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確信の盛岡(2022.10.18-19)②

3年ぶりに降り立った盛岡は、昨日、一昨日の青森、弘前、秋田、角館と比べ、「一度来たことがある」というだけで安心感がまずどーんと土台にある感じが嬉しかった。
まだ昼過ぎだが、うかうかしているとすぐ夜になってしまう、ということで早足でホテルへ向かい荷物を置いて街に繰り出す。

どこかでお茶を、と思い最初はS君におすすめしてもらった「漸進社」へ向かっていたのだがザーッと通り雨。
折り畳み傘はホテルの部屋に置いてきてしまった。そういえばこの辺にも気になっていたコーヒー屋さんがあったような…と、本当にその時目と鼻の先だった「六月の鹿」に行き先を変更した。
濃いめのネルドリップでほっと一息。盛岡は良さそうな喫茶店が多く、1泊じゃ到底足りなくて、あぁもう1軒くらい今日中に行けるかしらと早くも思案している自分がいる。

窓の外を見ると通り雨は上がって、街歩きを再開。しかし伝え聞いて行ってみようと思っていたお店の4割ぐらいが休業日だった(ブックナードとか、、)。残念。
雑貨屋さん「ひめくり」ではまたザーッと一雨きて、雨宿りがてらかなりゆっくりさせてもらった。とてもかわいいペーパーアイテムがたくさんあって、うっとりとしてつい色々買い込んでしまった。
何に使うかもわからないのに紙モノにときめく自分がいることに、最近薄々気づき始めている。

2019年に行った時の写真。フォントと頭の☆がかわいい

雨が上がって、また適当に歩き始めたら、ものすごく見覚えのある道に出た。少し寂れた通りなんだけど、どのお店も看板もレトロで可愛らしい一角。タクシーの待機所もよく覚えている。

そしてきっともうすぐ見えるのが、そう、「肉の米内」!
前回来た時は確か1時間近く待ってやっと入ったんだった。でも並んだ甲斐あった、というくらいに人生で一番美味しい焼き肉だった。待ち時間で散歩したからこの辺りの景色がよく記憶に残っている。

そしてそんな大盛況だった米内が、平日の14時過ぎ、ランチラストオーダー15分前、すんなりと入店できそうなのである。どうする?入っちゃう?と迷う間も無く、冷麺だけでもせっかくだし食べよう!とお店のドアに手をかけていた。「まだやってますか?」「はい、やってますよ」予期せぬ再訪、とても嬉しい。

すごい素敵な看板。でもどうやら変わってしまうっぽい?
新しい看板のデザイン案みたいなの見かけた…

前回来た時はちょうど令和天皇の即位の儀式みたいなのをテレビで生中継していて、自分にとって「今のところ人生一おいしい焼き肉」を誰の人生にも二度とない儀式を見ながら食べている様が特殊すぎて鮮明に覚えている。
しかし3時間前に稲庭うどんを食べたばかりの胃に、盛岡冷麺が入ってくるとは思わなかった。頑張った。「おやつに冷麺」、また忘れられない思い出ができた。

つづく。

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