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PMSに支配されていた人生

恋愛の記事にハマってしまったのは前回のnoteの通りなのだが、その流れで見たメンタリストDaiGoさんのある一つの動画が忘れられない。

その動画は、

「別れない方が良い女性の特徴○個」

のようなタイトルで、いくつか例が挙げられていた。

ポジティブな人や思いやりがある人、などに続き、最後に出てきたのが

「メンタル的に安定している女性」

だった。

さらにDaiGoは言った。

「女性特有の生理前の時期は仕方ないかもしれないけど、それでも安定しているに越したことがない」

と…。

グサリ。

安定しているに越したこと…。

わかってる。

わかってるんだけどさ、どうしようもないのよ。

生理前…

それは私にとって、PMS(月経前症候群)と同義語である。


大変だったPMS人生


PMSとは、生理が始まる3~10日ほど前から、女性ホルモンの変動により精神的にも肉体的にも不安定になってしまう症状のことを指す。

PMSの症状は様々で、よく聞くのが情緒不安定、イライラ、眠気、過食、むくみなどだが、ご多分に漏れず私も若い頃は、とにかくPMSがひどかったのである。

とくに精神的にひどいPMSの症状が出ることをPMDD(月経前不快気分障害)というらしいのだが、私は絶対それだったと思う。

私の場合は、生理前が始まる10日くらい前から、徐々に気持ちに雲がかかり始め、生理が近づくにつれ雨雲になり、最後生理が来る直前に雷雲、竜巻、巨大台風のオンパレードとなる。

そして、生理が来るといきなり台風一過のごとく、ピーカンとなるのである。

ピーカン前は、これっぽっちの日差しのかけらさえ感じられないのに、不思議だ。


【私のPMS症状ごくごく一部】


さて、ここで、長年私が苦しめられてきたPMSの症状のごくごく一部をお教えする。


本当はもっともっと凄まじいのが100個くらいあるのだが、あまり思い出したくないのと、生理前は別人格で覚えてなかったりもして、少し笑えるようなものをチョイスさせて頂く。

1、メールの返信に時間がかかる

生理前はものすごく疑い深く、考えすぎる性格になるため、意見を伝えなくてはならないメールやラインの返信にすごい時間がかかる。

特に相手が良い仲を保たなくてはならない関係がある人(仕事、ママ友etc)などになってくると、より難易度が増す。

この文章だと言い方にトゲがあるかな…

絵文字が多すぎてお調子者に思われそう…

絵文字が少なすぎて冷酷な人に見られそう…

最後を「?」で終わらせたら返信を待ってるみたいかな…

などと大した内容を送るわけではないのに、やたら考えすぎてしまう。

さらに色々と考えすぎて説明が多くなり、メールの文章が長くなるのがPMS時の私である。

たまに悩みすぎて、考えた文章を1日寝かして、翌日また読んでみてアリかナシか判断したり、そのうちに「ただの既読スルーしてる人」になってることに気づき、焦ってまた変なラインを送って後悔する。

