ペドロサ11年ぶりに語る、2006年ニッキー・ヘイデン追突[ 2017年7月26日 発行 Vol. 150 ]

本コンテンツの目次

●ペドロサ11年ぶりに語る、2006年ニッキー・ヘイデン追突
・当時の状況
・ペドロサ「馬鹿だから転倒させたと言われた」
・ヘイデン:ポルトガル戦後、初めて勝利の可能性を意識し始める

●自転車トレーニング考:クラッチロー、ヴィニャーレス、ロレンソ

●ペドロサ、4輪ドライバーに呼びかけ

●ペドロサ幸福論「タイトルを獲得しなくても幸せ?」
・タイトルを獲得しなくても幸せ?
・アルベルト・プーチ「結果が全て」

●ジベルナウ:懲役2年6ヶ月の求刑
・脱税疑惑
・ジベルナウ釈明

ラ・キリコより

皆さん、こんにちは。
今年のイタリアはそれなりに暑いせいかビールやジェラートが大変美味しく、相変わらず日本だったらLサイズの管理人ラ・キリコです。
イタリアにいる分にはMサイズなんですけどねぇ…(遠い目)

さて、夏休み明け第一弾のブルノGPまで、あと約1週間ですね!
まぁ、今年はなにかと話題豊富なせいか、休暇中でもブログの方はなんだかんだとニュースが途絶えないんですが…
メルマガの方はね、さすがにレース明けの時とは少し趣向を変えまして…
これまでご紹介しきれなかった面白記事や、興味深いコメント等をまとめてご紹介していこうと思っております。

で、メルマガ枕話恒例のモトGPこぼれ話なんですが…今回は転倒についての話題を少々。
ブログの『2017ザクセンリンクこぼれ話』で、今シーズン9戦におけるモトGPクラスの転倒回数と言うのをご紹介したんですが…

(ブログ関連記事:モトGP転倒回数、首位走行回数、モト3罰金ほか:2017ザクセンリンクこぼれ話 )

転倒最多はサム・ロウズ選手の14回で、最少はロッシ選手やラバト選手らの2回なんですね。
それで、今年は鈴鹿8耐や移籍話で注目のジャック・ミラー選手…
転倒8回と回数は平均的なんですが…もんの凄い大転倒があったのを覚えてるでしょうか。
ほら、あのル・マンGPでの大転倒…
はい、映像はこちら。

FP4の際、第9~第10コーナーの方向転換でコントロールを失い、高速でバリアに激突…
一瞬、誰もが息をのんだものの、ミラー選手は特にケガもなく歩いてボックスまで戻っておりました。
でも、ロッシ選手やマルケス選手までもが「あれは運が良かった」って言うほどの大事故だったんですよね。

(ブログ関連記事:ジャック・ミラー激突、無事【映像あり】2017ル・マンGP

で、ふだんは飄々としているミラー選手なんですが、さすがにこの時ばかりはこう言っておりました。

「僕は信心深い方ではないけれど、今回は絶対になにか未知なる力の助けがあったと思います。
芝のおかげで助かったんですよ。ほとんど真っ直ぐに起きた状態でバリヤに突っ込んで行ったのに、芝に上がったところでリアがブロックし、マシンが後ろの方に曲がったんです。
そのおかげで、ふっ飛ばされてしまう前にブレーキをかける余裕が少しあったんですよ。
時速170~180キロの状態でマシンから振り落とされていたら、バリア激突前にブレーキはかけられなかったわけでしょう。
(ブレーキをかけたおかげで)時速10キロは落ちてましたね。」

そして、ミラー選手、自身の事故映像を見た時はけっこうショックだったようです。
こんな感じ。

「ボックスに戻って初めて事故映像をみた時は、本当に真っ青になりました。もう、目が完全に丸くなっちゃって。
自分の人生が走馬灯のように駆け巡ってましたねぇ。」

さて、このミラー選手の転倒に匹敵するほどザワッとさせたのが、アッセンでのロレンツォ・バルダッサッリ選手の転倒事故でしょうか。
映像はこちら。

アッセンGPモト2クラスの予選、バルダッサッリ選手は第15コーナーで濡れた縁石に上がってしまい、ハイサイド転倒。
アスファルトに激しく叩きつけられ、意識を失ってしまいました。
これにより予選はすぐにレッドフラッグで中断されましたが、バルダッサッリ選手はメディカルセンターに搬送された頃には意識も戻り、冗談を言う余裕もありました。

で、結局、最寄りの病院での検査の結果、右足首の軽い骨折と頭部外傷と言うことで大事には至らず、バルダッサッリご本人も、事故についてこんな風に語っておりました。

「あそこは5速の時速200キロで走るような地点で…本当にすごい地雷を踏んじゃいましたよねぇ。
転倒については何も覚えてません。どう言う経緯だったとか、なにも覚えてないんですよ。
エアーバッグが開いたことなんかは覚えてるんですが。
後から映像を見て、けっこう強く叩きつけられたんだなぁって思いました。まぁ、結局、大丈夫でしたけど。」

で、どれだけ凄い事故だったかと言いますと…
バルダッサッリ選手がかろうじて覚えていると言うエアーバッグについて、ダイネーゼがこんなデータを出したんです。

同データによれば、バルダッサッリ選手は時速186キロでマシンのコントロールを失い、宙に吹っ飛んでいた時間は5.8秒で、距離は212メートル。

あと、路面に叩きつけられた際の加速は約15Gで、叩きつけられるゼロコンマゼロゼロ何秒か前にエアーバッグが開いております。

ミラー選手の事故ではケガがなかったせいかエアーバッグの話題は出てきてなかったんですが、『未知なる力』だけじゃなく、こう言ったテクノロジーにも守られてるんですね。

今回のメルマガ本文では、ニッキー・ヘイデン選手の事故を受け、モトGP選手の皆さんが自転車トレーニング用の防護ウェアについてもちょっと触れておりますが…
本当に、いつか自転車用もできると良いですねぇ。

おっと、そろそろ本文の方に行かなくっちゃ。
どうぞ。

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ペドロサ11年ぶりに語る、2006年ニッキー・ヘイデン追突[ 2017年7月26日 発行 Vol. 150 ]

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