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2018アルゼンチンGPまとめその2 マルケス連続ペナルティ続き、クラッチロー優勝他[ 2018年4月18日 発行 Vol. 183 ]

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】

●アルゼンチンGPのこぼれ話

・モルビデッリ、ファンに囲まれる
・ペドロサ、新ヘレス合格
・ロレンソ新刊
・ウィング問題、討議中
・フェナーティひげ
・ベッツェッキ初優勝
・パジーニ優勝
・ダンロップがモト2チームから一斉非難
・バルベラ「太らなきゃ!」

【2018アルゼンチンGPまとめその2 マルケス連続ペナルティ続き、クラッチロー優勝他】
●ヤマハ「マルケスにさらなる処罰を…」

●マルケス追加処罰はオースティンGPまでに決める

●ドルナ「みんなで話し合う」

●FIM会長コメント
・フーリガン出現を懸念
・ロッシやりすぎ

●アゴスティーニ「みんなピリピリして、大げさ…」

●アルゼンチン決勝戦を左右した4つの鍵

●クラッチロー「タイトルは取れない!」

●マルケス「予選のミラーは理解できない」

●ペドロサ転倒
・ザルコ謝罪「接触はしていない」
・ザルコに処罰はないのか?
・ペドロサ契約交渉、ジベルナウがマネージャー

●ザルコ「全力で頑張ったけど…」
・ヤマハ首位よりレース2位の方が良い!
・ザルコのエンジンはファクトリー組より良いのか?

●ヴィニャーレス、ミスもないが…

●ドヴィツィオーゾ「2位に就けてるってことが重要」
・波乱万丈レースで有利に…
・ネガティブな状況で好結果

●ミラー活躍、2つの理由

●ロレンソ、忘れてしまうべきレース
・2つの問題発言
・ロレンソvsロッシ対立時代は濃かった…
・処罰カタログについて

●スズキ、リンスがファーストライダー
・リンス「3位が優勝へとつながっていく」
・イアンノーネをアプリリアが欲しがると思う?

【イタたわGPまくら話】

皆さん、こんにちは。
前回、書いたCOOPのスクラッチくじで当たった『モデナ産高級バルサミコクリーム』が肉に合うことに納得した管理人のラ・キリコです。

出来合いのハンバーグにかけたところ、けっこうはまりました。
ちなみにイタリアで出来合いのハンバーグと言えば、玉ねぎやニンニク、卵等は入っておらず、ひき肉を調味料で味付けして固めただけのものなんです。
その名もステーキバーガー300g!

いつもはお醤油をかけて食べてるんですが、バルサミコの酸味と甘みの方が良く合う感じでして…

あぁぁ…こうしてCOOPの術中にはまってしまうんですかねぇ。

おっと、恒例のモトGPこぼれ話にいかなきゃね、はいはい。
今回はアルゼンチンGPこぼれ話です。

アルゼンチンGPのこぼれ話

・モルビデッリ、ファンに囲まれる

フランコ・モルビデッリが6日(金)夜、レストランに向かう途中、ファン集団に取り囲まれてしまった。
アルゼンチンのファンはかなり情熱的なため、通常、モトGPライダーらはサーキット最寄りのホテルに閉じこもっているしかない。
2014年に久しぶりにアルゼンチンGPが復活した際は、ホテルまで帰るには警官の護衛が必要なほどだったのだ。
今回、モルビデッリがチームと一緒にホテル外のレストランに夕食を取りに行ったところ、ファン集団に取り囲まれてしまったのだが、モルビデッリは愛想良く、サインや写真撮影に応じていた。

・ペドロサ、新ヘレス合格
ホンダHRCがカタールGPからアルゼンチンGPまでの間に、ヘレスサーキットでプライベートテストを行った。
同サーキットでもアスファルトの再舗装を行ったばかりで、ダニ・ペドロサが「良い仕事をしている」と合格点を付けていた。
なお、同プライベートテストに関しては、マルケス&ペドロサ両選手が「電制システムのセッティングに関し、さらに前進があった」と明言している。

・ロレンソ新刊
ホルヘ・ロレンソが4月10日にバルセロナで、そして、4月12日にマドリッドで新刊の出版プレゼンテーションを行う。
今回はロレンソ選手にとって3冊目となり、タイトルは『Lo que aprendì hasta los 30(30才までに学んだこと)』。
新刊出版にあたり、ロレンソ選手が次のように話した。

