【無料】第4回 ビアちゃんにとってLADYBABYとは? ワンマンライブ直前インタビュー

“性別、国籍、年齢、文化、ルール、すべてのBORDERを歌って、踊って、破壊する、ニッポンみやげの新感覚アイドルグループ”として2015年3月に結成されたLADYBABY。メンバーはレディビアード、ミスiD2015グランプリの金子理江、ミスiD2015の黒宮れいの3人で、ビアちゃんはセンターを務めています。

4月15日に開催される国内初ワンマンライブを記念して、今回はビアちゃんにLADYBABYに対する思いや裏エピソード、ライブへの意気込みなどをたっぷり聞いてきました!


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<もくじ>

1.2016年4月 ファン待望の国内初ワンマン! ハードな練習の日々

2.一度聴いたら耳から離れない独特の歌詞「最初は笑っちゃうけど奥が深い」

3.砂糖も炭水化物もダメ! ひたすら禁欲の私生活を即興で歌ってみた

4.グループ活動で大切なこと 多大な影響を与えたメタルバンドとは 

5. LADYBABYへの想い ワンマンへの意気込みとファンへのメッセージ


1.2016年4月 ファン待望の国内初ワンマン! ハードな練習の日々

――結成1年にして、このタイミングで初ワンマン! 世界ツアーを先に経験しているというのは、LADYBABYならではですよね。

レディビアード:わたしとしては、いまのタイミングはベストだと思ってます。昨年のLADYBABYは様々な国でたくさんの仕事をしました。今年に入って3ヶ月間たっぷり充電して、改めて今回のワンマンという大きなステージで再スタートできる。すごく嬉しいです。夏フェス前のちょうど良い時期でもあると思いますね。

――場所は歌舞伎町ド真ん中のライブハウス、新宿BLAZE。行ったことはありますか?

ビアード:イッツ グレート ライブハウス! 本当にかっこいい場所です。ステージに立ったことはないから楽しみ。

――異色メンバーのキレキレダンスも魅力のLADYBABY。きっと練習もハードですよね。

ビアード:本当! LADYBABYの活動は久しぶりだから、今改めて全部勉強してるところです。ここ2週間はなかなか忙しい。今はワンマン直前ってこともあって練習がすごくハードなので、とにかく食べなければならない。3時間の練習には、自転車を5時間こぐのと同じくらいのエネルギーが必要なんです。クレイジー! 練習のし過ぎで身体が細くなってしまわないように、気をつけなきゃね。

最初は歌詞を覚えるんだけど、もちろん日本語なのですごく時間かかります。その後にダンスを覚える。そして歌とダンスを組み合わせる。ここまできて初めて、それをどうお客様に伝えるかを考えられるんです。

立花奈央子(レディビアード プロデューサー):表情や動き、ステージでの振る舞い……どういう曲かを1曲ずつ解釈して、自分で再構成しなければならないよね。

ビアード:長い手順です。グループ全体で練習した後は、1人でその内容を何度も何度も繰り返し練習しなければならない。

――過去のライブビデオを見返して練習したりもしていますか?

ビアード:そうですね。でももっともっとやらなきゃいけないと思ってるよ。

仕事のあとってヘトヘトになるから休みたくなっちゃうけど、改善できるポイントは今後のためにもどんどん見付けていかなきゃ。

――たび重なる練習の先に本番があって、さらにやるべきことがあるなんて……気の遠くなるような思いです。

ビアード:でも「大変」だなんて言い訳でしかないからね。自分を直していかなければいけない。

――ス、ストイックすぎる……!



2.一度聴いたら耳から離れない独特の歌詞「最初は笑っちゃうけど奥が深い」

――とにかく個性的なLADYBABYの歌詞ですが、初めて読むときはいつもどんな印象を受けてますか?

ビアード:「コンビニすごい!」「ラーメン食べたい!」とか、どの曲も本当に奇妙だよね(笑)!  毎回歌詞を読んでナオコや周りの人に意味を聞くけど笑っちゃう。でも、じっくり考えると深い話だと気付くんです。最初は戸惑いもあるけど、ちゃんと歌詞を理解して、これは楽しんでもらえると確信したらやる気は満々! 自信を持って歌えます。フォーカス(焦点)はいつだってお客様の楽しんでくれる気持ちだけです。

――今までで1番衝撃を受けた曲はどれですか?

