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2019ヘレスGPまとめ その1 ホンダ&スズキ[ 2019年5月10日 発行 Vol. 231 ]
コンテンツ目次
【イタたわGPまくら話】
●アントネッリ&鈴木竜生ダブル表彰台、シッチがあの世から助けてくれた!
【2019ヘレスGPまとめ その1 ホンダ&スズキ】
●ヘレス決勝戦を左右した5つの鍵
●ホンダ
・マルケス反発『マルケスの敵はマルケス論』
・ロレンソ、なぜヘレス敗北はより厳しいのか?
・なぜロレンソは最終ラップでポル・エスパルガロを抜けたのか?
・ロレンソの特性が失われてしまった!?
・ホンダ機は戦闘力は高いが、かなり操縦しにくい
・凄いのはマルケスなのか、ホンダ機なのか?
・ホンダ技術トラブル連発は…ロレンソのせい?
●スズキ
・リンス、驚きの『ミスをしない力』
・なぜリンスは予選で苦戦しているのか?
・ミール、リンス大活躍に苦しむ
・リンス命名『ユニコーン走法』
・リンス盗難、その後
イタたわGPまくら話
皆さん、こんにちは。
実は、先日、またまた所要でローマに行ってきた管理人のラ・キリコです。
今回も前回と同じ界隈に行ったもんですから、もう昼食は悩まずに前回行ったデパートの最上階レストランに直行しました。
このレストランね、OLさん達もけっこう来るせいか『サラダランチ』メニューが充実してるんですよ。
で、私が頼んだのはこちらの『パーネ・カラザウとルッコラ、豚肉のミルフィーユ仕立て』、12.90ユーロ也(約1600円)。
パーネ・カラザウって言うのはサルデーニャの伝統的なパンで、パリパリの厚紙みたいな感じなんです。
で、それとルッコラ、あと、超薄味のチャーシューみたいな風味の豚肉が幾層にも重ねられていて…
自分で塩・コショウ・オリーブオイル、バルサミコ酢をかけて食べると言う一品だったんですが…
これが、なかなか侮れないボリュームでした。
美味しいんですが…さすがにこの量だと、ちょっと飽きますねぇ。
でも、パーネ・カラザウはけっこう重宝な食材って感じだったんで、この夏は積極的にサラダに入れて食べたいと思ってます。
おっと、恒例のモトGPこぼれ話でしたね、はいはい。
今回は、『SIC58』チームのアントネッリ&鈴木選手が1位&2位を取った時のお話です。
まぁ、どうぞ、どうぞ。
アントネッリ&鈴木竜生ダブル表彰台、シッチがあの世から助けてくれた!
さて、今回のヘレスGPモト3決勝戦ではニッコロー・アントネッリ選手が優勝、チームメイトの鈴木竜生選手が2位と、『SIC58』チームが最上位を独占しておりました!
The strength of the team is each individual member.
— SIC 58 Squadra Corse (@teamSic58) May 5, 2019
The strength of each member is the team.
We did it TOGETHER, as always ❤️
Sicuramente da lassù il Sic starà pensando "Diobò che squadra!"#SIC58squadracorse pic.twitter.com/0yDuYjGxBs
『SIC58』と言えば、故マルコ・シモンチェッリ選手のお父さんことパオロ氏が率いてるチームなんですが…
そのシモンチェッリ選手が世界選手権キャリアの初優勝を飾ったのが、まさにここヘレスだったんですよ(2004年、125ccクラス)。
しかも、その時、シモンチェッリ選手のチームメイトことスティーブ・イェンクナー選手も2位でして…
つまり、その時も1位&2位のダブル表彰台と言う快挙だったんです。
で、15年後の今回、そのヘレスで鈴木選手がキャリア初表彰台を獲得し…
『SIC58』チームは初のダブル表彰台を獲得したと言うわけです。
パオロチームマネージャーも二重、三重の大感動でして…
こんな風にコメントしておりました。
「15年前のことを再現する形となりました…マルコがここで初めて125ccの表彰台に上がったんですよ。チームメイトのイェンクナーが2位でねぇ。
なんだか、あまりにも話が合いすぎていて…どうしてもマルコがあの世から手を貸してくれたんじゃないかって思えてしまってねぇ。
素晴らしいチームになってくれて本当に嬉しいですよ。
スズキとアントネッリは、以前は上手く行ってなかったんだが、今はおおむね息が合っていてね。
この世は大変だが、でも、マルコのことを応援してくれていた人が大勢いて、今はうちのことを応援してくれてるんですよ。
今回の快挙は、そう言った皆さんに捧げたいですね。」
ちなみに、パオロマネージャーはモト3レース直後、感激のあまり、故シモンチェッリ選手の巨大グラフィックの前に行ったんだそうで…
それについては、「そんなことぐらいしかできないから」って笑って…
あと、こんなことも言ってました。
「ヘレスに来ると良い思い出ばかり浮かんできてねぇ。
今はこんな強いチームを作り上げることができて大満足ですよ…スズキって言うフォワード型と、アントネッリと言う思索型のライダーが揃っていて。
あまりにも感動しすぎると老けてしまうって言うが、まぁ、もう既に老けてるわけだから、それほど心配することもないでしょ。」
ちなみに、その思索型ライダーことアントネッリ選手は、故シモンチェッリ選手についてこうコメントしてました。
「二輪レーサーとしてマルコ・シモンチェッリのような人は、もうシンボルみたいなもので…僕にとっては本当にそうでしたね。
年が離れてるんで親しく付き合うようなことはなかったけど、サーキットの内外で模範にするようなチャンピオンライダーでした。」
Simoncelli's legend continues with @teamSic58 first victory 👏
— MotoGP™ 🇪🇸 (@MotoGP) May 9, 2019
The #Moto3 team, run by Marco Simoncelli's father Paolo, celebrated their first win in Jerez, 15 years after Marco won at the same circuit ❤️#SpanishGP 🇪🇸 | 📽️https://t.co/nZx74EOjja
で、フォワード型の鈴木選手は、現在、パオロマネージャーのご近所(リッチョーネ)に住んでいて…
「食べ物も美味しいし、女の子もたくさんいる」と喜びつつ…
パオロマネージャーとのこんなエピソードを紹介しておりました。
「オースティン戦は後味の良いものではなかったから…トップに立ったのにプッシュしすぎてミスってしまって。
パオロはカンカンに怒ってるだろうなぁって思っていたら、こう言ってくれたんですよ…『前に出るポテンシャルがあるんだから、ヘレスでもできるだろう』って。
今回、マルコが優勝する前に一緒に朝食を取ったって言う所に連れて行ってくれて、そこで朝食を食べたんです。
だから、僕も絶対に優勝するんだって思って頑張ったんですが、もう少しってところで駄目だったんですよねぇ。」
おっと、そろそろ本編に行きますか!
『ヘレスGPまとめ その1』ってことで…ホンダ&スズキについてまとめてみました!
なぜマルケス選手が独走逃げ切りレースにこだわったのか?とか…
なぜ苦戦していたロレンソ選手が最終ラップでポル・エスパルガロ選手を抜けたのか?とか…
リンス盗難事件は、その後どうなったのか?とか…
まぁ、どうぞ、どうぞ。
頂いたサポートは、新たな健康食品を購入する費用にさせていただきます。これで、また頑張りますね!