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2019アッセンGPまとめ ヤマハ&ホンダ、ドゥカティ、スズキ[ 2019年7月04日 発行 Vol. 239 ]

コンテンツ目次

【イタたわGPまくら話】
●アレックス・マルケス謝罪『バルダッサッリに酷いことをしてしまった』

・マルケス弟、バルダッサッリに謝罪
・アレックス&バルダッサッリ、モトGP昇格は?

【2019アッセンGPまとめ ヤマハ&ホンダ、ドゥカティ、スズキ】
●ヤマハ

・なぜヤマハ機が好調で、ドゥカティ機が不調だったのか?
・ロッシとクアルタラローを比べてみると…
・ロッシに進言できる者がいない…
・ロッシはもはや斜陽ライダーなのか?
・ヴィニャーレス、ムジェッロが分岐点
・ヤマハのファーストライダーはヴィニャーレスなのか?
・クアルタラロー、もし右腕が痛くなかったら…
・クアルタラロー、予選はもっと速かったはず…
●ホンダ
・マルケス、2位に甘んじる
●ドゥカティ
・ペトルッチはドヴィを抜くことができたのか?
●スズキ
・ミール、普通のルーキーとして成長中
・リンス、成長しきれず

イタたわGPまくら話

皆さん、こんにちは。
ここ数日の猛暑で、すっかり薄着の管理人ラ・キリコです。

とにかく暑いもんですから、ハンカチみたいなぺらぺらの生地のワンピースとか着て外出しちゃったりもするんですが…

でも、イタリア人なんか、そんなもんじゃないから全然平気なんですよ。

若いお嬢さん達は超短いショートパンツで、歩くたびに裾からちらちらとお尻が見えている状態だし…
おじさん達は街中でも海パンに上半身裸で自転車こいでるし…

老若男女、無駄なお肉がタプついていようが、はみ出していようが、まったく気にもせずって感じなんです。

ちなみに、色が白くてタプついていると、『モッツアレラチーズ』って言われちゃうんですよね。

おっと、恒例のモトGPこぼれ話でしたね、はいはい。
今回は、アッセン決勝戦で転倒させられたアレックス・マルケス選手が、転倒させた方のバルダッサッリ選手に謝ったって話です。

まぁ、どうぞ、どうぞ。

アレックス・マルケス謝罪『バルダッサッリに酷いことをしてしまった』

・マルケス弟、バルダッサッリに謝罪
モト2決勝戦のラスト2周、首位を走行していたアレックス・マルケス選手はロレンツォ・バルダッサッリ選手の転倒に巻き込まれてしまいました。

レース後、バルダッサッリ選手はすぐにアレックス選手のボックスへ謝罪に赴いたものの…
激おこ状態のアレックス選手は、
「タイトル争いに勝ちたいなら、もっと頭をつかうべきだろう」なんて言い…
それに対してバルダッサッリ選手は、
「いやぁ、それはそうなんだけど、でも、あの集団にいた連中よりはまともに走ってたよ…」なんて、ちょっと言い返したりもして。

まぁねぇ…
もしかしたら4連勝できていたかもしれないんだし…
しかも、この転倒により総合首位からも落ちてしまったんだから腹が立つのも当然なわけです。

踏んだり蹴ったりのアレックス選手なんですが…
レース後、怒りも収まり冷静になったところで、今度は逆に謝罪コメントを出しておりました。
ほら、あれですよ…
転倒直後、アレックス選手が、重なるようにして横たわっていたバルダッサッリ選手を無理やり押しのけようとしてたじゃないですか。

で、アレックス選手の謝罪コメントはこちら。

「バルダッサッリに謝ります。転倒直後、僕の取った行動は間違っていました。
一緒に転倒してしまったのは、あと2周でゴールって時だったものだから、一瞬、カッと頭に血が上ってしまったんです。」

でも、カッとなっても当然で…
アレックス選手、今シーズンのもらい事故はこれで2回目なんですもん。
(1回目はヘレス戦でレミー・ガードナー選手の転倒に巻き込まれた)

アレックス選手、こうも言ってました。

「残念です。自分1人で転ぶなら良いんですよ。でも、もらい事故の場合はモヤモヤしてしまって。
レースでは起こり得ることなんですけどね。」

・アレックス&バルダッサッリ、モトGP昇格は?
ちなみに、アレックス&バルダッサッリ選手と言えば、1つ共通点があるんです。
それは、現在、2人にアヴィンティアチームからモトGP昇格のオファーが来ていると言うこと。

アヴィンティアは今年、ティト・ラバト&カレル・アブラハム選手をモトGP参戦させているのですが…
少なくとも、このうち1人をモト2からのルーキー選手と交代させたいと言う意向なんです。

で、2020年にモトGP昇格しようと思ったら、現状ではもうアヴィンティアしかシートはないんですよ。
アレックス選手はドゥカティ・プラマックを希望してたんですが、そっちはジャック・ミラー選手の残留でほぼ決定だろうし。
あと、強いて言うなら、KTMテック3にも空きができるかもねぇ。
まぁ、そっちはブラッド・ビンダー選手の方にオファーが行ってるみたいですが…

でも、とにかくアヴィンティアには、アレックス&バルダッサッリ両選手共あまり食指が動かないようでして…
バルダッサッリ選手は、こんな風に言ってました。

「夢が叶うって感じなんですが…でも、好機を待つ方を選びたいですね。
1年だけ参戦して、またモト2に逆戻りなんてことにならないようにね。」

一方、アレックス選手は、去年、アヴィンティアからのオファーを既に断ってますしねぇ…マルク兄さんに反対されて。
だから、今回もこんな感じです。

「現実的に考えてます。2020年のモトGP昇格が夢であり目標なんですが、現実的に見て、あまり期待はしてないんですよ。
シートがほとんどないし、色々な面を検討する必要がありますから。
もう1年モト2に出て、2021年にモトGP昇格するって話ならすぐにOKなんですけどね。現在のチームのことは、かなり気に入ってるんで。」

と言うわけで、若手から敬遠されているアヴィンティアなんですが…
一応、2020年もドゥカティとリース契約を結んでいるものの、資金面の先行きが見えてないんですよ。

ドルナが多少の援助はしているものの、とにかく、アヴィンティアとしては自力で資金調達してくれるライダーが欲しいわけで…
うかうかしていると現在いる選手も他に取られてしまうかもしれません。

実は、ラバト選手にSBKカワサキがオファーを出してるんです。
レオン・ハスラム選手の後任…つまり、ジョナサン・レイ選手の新チームメイトにどうかって話です。

モトGPからSBKに移って大活躍しているバウティスタ選手の例もあるし…
あと、BSBでは現在、スコット・レディング選手が総合首位に就いてるから、けっこう美味しい申し出かもしれませんよね。
当初はモトGP離脱を渋っていたラバト選手も、今はけっこう乗り気で交渉も進んでるって言うし。

おっと、そろそろ『アッセンGPまとめ』を始めますか!
今回は、これ1本だけなんです。

ロッシ選手はどこが悪いのか?とか…
ヴィニャーレス選手がいよいよヤマハNo.1なのか?とか…
クアルタラロー選手にはまだ余裕がありそうだとか…
ペトルッチ選手はドヴィ選手のことを本当は抜けたのか?とか…

まぁ、どうぞ、どうぞ。

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