。嬉しい!
近所に新しく可愛らしいお店ができたら、確かに私も名前で検索してみるかも。その時に、きちんとサイトがあって、店主の思いがわかるような状態だったら「行ってみよう!」と思う率も上がりそう…。

ちなみに、私のこのつぶやきがご近所の方に届いたようで、「このお店で砂肝の概念が変わるって見たので、食べに来ました」と言われた方がいたそうです。一体どうやってご近所の方に届いたのか、びっくり…!
ちゃんとお帰りの際には、「概念、変わりました」とお話されていたそう(笑)

ブログを更新することや、ツイッター、インスタで最新の情報を出していくことなど、少しだけアドバイスさせてもらいました。
とはいえ、ラブソルもそうなのですが、アリーのお店もご夫婦二人でやっています。発信って大事だけれど、どうしても負荷が大きくて、後回しになりがちなものでもあるのです。
私たちも散々トライして、挫折してきたことだからそれはよくわかるのです。

だからこそ、そもそもブログのページをなるべく書きやすくなるように工夫しています。書いていてテンションが上がるようにもしています。まさにこの「note」さんの書きやすさを真似させてもらっているところもあります。

また、発信の負担を下げるような技術もお伝えしています。無理なく、楽しくできないと、一番大切な「継続」ができないので…。

時には、私たちが直接発信していくこともします。「羅針盤のつくり方」という弊社メディアで取材して記事を公開したり、先ほど貼ったツイートのように私たち自身が利用して発信したり。
サイト制作を引き受けるのは、私たちが心から愛せるサービスだけだからこそできるんですけど。

もうね、私たち愛しちゃったらとことん! なのです。
だからこそ、クライアントさんに心から信頼されるようでないとですね。すべてお任せしますって、それは丸投げじゃなくて、一緒に走ってくれるようになるために。

こんな仕事をこれからもたくさんしていきたいなーと、ミーティングでは3人でしみじみ語り合ったのでした。

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LA BOUSSOLE
代表 柴山 由香 Note / Twitter


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