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2018オーストリアGPまとめ その1 ドゥカティ&ホンダ[ 2018年8月18日 発行 Vol. 199 ]

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●オーストリアGPこぼれ話
・ドゥカティ3連勝
・ドゥカティ1列目
・ロレンソ父、KTM社長に反論
・KTM、やや尊大な野望
・ミザノテストのせいでトラック運転手をさらに雇用
・メキシコGP開催の行方は?
・アンヘル・ニエトチームがモト2参戦、電動バイクはテロール
・ルーティ、モト2降格

【2018オーストリアGPまとめ その1 ドゥカティ&ホンダ】
●オーストリア決勝戦を左右した4つの鍵

●ホルヘ・ロレンソ
・寿命が縮まった
・ポル・フエラ復活
・苦手な第3コーナーを克服しての勝利
・ビデオでイメージトレーニング
・タイヤ泣き笑い
・ここ6戦の獲得ポイントはトップだが…
・エルゴノミクス問題が惜しかった…
・ホンダ移籍は株取引のようなもの…
・マルケス「ホンダは実に良い契約をしてくれた」
・クラッチロー「ロレンソはホンダ機に乗ったらショックだろう」

●アンドレア・ドヴィツィオーゾ
・イアンノーネに負けた時と同じぐらいがっかり
・なぜロレンソを抜けなかったのか?
・ロレンソと戦うとは思ってなかった
・シルヴァーストンでドゥカティは模範機になるかも

●マルク・マルケス
・予選もレースも好調
・一騎打ちの相手はドヴィだと思っていた

●ダニ・ペドロサ
・完全に集中力を欠いている…
・将来については…

【イタたわGPまくら話】

皆さん、こんにちは。
先日、コントラーダ(町内会)主催の食フェスに行ってきた管理人のラ・キリコです。

私が住んでいる町の、各コントラーダ(町内会)が屋台村を出し合ってたんですが…
本格派ステーキからB級グルメまで様々な屋台が出てまして…
今回は、B級グルメの『フライ盛り合わせ』を頂いてまいりました。
(あぁぁ、そうか…だから、なかなか痩せないのか…)
こちらです。

え~とですねぇ…
オリーベ・アスコラーネ(オリーブの肉詰め)が3種類、フライドポテト、ミニコロッケ、チキンフライ、オニオンリング、パプリカのフライ、カスタードクリームのフライ、ミニトマトピッツァの素揚げがそれぞれ3~4つずつ入って、12ユーロでした(約1500円)。
とにかく、ボリュームが凄かったです。ビールを飲みながら2人で食べて、これだけで夕食が完了しましたから。

珍しかったのは、黒トリュフのオリーベ・アスコラーネ(オリーブの肉詰め)ですかねぇ。
ただ、見た目のインパクトが強いだけで、味は普通でした。

ちなみに、管理人が一番美味しいと思ったのは、ポルチーニ茸入りのオリーベ・アスコラーネ(オリーブの肉詰め)でした。
もともとポルチーニ茸が好きなんですよねぇ。

あと、ミニコロッケはあっさりしすぎかな。
日本のコロッケみたいにマヨネーズやらソースやらの隠し味は一切なくて、茹でたジャガイモを潰しただけって感じ。

でもね、どれも揚げたてで、夏の夕方、野外で冷たいビールを飲みながら頂くには最高でした!

おっと、恒例のモトGPこぼれ話でしたね、はいはい。
今回は『オーストリアGPこぼれ話』です。
んでは、どうぞ。

オーストリアGPこぼれ話

・ドゥカティ3連勝
今回のオーストリア戦で、ホルヘ・ロレンソはドゥカティ機で今シリーズ3勝目をあげた(1回目ムジェッロ、2回目バルセロナ)。
なお、ドゥカティは今回のロレンソ優勝で、オーストリア3年連勝を決めた(2016年イアンノーネ、2017年ドヴィツィオーゾ、2018年ロレンソ)。
同じトラックで3名のライダーにより3年連勝を決めたメーカーと言えばヤマハぐらいで、カタール開幕戦の2015年ロッシ、2016年ロレンソ、2017年ヴィニャーレスだった。

・ドゥカティ1列目
ドゥカティファクトリー両選手が1列目を獲得するのは今シーズンこれで2回目で、1回目はバルセロナ(ロレンソ首位、ドヴィ3位)、そして今回である(ドヴィ2位、ロレンソ3位)。

・ロレンソ父、KTM社長に反論
2016年にドゥカティがロレンソ選手を1年1200万ユーロ(約15億円)で契約した際、KTMのステファン・ピエラ氏(CEO)が次にように批判した。