ちなみに普段の私は、主に「おk」と「了」だけの2タイプの返信しかしないような人間である。

なのに…


2、旦那にイライラ


私は今の旦那と15年以上一緒にいるため、最もPMSの猛威を奮ってしまったのが我が旦那だと思う。

生理前は些細なことでイラつく。

普段は気にならない旦那の一言に傷つきイラつき、ありがとうと言ってほしい場面でその言葉がもらえなかったりすると、「ねえ!ありがとうは?!」と言いたくなる。

休日に部屋でゴロゴロされると蹴り飛ばしたくなる。

最近では、生理前になると旦那に向かって

「あたくし本日より生理前、1週間に突入します。何卒よろしくお願いします!!」

と声高らかに敬礼し、なるべく気遣ってもらえるよう、そして機敏に動いてもらえるように、アピールしている。

旦那も旦那で、私の目を見て

「嫁、PMSの時期に入った」

とわかるスキルを身につけてしまったので、その時期になると自分を押し殺して生活してくれるのでイザコザはかなり減った。

ちなみに普段の私は、旦那に何かイラっとすることを言われても、「はいはい、あなたと私は違う人間ですから」とすぐ切り替えられるタイプの性格である。

なのに…


3、涙もろくなる


生理前に感情を揺さぶられる映画などを見ると、ハンカチ10枚では足りないくらい号泣してしまう。

映画館でも、周りがドン引きするくらい嗚咽してしまう。

最近ではこの現象をポジティブに「涙活(るいかつ)」と捉えてて、あえて生理前に感動モノの映画を見て号泣したりする。

生理前は泣いて泣いて泣きまくって、デトックス!!

まあ、これに関しては歳のせいで涙もろくなってきた部分も関係しているかもしれない。


4、優柔不断になる


生理前はとにかく判断能力が鈍る。

ランチとか食べに行っても、何を選んでいいのか決められない。

日用品の買い物でも、いつも使ってる物買えばいいのに、変に考えすぎて新しいものを買ってみようとして迷ったり調べたりして物事が進まない。

決断を求められると頭がフリーズしてしまう。

ちなみに普段の私は、決断力しか取り柄がないくらい、即決型の人間である。

なのに…


辛かったPMS、そして今現在は…


ここまで読んでお分かり頂けたかと思うが、PMSがひどいと、普通の日常生活が送れない。

私の場合は、ほぼ別人格になる。

PMSのときだけ万引きしてしまう女性もいるそうだが、私もここまでくると記憶にないだけでやってそうである(っておい)。


さて…

悲しい話が続いたが、ここで朗報である。

冒頭に「PMSがひどかった」と過去形にして書いたが…

そう!完治したわけではないが何年も何年もありとあらゆる方法を試してきた結果、今現在わたしのPMSの症状は、過去から比べると8割くらい治ったのである!!


キタ━(゚∀゚)━!


2割は残っているのでまだまだ要注意人物ではあるが、かなりPMSから開放された感はある。

PMSを治した方法は、漢方、薬、低容量ピル、食生活、生活改善、運動、ヨガ、アロマ、マッサージ、針などなど、何年もかけてPMSに良さそうなことをとにかく試しまくってきたので、正直何が効いてるのかわからない…。

試したことが全部効いた気もするが、沖縄に引っ越したことが一番大きかった気もする。

それともただ単に、年齢的に生理の寿命がもう短く、PMSの元気がなくなってきてるだけなのかもしれない。

いずれにせよ、PMSの時期に、自分を押し殺しながら生きていた旦那が、

「最近生理前ってほとんど気づかないくらい普通だね」

とお墨付きをくれるくらい良くなってきているのだ!!


もし旦那に漫画の才能があったら、「PMSがひどい嫁と暮らしています」という鬼嫁日記的を書いて欲しいものである。


15年という歳月を相方のPMSに翻弄され続け、無事生きながらえている逞しき旦那なので、もしかしたら同じ悩みを持つ世の旦那様のカリスマ的存在になれるかもしれない。

そして…

本当に今思う。

PMSが少ない人生は、「新たな人生の幕開け」である。

PMSを気にしないで予定を入れられる人生の、なんと素晴らしきこと。

PMSによって犯してしまった自分の過ちの尻拭いをしなくてよい人生の、なんと軽やかなこと。

今後は年齢的に、新たに更年期障害の心配も懸念されるが、そこは一旦置いておいて…

今は「PMS without mylife」を存分に楽しんでおります。

ということで、冒頭のメンタリストDaiGoさんの、

「女性特有の生理前の時期は仕方ないかもしれないけど、それでも安定しているに越したことがない」

であるが、

「女性特有の生理前の時期は仕方ないので、安定するために努力していたらOK!!」

に変えてもらえへんかのう。

DaiGoよろしくたのむわ、、、


ラエコ

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