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なぜ日本のラーメンは千円を超えないのか。

大衡村の「麺ハウス こもれ美」さんでランチ。今日は、特製豚塩らーめん(1,110円)です。濃厚かつ複雑な旨味のスープに、ブリブリと踊るような麺、チャーシューは一品料理並みの味わい。いやぁ、満足満足…。

え!?高い??(汗)。でもコレ全部乗せだし、普通の豚塩ラーメンは780円だし…。

「俺は700円以下のラーメンしか認めないから!」

いますねぇ、こういう人…。すごく苦手なタイプです。10年近く色んなラーメン屋さんに取材してきたけど、多くの店主が「美味しいって言われた時が一番嬉しいです」と言うんです。

この素材を使えば間違いなく美味くなるんだけど、原価がなぁ…。あれこれ考えつつ、絶対に1,000円は超えたくないと努力してるお店はザラ。会計士に怒られるほどの高い原価率で商売しているお店も知ってます。今回の限定は、出た分だけ赤字!なんて笑ってる店主もいます。原価かけて手間暇かけて。パスタには1,500円払えるのに、どうしてラーメンだけは昭和の価格を引きずっているのでしょう?

「クルマは200万円台しか認めないよ!」

と言って、レクサスやメルセデスを貶む人なんていないじゃないですか。いたとしても、貧乏人のやっかみでしょう。高いクルマが好きな人は買えばいいんです。買えない人が文句言う必要はないはずです。嗚呼、恥ずかしい。

「ラーメンは庶民の食べものだから!」

そう思う人は、そういうラーメンを食べてればイイんですよ。寿司だって100円寿司から高級寿司まであるわけで、なんでラーメンだけ庶民だけのモノにしたがるのか。第一、NYでは一杯2,000円するって話じゃないですか。もしかして、あっちが適正価格なのかもしれないしさ。

っいうか、1,000円のランチって安くはないけど、高級ってほどでもないしね。そもそも。

麺ハウス こもれ美/黒川郡大衡村大衡大柳31-1


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