「雨を恐がるようなライダーに、なんでまたそんな大金を積んだのか…」

8月10日(金)、ウェットコンディションだったFPセッションでロレンソ選手が4位になった際、ロレンソ父のチコ氏がピエラCEOに向けて次のようなTweetを掲載した。

《誰か言ってやってくれ…ウェットで遅くなるようなライダーに1200万ユーロも払うドゥカティは賢くないと言っていた馬鹿野郎に、今でもそう思ってるのかって。それとも、謝罪する程度の常識はあるのかって。》

(ブログ関連記事:ロレンソ、KTM社長に批判され反論:2016シルバーストンGP

・KTM、やや尊大な野望
KTMのステファン・ピエラ氏(CEO)が某会見で、次のように話した。

「ダカール優勝までに6年かかり、スーパークラス優勝は11年かかったが、とにかく、うちは成し遂げたわけです。
モトGPでもできると思ってますよ。何年かかろうが、いくらかかろうが構いやしませんよ。」

また、この際、ピエラCEOはミカ・カリオテストライダー負傷により、今後はテストライダーを2名配備すると発表した。
候補者にはダニ・ペドロサの他にブラッドリー・スミスの名前もあがっている。
(ブログ関連記事:ランディ・ド・プニエ、KTMモトGPテストライダー決定

・ミザノテストのせいでトラック運転手をさらに雇用
8月19日(日)のミザノテストには多数の選手が参加し、9月の同GPに向けての準備を行う予定だ。
同テスト後、各チームは次戦のためシルヴァーストンに向かうこととなるが、各トラックは21日(火)夜にはイギリスに到着していなければならない。
このため、大半のチームはトラック1台につきドライバーをさらに2名雇わなければならなくなった。法律で定められている運転時間を遵守しつつ、規定の時間通りにパドック入りするためだ。
テスト開催の計画を立てる際は、こうしたロジスティクス面にも配慮する必要があるだろう。

・メキシコGP開催の行方は?
現在、2019年にメキシコGPを加えるかどうかが話し合われており、ブルノGPのセーフティコミッション会合で選手らにもその旨が伝えられた。
各選手のコメントは以下の通り。

マルク・マルケス
「レイアウトを見る限り、僕らとしては充分に安全なのかどうか何とも言えないですね。
部分的に改修されるそうだし、結局、決めるのは(フランコ)ウンチーニと(ローリス)カピロッシ、カルロス・エスペレータ(ドルナCEOの息子)だから。
変わったコーナーが2ヶ所あるのは確かなんだけど、僕は気にしてません。重要なのは1シーズン20戦以上やるなんて無理だってことの方だから。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ
「僕らの意見は伝えました。ただ、レイアウトからはあまり良く分からなくて…実際に現地で走ってみて、もう少し詳しい部分を把握しなければ。
ただ、レースができるようなところだとは思えませんけどね。」

ミゲル・オリヴェイラ
「そのサーキットのことは良く知らないんですよ。僕はF1は観ないし、トラックも見たことないんで。メキシコって言えば、休暇で行くぐらいですからねぇ。
ただ、ドルナがやるって言うなら、確実にやることになるでしょう。」

・アンヘル・ニエトチームがモト2参戦、電動バイクはテロール
アスパーことホルヘ・マルティネス元選手が率いる『アンヘル・ニエト』チームは来季、モトGPクラスには参戦しないが、現在も参加しているモト3に加えて、4年ぶりにモト2クラスにも参戦することを決めた。
マシンはKTM機で、ライダーは2名体制の予定だが、今のところ、フェデリコ・フーリーニとシャヴィ・カルデルスが候補に挙がっている。
また、同チームは電動バイクレース『MotoE』にも参戦する予定で、ライダーはニコ・テロール。
なお、マルティネス元選手はモトGPに関しては、今後、『SICヤマハ』チームのコンサルタントとして参加していくこととなる。

・ルーティ、モト2降格
トーマス・ルーティは今シーズン、ホンダ・マークVDSよりモトGPクラスにデビューしたが、2019年も継続することは叶わず、結局、『Team Dynavolt Intact GP』よりモト2参戦することが決まった。
ルーティ選手は2010~2017年までモト2クラスに参戦し、2016~2017年はメインライダーとしてタイトル争いをしていた。
しかし、2019年からはワンメイクエンジンがホンダからトライアンフに変わり、また、マニェティ・マレッリ製の電制システムも導入されるため新たな状況で戦っていくこととなる。

はい、では、そろそろ、『オーストリアGPまとめ その1』、行きますよぉ!
やはり今回は、ロレンソ祭りってことで色々と集めてみました。
ファンの方は必読ですぞ。
んでは、どうぞ。

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