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2017 ミザノGPまとめ ドゥカティ&ヤマハ[ 2017年9月20日 発行 Vol. 158 ]

本コンテンツの目次

●ドヴィツィオーゾ、ロッシの立場はつらいよ
・「リスクとは戦闘力が高い時にのみ負えるもの」
・ドヴィ「残り5戦の重要ポイントは…」
・ドヴィ大声援「ロッシの大変さを痛感」
・マルケス「ドヴィとの戦いになるとは思ってなかった…」

●ロレンソ今年は猶予期間、でも作戦は変えたほうが…
・マルケス「ロレンソが優勝するかと思った」
・ロレンソ「今年1年はミスができる猶予期間」

●ペトルッチ涙「映画のラスト10分が切れてしまったような…」
・「マルケスがあそこまでリスクを負うとは…」
・「雨が止まなかったら体重のお陰で勝てたかも」

●チームオーダー問題まとめ
・ロレンソ:自分勝手だと批判される
・ペトルッチ「2015年ロッシの時は総攻撃された」
・マルケス&ドヴィツィオーゾ考

●ヴィニャーレス:ウェットで進化、新フレームのおかげ
・ウェット克服には何が必要か?
・新フレームのおかげで改善
・「ウェットでのベストレースだ!」
・「ロッシがいた方がボックス作業は楽だと思う」

●ロッシがいなくても世界は回る…

ラ・キリコより

皆さん、こんにちは。
イタリアは急に寒くなって、もう羽布団が恋しい管理人のラ・キリコです。
さすがに暖房をつけるほどではないんですが、ソファでTVを観る時は毛布必須で…
ついつい寝ちゃうんですよねぇ。

おっと、メルマガ枕話恒例のモトGPこぼれ話でしたね、はいはい。

8月末、トレーニング中に右足の脛骨・腓骨を骨折してしまったヴァレンティーノ・ロッシ選手。
今回のミザノGPは欠場だったわけですが、イタリア衛星放送『SKY』のグイド・メーダ氏(実況担当&副プロデューサー)がタヴッリャへと赴き、ロッシ選手の独占インタビューをやってくれたんです。

(ブログ関連記事:ロッシ語る、事故経緯、回復の見通し:2017ミザノGP

場所は…
奥の方にオフィスがチラ見えしてたんで、きっと、VR46社内なんですかねぇ。

そして、ロッシ選手はと言えば…
Tシャツに短パン姿で、やけに身軽そうな…
そう、ギブスをしてないんですよね。

やっぱ、イメージとしては分厚いギブスをして、足は天井から吊って、ベッドに拘束されてる感じかと思いきや…
白いタイツのような、ハイソックスのようなものを履き、まだ手術から1週間も経ってないってのに、ちょっと膝も曲げたりしちゃって。
大丈夫なんですかねぇ…

はい、大丈夫なんです。
2輪ライダーのケガ・治療に詳しい方が詳しく説明してくれました。
こんな感じ。

【ギブスをしなくても良いのか?】
「短期間で回復するためには適切な処置ですね。
この場合、ギブスは必要ありません。ヴァレンティーノの骨折部は釘1本で固定されているので動きませんから。
もちろん、足に無理をかけてはいけませんけどね。」

【なぜロッシ選手はタイツのようなものを履いているのか?】
「うっ血状態を防ぐためです。つまり、静脈が腫れないよう…結果的に足が腫れないようにするためです。
これでリハビリ訓練もできます。ただし、あくまでも足に無理はかけられませんけどね。
厄介ですが、早く復帰するには有効でしょう。」

【骨折してからアラゴンGPまでは2週間しかないが…復帰できそう?】
「骨が上手く石灰化するには約3週間かかります。
ただ、過去の例からいくと、ムジェッロのヴァレンティーノの骨折同様、復帰に40~41日かかった選手らを見てきてますね。」

と言うわけで…
このタイツの効果なのか、ロッシ選手の執念なのか…
アラゴン参戦に挑むことが決定しましたね!
でも、まだまだ乗り越えなければならない壁がたくさんありますからねぇ。
木曜日のメディカルチェックとか、金曜FPとか…
とにかく、最終決定は土曜日のFP3まで分かりません。

おっと、そろそろ、本題のミザノGPまとめ『その2』に行かなきゃ!
今回、ドゥカティ祭りですね。3選手分ですから。
では、どうぞ。

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