ビアード:ファーストシングルのカップリング曲『ULTRA☆LUCKY』は衝撃だったね。“かじってたはずのフランスパンが ケーキに変わってく”って歌詞がもう! ビアちゃんの生活にはパンもケーキもほとんど無い。カワイイキャラだからたくさん食べてると思うでしょ? でも、炭水化物はカラダづくりの大敵です!

ただでさえ食べないパンが、もっと食べないケーキに姿を変えるのが面白過ぎて……。逆に、『ニッポン饅頭』は日本のPRがテーマだからわかりやすかったなぁ。

昨年、最初に曲をもらったときよりも日本語のスキルが上がってるから、今ならもっと理解できると思うんだよね。これから何年先も、読み返すたびに曲の印象は変わっていく気がする。そしたらまたフレッシュな気持ちで歌えるね! 

日本語の勉強をしていると、後から歌詞とパフォーマンスが合ってなかったことに気付くことがある。広東語や中国語で歌っていたときも同じような経験をしました。

立花:もしも私たち日本人が外国語で歌いながら踊れって言われても難しいよね。なのにビアちゃんは厳しいスケジュールの中でも歌詞の意味まで理解しようといつも頑張ってる。それってすごく大変だと思う。

ビアード:歌詞を勉強すると、他のことをやってるときでも頭の中で歌っちゃうのね。一部でも歌詞が出てこないと「ガッデーーム!!」って、もうすごくイライラするの! 寝る前なんかに頭に浮かぶと思い出すまで眠れなくなっちゃう! だからちゃんと覚えなきゃね。

それを解決してくれるのは勉強や練習に割いた時間の量だけです。これ以外にベストな方法はない。上手になりたいならいつだってコスト(努力)が必要。

いつも新しい発見があるから、わたしにとってはアメイジングでラッキーな経験です。



3.砂糖も炭水化物もダメ! ひたすら禁欲の私生活を即興で歌ってみた

――ところで今回の新曲『蓮華チャンス!』『セシボン・キブン』のテーマにもなっているラーメンやコンビニ。ビアードさんは好きですか?

ビアード:日本のコンビニは本当に便利です。どこに行ってもあるよね。故郷のオーストラリアには、中心街以外にはコンビニはあまり無い。ガソリンスタンドの売店があるくらいだね。

あとは、ラーメン食べるの好きです。でも……さっきのパンとケーキと同じ問題(笑)。炭水化物が多いから普段は食べられないね(しょんぼり)。

もしビアちゃんの私生活を曲にしたら、世界で1番つまらないものになるよ。「長い時間寝た〜♪ 昨日はウェイトトレーニングした〜♪ 起きて〜♪ 朝ごはんの前に1時間自転車をこぎ〜♪ 卵の白身を食べて〜♪ ソースはダメ〜♪ ソースはダメ〜♪ 楽しくない〜♪ もう疲れた〜♪ さぁ仕事しよう〜〜♪」。これ、1番面白くない曲。

――これは……! 逆にもっと聴いてみたいんですけど(笑)!!

立花:『蓮華チャンス!』のMVの最後でラーメンをすするシーンがあったよね。そのときも食べなかったの?

ビアード:ちょっと食べましたね。すっごい美味しかった。だから、すぐに食べるのをやめた(笑)。普段は砂糖や炭水化物を制限したヘルシー生活を送ってるけど、周りのみんなは「ちょっとだけなら大丈夫」って誘惑してくるんだよね。でも、少しでも気を抜いたら凄い勢いで食べちゃうよ! 砂糖なんかは脳にスゴイ効果があります。エンドルフィンがバンバン出ちゃうから、「ちょっとだけ……」なんてホントは無理っ!! 止まらなくなる。でも後で食べた分のトレーニングが必要になるから、最初の我慢が大事です。

立花:ビアちゃんの生活はホントに禁欲的だからねぇ。

――たくさんの犠牲を払って、人生の全てをパフォーマンスに掛けてるわけですね! かっこいい!

ビアード:LADYBABYにおけるパラドックス(矛盾)は、上手に踊るならもっと細くなるべきだということ。ダンスは身軽な方が動きも速くできるからね。

でも、ビアちゃんが細くなったらLADYBABYのイメージは壊れちゃう。大きなパラドックスだからこそ面白くなるんだろうけどね。



4.グループ活動で大切なこと 多大な影響を与えたメタルバンドとは

理江ちゃんが来られなかったロンドンではれいちゃんと2人で頑張りました。

――“日本人美少女”と“ムキムキの白人男性”というギャップが楽しいLADYBABY。しかしそのギャップ故にプライベートで会うことはまず無いわけですよね。そんな中でどうやって上手な人間関係を築いていますか?

