見出し画像

2017 セパンGPまとめ ヤマハ&モルビデッリ[ 2017年11月8日 発行 Vol. 164 ]

本コンテンツの目次

●ロッシ不可解「他のチームより遅れている」
・もはやライダーのせいではない
・マシンのポテンシャルは高いのだが…

●ザルコ絶好調、でも、来年はどうなるのか!?
・ロッシ「ザルコが2017年版M1機に乗ったら、今みたいなレースはできない」
・ロッシ「ザルコは賢いから。モト2の時も…」
・ヴィニャーレス「来年はザルコにも最新ファクトリー機を」
・ザルコ「優勝できるかもって思った」
・ザルコ「ドゥカティのタイトル争いを助けた」

●ヴィニャーレス錯綜「来年、ミスを繰り返すわけにはいかない」

●モルビデッリ総合優勝、経済苦と父の死を乗り越えて…
・ロッシ&シッチ以来、久しぶりのイタリア人チャンピオン
・ザルコと共通点
・ロッシ頼りタヴッリャに引っ越し、父の自殺も乗り越えて…
・ロッシ「ライバルになっても関係は変わらない」
・ホンダ「モルビデッリはモトGPで、最初はがっくりくるかも…」
・モルビデッリ「ミニモトで勝った時と同じ手応え…」

ラ・キリコより

皆さん、こんにちは。
先日は誕生日だったんで、昼間からスプマンテ(イタリアのスパークリングワイン)飲んで、良い気分だった管理人のラ・キリコです。

あまり飲みすぎないようにってことで、200cc入りの小瓶が3本用意されてたんですが、結局、全部1人で飲んでしまい…
だったら、普通のボトルを1本買ってくれば良かったってことになりました。
来年はそうします。

おっと、メルマガ枕話恒例のモトGPこぼれ話でしたね、はいはい。

セパンと言えば、やはり、2011年のセパン戦でお亡くなりになったマルコ・シモンチェッリ選手のことが思い出されるのですが…
今年からシッチ父こととパオロさんがモト3チームを参戦させてるってこともあり、今回は、今まで一度もセパンに来たことのなかったシッチ母ことロッセッラさんも同行しておりました。

(ブログ関連記事:シモンチェッリ母『どうぞ息子のために泣かないで』

で、2人が空港に着くと、現地の方らしき若い女性が近づいてきて、以前、マーシャルからシモンチェッリ選手が使っていたグローブの片方を買ったことを説明し始めたそうなんです。
で、父パオロさんは「普通、グローブって言うのは左右1組で買うもんだろう…なんで片方だけなんだ?」と、いぶかしく思っていたところ…
その女性が左手用の特大サイズのグローブを差し出したんですって。

なんと、それはまさしく、あの2011年の転倒事故の際にシモンチェッリ選手がはめていたもので、右手だけはちゃんと残っていて、今でもパオロさんが自宅に保管してるんですが、左手の方は、どこに行ったか分からなくなっていたんだそうです。

パオロさんは思わず、その女性を抱きしめたんだとか。
あの事故から6年が経ち、初めて両親そろってセパンに来た日に、シッチが最後にはめていたグローブが戻ってきたって、たいそう喜んでおりました。

さて、お亡くなりになったライダーと言えば、今年8月にはアンヘル・ニエト元選手が一般道での事故で急逝しました。

(ブログ関連記事:アンヘル・ニエト逝去 )

で、この度、息子のヘレーテ&パブロ氏が『アンヘル・ニエト基金』を立ち上げ、オートバイ事故で負傷した2輪レーサーの支援をしていくんだそうです。
あと、マドリッドにあるミュージアムも2013年からずっと閉館にしてたんですが、再オープンさせる予定なんだとか。

おっと、そろそろセパンGPまとめ『その2』に行かなきゃね。
今回は、ヤマハファクトリー両選手とも、自分達のことよりもザルコ選手について良く喋ってますね。
あっ、あと、モト2で総合優勝したフランコ・モルビデッリ選手について、
ここまでの苦労話なんぞもまとめておきました。

では、どうぞ!

ここから先は

13,730字 / 16画像
この記事のみ ¥ 100

頂いたサポートは、新たな健康食品を購入する費用にさせていただきます。これで、また頑張りますね!