「これまで出した2冊より、今回の方が個人的な内容ですね。
以前の2冊とは異なり、今回は僕が100%書いていて、間違いを修正してもらっただけなんですよ。
この本では、僕の経験や、これまでのキャリアでの失敗を通じて読者の皆さんに助言できたらなぁと思ってます。
執筆作業はけっこう時間がかかって、他のことができなくなってしまうんですが、でも、好きなんですよね。」

・ウィング問題、討議中
5日(木)、『MSMA(メーカー協会)』の会合が行われ、エアロダイナミクスについて話し合われた。
現在のレギュレーションによれば、認定済みカウルには更にウィングを付けることはできないが、既に付いているウィングを取ることは可能だ。
メーカー側は、この規則のぬけ穴を是正するため、『今後、ウィングは加えることも取り除くことも不可とする』と提案した。
なお、同提案には5メーカーが賛同し、1メーカーのみが反対している模様。まぁ、ドゥカティだろう。
また、KTMからは問題の根源を排除すべく、ウィング全面禁止の要望があがっている。
なお、規則改正には全メーカーの賛同が必要なため、今のところ、結論は出ていないが、おそらく、過去にあったような対立に発展するものと思われる。

・フェナーティひげ
ロマーノ・フェナーティ(下写真左)はカタールGPでもアルゼンチンGPでも、口ひげを伸ばして登場したが、7日(土)午前のFP3には口ひげを剃って挑んだ。
フェナーティ選手のコメント。

「FP1もFP2も調子が悪かったんで、厄払いしたんです(冗)。」

・ベッツェッキ初優勝
マルコ・ベッツェッキ(VR46ライダーズアカデミー)がモト3決勝戦で初優勝を決め、次のようにコメントした。

「感動のあまり、心臓が止まってる感じなんです。」

・パジーニ優勝
マッティア・パジーニ(ロッシ『ランチ』トレーニング常連)がモト2決勝戦で優勝し、次のようにコメントした。

「2年前に今の契約にサインした時、多分、俺がこんなに速いとはチームも思ってなかったでしょ…」

・ダンロップがモト2チームから一斉非難
モトGPクラスではミシュランタイヤの挙動が良く話題にされるが、アルゼンチンGPではモト2クラスのチーム陣がダンロップと話し合いの場を設けるよう要望していた。
チーム陣によれば、今回、ダンロップは2016年のタイヤを供給してきたとのことで、品質も均一でなく、オーバーヒートしてしまうものもあったのだとか。
また、モト2クラスでは現在、タイヤは『Irta(国際ロードレースチーム協会)』より各チームに振り分けられているため、モトGPで行われているような抽選制を希望する声もあがっていた。

・バルベラ「太らなきゃ!」

モト2クラスの最低重量はマシンとライダーを合わせて217キロである(去年までは215キロ)。
現在、体重60キロのエクトル・バルベラはフェイクウェイトを使用している。
バルベラ選手のコメント。

「6~7キロのフェイクウェイトをマシンに積んでます。現在、60キロないんで、モト3クラスにだって出られる体重なんですよね。(アロン)カネで63~64キロってとこでしょ。
今、体重を増やすよう努力してるんです。ただ、それだけの筋肉を付けるなんて無理だし、脂肪で付けたらデブになってしまうし。
体重は減らすよりも増やす方が大変だと思います。筋肉は年間を通して少ししか増えてくれないんだから。単純に太っってしまったら遅くなるんだしね。
脂肪を増やすのは簡単だけど、結局、汗をかく量が増えて、脱水状態になってしまうし。
レースウィークエンドはできるだけ水分を取って、体重を落とさないようにしてます。でも、自宅に戻ればトレーニングをするんだし、そうなると体重が落ちてしまう。
ライダースーツやら何やらで69キロにまでなるけど、本当は79~80キロぐらいにならないとね。
現在、60キロだから、少なくとも、あと5キロは増やさないと。」

バルベラ選手…うらやましい悩みだなぁ…
おっと、それどころじゃなかった。
そろそろ本文に行きますか!
今回は、アルゼンチンGPまとめ『その2』ってことで…
ロッシvsマルケス接触事件の続きと、レースについてです。
ごめんなさい、今回はいつもより長くなってしまいました。
んでは、どうぞ。

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