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2018ブリーラムテストまとめ1 ホンダ&ドゥカティ[ 2018年2月25日 発行 Vol. 176 ]

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●ヤマハテック3、フォルガー後任に誰を挙げて断られたのか?

【2018ブリーラムテストまとめ1 ホンダ&ドゥカティ】
●ブリーラムテスト、まるで本番GPみたい

●ホンダ
・快調ながら、セパンテストの方が重要
・エンジンはドゥカティと同じ選択
・電制システム、ホンダがこれほど仕上がっているなんて…
・カーボン製スイングアーム、ミシュランタイヤに合わせ…
・固めのスイングアームが必要なの?

●ドゥカティ
・新フレーム、謎のアルミニウム製テープ
・ドヴィツィオーゾ自信、ロレンソ疑念
・ロレンソ、GP17機テストは間違い?
・日本式マネージメントの方が理に適ってる
・ドゥカティはドヴィ優先

【イタたわGPまくら話】

皆さん、こんにちは。
隣家の大々的な改装工事は続いてますが、一番大きな山は越えたようで、少しホッとしている管理人のラ・キリコです。

もちろん、相変わらず騒音は続いてるんですが、でも、我が家の壁に直接隣接した部分の取り壊しは終わったようでして…
「これぐらいの騒音なら屁の河童!」って感じになってきました。

今なら、私、ロッシ選手の『ランチ(騒音問題で裁判中)』近くに住んだって平気かもしれません!

おっと、枕話恒例のモトGPこぼれ話でしたね、はいはい。

ヤマハテック3、フォルガー後任に誰を挙げて断られたのか?

さて、ジョナス・フォルガー後任として、遂に、ハフィス・シャーリン選手が正式決定しましたね!

(ブログ関連記事:ハフィス・シャーリン決定、ヤマハテック3でモトGP参戦  )

テック3は『持参金付きで、それなりに速い若手ライダー』を上手いこと獲得できた…なんて言われております。
まぁ、東南アジアではオートバイ人気は急上昇中ってことで、マレーシア政府は『Visit to Malaysia』なる一種の観光省から既に予算も計上してるわけです。
で、例えば、シャーリン選手(下記画像)が、去年、所属していた『Petronas Raceline Malaysia』チームも、そこから支援金を受けていたんで…
テック3チームも、もちろん、ねぇ。

ちなみに、シャーリン選手以外の最終候補としてはサンドロ・コルテーゼ選手やドミニク・エガーター選手の名前も挙がっておりました。
コルテーゼ選手は、その時点では契約上まったく問題ない状態だったんですが、ここ最近のリザルトがいまいちパッとしないってことで除外され…
エガーター選手の方は既に『Team Kiefer』と契約済みで、アウトだったわけです。

そして、実は、ドゥカティのテストライダーことミケーレ・ピッロ選手にもオファーが行ってたんですね。
しかも、エルヴェー・ポンシャラル氏(テック3チームマネージャー)は、「うちにとっての最高の選択肢は君なんだ!」とまで言って口説いてたんだとか。

た・だ・し…
ピッロテストライダーに出されたオファーは、たったの1年契約で、しかも、契約金はドゥカティに違約金を払ったらなくなってしまう程度の額だったんだとか…
う~ん…

そしてですね、ポンシャラルマネージャーはロッシ選手んとこの『VR46』チームにも連絡を入れてたんです。
フランチェスコ・バニャイア選手を狙って!
ただ、バニャイア選手は今年、『VR46』チームからのモト2参戦が決まってるわけだから、今更、その後任に同レベルのライダーなんて探せないわけですよ。

それで、ポンシャラルマネージャー、こう言っておりました。

「彼らの立場も分かりますからねぇ。
うちもシャヴィ・ヴィエルジェ(下記画像)が残ってくれてたら、そのままモトGPに上げるだけで済んだんですけどねぇ。
でも、他のチームに移籍してしまったから…」

あぁぁ…
ヴィエルジェ選手と言えば、2015年から3年間、テック3でモト2参戦していたのに、今年から『Dynavolt Intact GP』チームに移籍してしまったんですよねぇ。
去年は総合11位だったんだから、モトGPに昇格してもなんとかなったかもしれないだろうにぃぃぃ…

人の運命って、本当に分からないものですねぇ。

おっと、そろそろ本文の方を始めますか!
今回は、ブリーラムテストのまとめ『その1』ってことで…
ホンダ&ドゥカティについてです。

ホンダのカーボン製スイングアームは何のため?
あと、ロレンソ選手のGP17試乗がけっこう批判されてます。
んでは、どうぞ!

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