ビアード:小さなコミュニケーションの積み重ねは大事にしています。

この前は2人にミニオンズのマスコットをプレゼントしました。映画のミニオンズの主人公は3人だから、LADYBABYにぴったりだと思って。そしたら、お返しにプロテインバーを貰って嬉しかったですね!

あとは、3人それぞれパフォーマンスの経験は違うけど、同じ目標を持てばもっともっと良い関係を築けるんじゃないかと思う。「良い衣装を作りたいね」とか、たとえ小さな目標であってもね。

――グループパフォーマンスは普段のソロパフォーマンスとは練習方法も何もかもが違ってきそうですよね。

ビアード:そう、本当に! もし1人でのパフォーマンスなら、ミスをしてもお客様はほぼわからないですね。でもLADYBABYは3人です。センターにいるわたしがミスをすると目立ってしまうから、余計に練習が必要です。

歌に関してはわたしのパートはほぼデスボイスなので、もし歌詞をド忘れしちゃったら「ヴォヴォヴォー!」ってごまかすこともできるんだけどね(笑)。

立花:とか言いながら、ミスした後は一番ヘコんでますけど(笑)。ビアちゃんは完璧に作りこんだステージを目指すんだよね。でも、最低限のことだけ覚えて、アドリブでやりたいスタイルの人もいる。パフォーマンスを作るプロセスって人によって全然違うよね。

――ビアードさんは、何がきっかけでそのスタイルになったんでしょう?

ビアード:わたしがもしアドリブのパフォーマンスをするなら、それはそれで高いスキルが必要になってきます。実はアドリブだって難しい。

でもわたしはお客様にもたらす効果を一番に考え続けて、完璧なパフォーマンスを求めるようになりました。例えば立ち方ひとつでも、脚の細かい角度で印象が全く変わってしまう。お客様が得る感動というのはほぼ無意識だけど、インパクトがなければ大きな感動はできない。もしアドリブをしたとしても良い反応をもらえるかもしれないけど、大きな感動とはかけ離れたものになると思うんだ。

顔の角度、手の伸ばし方、足の位置など全ての動きを入念に追い込んでパフォーマンスを作っています。

これまでの人生の中で、たくさんのパフォーマンスを見てきたけど、すごいパワーがあるものは10年20年経っても忘れない。それこそ完璧なパフォーマンスでしたね。

――ちなみに誰のパフォーマンスが印象に残っていますか?

ビアード:メタルバンドのマーダードールズ(※)とラムシュタイン(※)のライブ! 今でも鮮明に覚えてる。

※「マーダードールズ(Murderdolls)」……人気ヘヴィメタルバンド・スリップノットのドラマー、ジョーイ・ジョーディソンのサイドプロジェクト。

マーダードールズは2003年にオーストラリアのフェスで観たんだけど、当時は彼らのことを全然知らなかった。知っていたことといえば“スリップノットのドラマーの新しいバンド”ということくらいで期待せずに行った。でも彼たちがステージに上がった瞬間びっくり! すごいパワーでした。他のバンドは曲の合間に気を抜くことも多い中、マーダードールズはステージに上がるところから去るところまでが1つのパフォーマンス。一貫して完璧。本当にクール! オペラのような感覚だね。

このパフォーマンスをみた後は、ロックンロールで何が出来るのかイメージが変わりました。フェスでは他のライブも観たんだけど、ほとんど忘れちゃった。

※「ラムシュタイン(RAMMSTEIN)」……ドイツの6人組ヘヴィメタルバンド。ライブでは火炎放射器などを使った過激なパフォーマンスが人気。

そしてドイツのメタルバンド、ラムシュタイン。すさまじいパフォーマンスです。歌詞は全部ドイツ語で、彼らは本当にクレイジー。わたしたちにもたらすのは、「ウオォォォォォォ!」って身体が震え上がるような生理的な興奮。わたしの理想のパフォーマンスって、まさにこういう感じなんだよね。ライブから何年も経った今でも、このフィーリングだけは鮮明に覚えてるよ。ステージの細かな部分は全然覚えていないのにね。

――過去に観たメタルバンドのライブが、今のパフォーマンスに大きな影響を与えているわけですね。



5. LADYBABYへの想い ワンマンへの意気込みとファンへのメッセージ

――LADYBABYとしての活動には、どのようなことが大事だと思いますか?

