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2017 アラゴンGPまとめ ホンダ&ロッシvsペドロサ問題[ 2017年9月29日 発行 Vol. 159 ]

本コンテンツの目次

●アラゴン決勝戦を左右した5つの鍵

●マルケス最多ゼロポイントでも単独首位、もはや天下を握ったか?
・「ホームでタイトル争いもしてたら無理して当然」
・ホンダ機、好調!!
・オーバーテイクまとめ
・なぜか得意トラックで苦戦
・天下を握りつつある…

●ロッシはマルケスに2015年の復讐をするのか?
・マルケス「ロッシ早期復帰はオートバイにかける情熱の証」
・ロッシはタイトル争いの審判になるのか?

●ペドロサ優勝を逃す、もうタイトル獲得は無理なのか?
・実証:もしスタートが良かったら優勝できたかも
・ある瞬間、「ヴィニャーレスを抜ける」と思った
・タイトル争いから外れたのか?

●ロッシvsペドロサ、オーバーテイク問題まとめ
・ペドロサ「ロッシが奇妙な動きをした」
・ロッシ「気に入らないなら1人で走るしかない」
・ロッシ、ミール問題「危険だったと思う」

ラ・キリコより

皆さん、こんにちは。
アランチーニが大好きな管理人のラ・キリコです。

イタリアに住み始めて10数年…
先日、近所でやってた食フェスで、シチリアの熱々アランチーニを食べて大満足でした。

シチリアが舞台の小説やらドラマに、よくアランチーニなるライスコロッケが登場するんですよ。
私が住んでいるイタリア中部でも似たものはあるんですが、いつも球状のものばかりで…
この円錐形のアランチーニにずっと憧れてたんです。
中身はトマト風味のライスで、真ん中にミートソースとモッツァレラチーズが入っておりました。
美味しかった!

おっと、メルマガ枕話恒例のモトGPこぼれ話でしたね、はいはい。

最近のメルマガ枕話で、モトGPクラスのタイヤの抽選方法が変わるってご紹介しましたが…

(関連記事:2017 ミザノGPまとめ ホンダ&ブーイング[ 2017年9月15日 発行 Vol. 157 ]

今回のアラゴンGPから本当に変わりまして…
ミザノGPまでの古い方法では、各選手1本ずつってことで23本のクジがミシュランにより用意され、レースディレクション代表や『Irta(チーム協会)』のメンバーの皆さんが、そのクジを引いてたんです。
でも、今回から各チームのマネージャーかチーム代表がクジを引くことになりました。

なぜ、変えることにしたのか?
え~と…例えばですねぇ…
今シーズン、フランス戦ではザルコ選手が、ドイツ戦ではフォルガー選手が、そして、イタリア戦ではペトルッチ選手が表彰台に上がってるわけです。
そのせいで、色々な憶測やら疑惑が飛び出してきてたんですね。
そう言った噂を払拭すべく、ミシュランのニコラス・グベール氏(レース部門総責任者)の希望で抽選方法が変わったと言うわけです。

ただ、各チームの皆さんは「別に変える必要なんてなかったのに…」って言ってるんですって。

あっ、じゃあ、今回も各選手の使用エンジン数、ご紹介しますね。
全18戦中14戦が終わったわけですが…
予備知識としては、レギュレーションによりアプリリアとKTMは1シーズン9基使えますが、その他のメーカーは7基だけ。
と言うわけで、こちらが主なモトGP選手のエンジン使用リストです。

マルケス(ホンダ):認定済み6基(アラゴン戦では5基目を使用)
ロッシ(ヤマハ):認定済み6基(アラゴン戦では6基目を使用)
ヴィニャーレス(ヤマハ):認定済み6基(アラゴン戦では6基目を使用)
ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ):認定済み6基(アラゴン戦では6基目を使用)
ロレンソ(ドゥカティ):認定済み6基(アラゴン戦では6基目を使用)
イアンノーネ(スズキ):認定済み5基(アラゴン戦では5基目を使用)
兄エスパルガロ(アプリリア):認定済み8基(アラゴン戦では8基目を使用)
弟エスパルガロ(KTM):認定済み8基(アラゴン戦では8基目を使用)

そして、もう1つの予備知識としては…
エンジンは開幕時にいきなり全部作って認定してもらうんじゃなくて、シーズン中、作る度に認定を受けるって言うシステムです。
もちろん、エンジンの仕様は変えられません。

あっ、それから、こぼれ話でも余談なんですが…

先日、ブログの方で紹介しましたが、女性モトクロスライダーのキアラ・フォンタネージ選手が5回目の世界タイトルを獲得しました。

(ブログ関連記事:ヴィニャーレス元カノ、キアラ・フォンタネージ世界チャンピオン5回目獲得 )

そのフォンタネージ選手、現在はスコット・レディング選手と交際中でして…

レディング選手と言えば…
以前、ジャック・ミラー選手に「女とマシンを盗られた」って怒ってる話を紹介しましたが…

(メルマガ関連記事:2017 オーストリアGPまとめ ヤマハ&喧嘩まとめ[ 2017年8月23日 発行 Vol. 154 ]

レディング選手によれば、その後、きちんとミラー選手と話し合い、仲直りしたそうです。
ちなみに、その後、ミラー選手と彼女の交際が続いてるのかどうかは知らないって。

ちなみに、現在、フォンタネージ選手と付き合ってることは、ヴィニャーレス選手と話し合わなくてもいいのか?と訊かれたところ、レディング選手、こう答えておりました。

「(ヴィニャーレスとは)話してませんよ。
僕が彼女と付き合い始めたのは、彼女がヴィニャーレスときちんと別れた後なんで、ミラーの件とは違うから。だから、話し合う必要はないでしょう。」

おっと、そろそろ、本題のアラゴンGPまとめ『その1』に行かなきゃ!
珍しく、ロッシ選手とペドロサ選手が揉めてましたね…
その辺も、じっくりとどうぞ。

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