見出し画像

ロレンソ特集:ドゥカティ入りは成功だったか、失敗だったのか?[ 2019年1月5日 発行 Vol. 217 ]

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●ダッリーニャ語る、ロレンソ離脱のダメージは?ブリーラムでの技術トラブルとは?

【ロレンソ特集:ドゥカティ入りは成功だったのか、失敗だったのか?】
●ロレンソのドゥカティ入りは成功だったのか、失敗だったのか?

・ロレンソ「ストーナーみたいにタイトルを…」
・精神的な強さと迷いのなさはピカイチ!
・ドゥカティ機の開発にはどのぐらい貢献したのか?
・ロレンソ「今後、ドゥカティが失敗してくれたら…」
・ロレンソのドゥカティ入りは成功だったのか、失敗だったのか?
・たった3年間で3メーカー渡り歩き…
・マルケス「チーム内の権力はトラックで勝ち取る」
・若手ライダーとトレーニング

イタたわGPまくら話

皆さん、こんにちは。
1年ぶりに髪を切ってみた管理人のラ・キリコです。

去年の今頃は、ストレートのセミロングにつば広の帽子をかぶって、『女囚さそり』をきどっていたんですが…
今年は思い切って短くしたら、『チコちゃん』みたいになってしまいました。
影だけ見ると、時々、『きのこの山』みたいにも見えます(ハハハ)

おっと、ボーっと生きてちゃいけない…
恒例のモトGPこぼれ話でしたね、はいはい。

今回、本編の方ではロレンソ特集ってことで、ヴァレンシア最終レース直後、ドゥカティに対して発した別れの言葉やら、ロレンソ選手のドゥカティでの功績などについてまとめてみましたんで…
こぼれ話の方は、一本眉ジジ・ダッリーニャ氏がロレンソ離脱のマイナス点や、ブリーラム戦での技術トラブルについて明かしてましたんで、ご紹介しますね。
まぁ、どうぞどうぞ。

ダッリーニャ語る、ロレンソ離脱のダメージは?ブリーラムでの技術トラブルとは?

ヴァレンシア最終戦の後、ドゥカティのジジ・ダッリーニャ氏(ゼネラルディレクター、下写真)がロングインタビューを行っていたのですが…
その中から、ホルへ・ロレンソ選手に関連するところを抜き出してご紹介しますね。

【ロレンソ離脱でドゥカティが被るダメージは何か?】
「ロレンソ離脱は当然のことながら痛いでしょう。
2019年、うちは似たようなライディングスタイルのライダー2名になるわけで…マシン開発をするエンジニアにとっては100%ポジティブな話ではないですね。
ライディングスタイルが異なれば問題点が浮き彫りになってくれることもあるし、曖昧な点がはっきりし、もう一方のライダーの助けになることもある。
技術的な面やマシン開発においては、(ロレンソ離脱で)その点が痛いところです。
そして、しつこいようですが…とにかく、チャンピオンライダーですからね。リザルト面においても、確実にプラスアルファの価値があったはずでしょう。」

【2018年ブリーラムでロレンソ転倒を引き起こした技術トラブルとは?】
「エンジンです。これまであんなことが起きたことは一度もないのですが、今後、この手のトラブルが二度と起きないよう作業中です。」

【フランチェスコ・バニャイアはロレンソのライディングスタイルに似ているようだが…】
「それもあって、ペッコ(フランチェスコの愛称)にはホルヘのセットアップと酷似したものを使わせる予定です。
当然、ペッコのことはまだ掌握していないが、TVでモト2レースを観る限り、ライディングスタイルはかなりホルヘに似ているようですね。」

おっと、そろそろ本編のロレンソ特集に行きますか!
きっと今頃はイタリアの若手ライダーとトレーニングに励んでいると思うんですが…
とにかく、どうぞ、どうぞ。

ここから先は

8,892字 / 5画像
この記事のみ ¥ 100

頂いたサポートは、新たな健康食品を購入する費用にさせていただきます。これで、また頑張りますね!