ビアード:1番はチームワークですね。チームワークをペインティングに例えるなら、今までは黒いペン1本で描いてた感じ。LADYBABYでは青と緑のペンが増えて、できることが増えました。ただ、その新しいペンはわたしが好きなように動かせるわけではない。3人で1つの絵を上手く描いていくためには、自分以外のことも考えなければなりません。

また、パフォーマーの後ろには、それを支えてくれる多くのスタッフが居るわけです。私たちのステージは、チーム全体のものでもある。その仕事をお客様に見せるのも、わたしたちパフォーマーの責任だと思います。

立花:いろいろな人の仕事の“顔”でもあるってことだよね。

ビアード:つまりはアマチュアとプロの違い。アマチュアは自分のことだけ考えれば良いけど、実は自分が大きいマシーン(機械)の一部だということには気づいていないんだ。

――どこかのパートが欠ければ、マシーンは上手く動かないわけですもんね。それはいつから意識し始めました?

ビアード:香港でレディビアードとして活動した頃です。仕事のブッキングや衣装、音楽のオーダー、全てをセルフプロデュースして、パフォーマンスのバックグラウンドのことがよくわかった。大変な時期ではあったけど、今は感謝してるよ。

――LADYBABYをやっていて、良かったと思うことは何ですか?

ビアード:たくさんあります! LADYBABYでやっていることは、全部がアメイジング!

でも1番嬉しかったのは『ニッポン饅頭』のMVに対する世界中の反響かな。

いまは日本のみなさんに会う機会は山ほどあるけど、海外ライブが無いと世界のみなさんには数ヶ月会えないから、忘れられちゃうんじゃないかって心配なのね。

だから、ネット上であっても世界から大きなリアクションをもらえるとすごく嬉しい。自分はこんなに素晴らしいことをしてたのか……って再確認するんです。

――初ワンマンはもう目前。ビアードさんが期待することは何ですか?

ビアード:このキャリアにしては本当に早いチャンスを得たので、LADYBABYはとてもラッキーです。ただ、ファンの方は毎回私たちに優しいけど、これは逆に弱点だと思います。なぜならパフォーマンスが上手でなくても、きっと喜んでくれるから。彼らの優しさに甘えずに集中して、3人で最高のライブにしたいですね。

嬉しいことにワンマンのチケットはたった1日で売り切れました。みんなはすごく楽しみにしていると思うので、責任も大きいです。

昨年のライブでは忙しくて準備時間をあまり取れなかった。納得のいくライブができなくて悔しい思いをしたので、今回はもっと頑張りたいな。たとえ100回やったパフォーマンスでも、いつでもお客様に新鮮な感動を与えたい!

――最後に、当日を楽しみに待つファンに一言お願いします。

ビアード:楽しみにしててください! わたしにとってパフォーマンスは自分自身を語るものなので、メッセージにはできないけど……とにかく見て感じて欲しい。

――考えるな、感じろ! と(笑)。

ビアード:ワンマンは1時間半と今までで1番長いライブです。だからぜひみんなに楽しんで欲しいですね。


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ますます期待が高まるワンマンライブ! 

残念ながらチケットは即日完売となりましたが、手に入れられなかった……という方もご安心を。当日はニコニコ生放送にてライブを生中継! 会場と一緒に盛り上がりましょう!

LADYBABY 1st JAPANワンマンライブ 2016 ~世界のルールを変えちゃおう~ 独占生中継

2016/04/15(金) 開場:18:50 開演:19:00

http://live.nicovideo.jp/watch/lv257088515


さてさて、次回の『レディビアード外伝』第5回ではワンマンライブの様子やインタビュー、貴重なオフショットなどをアフターレポートとしてお送りします! こちらもぜひお見逃しなく! 

★『レディビアード外伝』は毎週木曜日 朝9時更新。第5回は4月21日(木)9時に公開予定です。



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レディビアード外伝

露出度急上昇中、注目のヒゲ女装パフォーマー・Ladybeard(レディビアード)公式note。独自取材によるレディビアードの世界観と裏話を盛り込んだ濃厚なインタビューをお届けします。心によく効く読むプロテイン。担当ライター:池田麻友菜http://ladybeard.com
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