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【シティ秋葉原best4】ゾロジュゴ対戦レポ

 こんにちはLaelnoahです。

 少し遅くなってしまいましたが生活に余裕ができたので5月12日に秋葉原で行われたシティリーグのレポートを書いていきたいと思います。結果は以下の通りbest4でした。やったぁ。

 数日後にはミラクルツインが発売して環境が変わる&シティリーグが終わってから少し時間がたってしまった等の理由から記事を書かなくてもいいかな~とか思っていましたが、JCSで使用するデッキが全く決まらないので自分の思考整理のために書くことにしました。

 ゾロアークGX+ジュゴンのデッキ自体は既にメジャーなものとなっており、わざわざ私が詳しく解説するまでもないと思っているので前回の記事ほど詳しくデッキ解説はしません。本記事は、私がCL京都を終えてからシティリーグまで何を考えたか、デッキ選択、当日のマッチアップ等にウエイトを置いたものとなっております。

 自分自身この記事の情報にそこまで価値を感じていないため、今回は最後まで無料で読めるようにしてあります。暇がありましたら最後まで読んでみてください。

1.CL京都後 ゾロアークの再検討

 CL京都を終えた後、まず初めにゾロアーク軸のデッキを勉強しなおすことを始めました。ゾロアーク軸の評価を正しくできないと今後のメタ読みが全て崩壊するためです。正直CL京都前まではゾロアーク軸を少し過少評価していました。

 ゾロアーク軸の評価が変わったの瞬間は、CL京都8回戦でみやししさんのルガゾロと対戦した時。京都で私はサナニンフを握っていたのですが見事にフルボッコにされました()

 ポケモンカードゲームを始めて1年半くらい経ちますが、実際に「実力トップクラスのプレイヤーが使用するゾロアーク」と対戦する機会は京都8回戦が初めてだったと思います。上手いプレイヤーが使うゾロアークは強いとよく聞きますが、一般的なプレイヤーが使うゾロアークとの違いは何だと思いますか?(この辺りの話は私の主観が強いです。)

 私自身ゾロアークはCL新潟前からずっと握っていて、使いこなせるつもりになっていました。(多分今でも使いこなせてないです。)GX技を使うタイミングや相手に合わせた盤面形成・サイドプラン、取引で切る札を間違えない…。この辺のことをマスターして、私はゾロアークを使いこなせている気になっていました。

 トッププレイヤーが使うゾロアークと実際に対戦してみて、上記のことはもちろん、他のプレイヤーと比べて別格だなぁと感じたのは「山づくり」の上手さです。

 必要なリソースのみを山札に残し、不要なカードはすべてトラッシュに送る。極論ですがこうすることで各マッチにおける最強の山札を作り出すことができます。最強の山札を作り出すことで終盤のリセットスタンプで止まる可能性は極めて低くなり、最後まで綺麗に詰めることができるようになります。実際に京都での彼との対戦では、私は一度も対戦相手の動きを止めることができませんでした。


 …というわけで、話は長くなりましたが京都後は「山づくり」を意識してのゾロアークの練習をひたすらしていました。

2.環境予想とデッキ選択

 環境予想といってもそう大したものではありません。現環境で最もパワーのあるデッキタイプであるレシリザが多く、それに対抗する形でゾロアーク軸、カラマネロ軸が増えるだろう程度のものです。さらにこれらに加えて特殊勝利系のデッキであり幅広い範囲と戦うことができるエンニュートHANDも一定数いると予想していました。レシリザのパワーが頭一つ抜けていることが誰の目から見ても明白であるため、他のプレイヤーも同じような考察をしていたのではないでしょうか。

 以上の環境考察を踏まえた上でデッキ選択に入ります。私の中での候補は、京都後ずっと練習していたゾロアーク、京都で使用して好感触であったサナニンフ、そして戦わずして勝つことができるエンニュートHANDでした。他のデッキを新しく作る余裕がなかったため、この3つの中から消去法で選択することにしました。

 まず初めに没になったのはサナニンフでした。ブルーの探索と溶接工をエンジンとしたレシリザには勝てるように組んでいたので候補に入っていましたが、流行りのカキ型に対してはかなり不利をとるといった理由から結構早めの段階で没になりました。

 残る候補はエンニュートHANDとゾロアークです。どちらも多くの相手に対して勝ちを拾えるデッキであるのが魅力的であり、当日の朝まで迷っていました。明確な理由を付けることができず家を出る時間となってしまったため、最終的に練度の差でゾロアークに決定。デッキ変更自体はまだ可能でしたが、これ以上迷うのは精神衛生上良くないと思ったのでエンニュートHANDは家に置いていきました。ごめんなエンニュート()

 蓋を開けてみれば会場にはエンニュートHANDに強いマーシャドーが大量にいるわ水バレットがいるわでゾロアークにしておいて正解でした。

3.デッキレシピと解説

 最初にツイートのリンクを貼りましたが写真で見にくいと思うので公式サイトのものを貼っておきます。

 見ての通り普通のゾロジュゴって感じですね、はい。たぶん誰が組んでも9割同じになると思います。ここでは残りの1割、つまり意識して入れたカスタム枠のカードについて触れるのと同時に不採用カードについて解説したいと思います。


採用カード解説(カスタム枠)

ミュウ
 割と標準搭載な気もしますが一応。ピカゼクに安定して勝ちたい&ミラーマッチ後攻時の対策札として採用しました。対ピカゼク時に序盤から置いておくのは狩ってくださいと言っているようなものなので、タッグボルトGXのタイミングで置きたいです。ミラー後攻時においてはアロべを立てられるとミュウを置いてもデュアルブリザードで終わります。ジャンケンに負けた自分を呪いましょう。

ヤドキングライン 1‐1
 ジュゴンだけではレシリザに対し有利とまではいかないので採用。2枠割いてでもレシリザはメタっておきたいデッキです。上手いレシリザ使いは3エネしかつけてくれませんが、ジュゴンで削るなりハチマキ巻くなりすれば十分仕事してくれるカードです。

レスキュータンカ(2枚目)
 上手いゾロアーク使いは1枚で足りるらしいです。私も自分はうまいと自己暗示をかけ、ずっと1枚で練習していましたが2枚にした瞬間プレイが圧倒的に簡単になったのでそのまま採用。2枚採用にすることによりリセットホールを何度も使いまわすことができ、無人発電所を貼ってきそうなデッキに対して「常にマーシャドーをベンチに置きながら回す」といったプレイがかなりしやすくなります。

フィールドブロアー
 割と最近は採用していないレシピが多いです。こだわりメットをはがしてTAGを2パン圏内にしたり、エスケープボードを割って相手に入れ替え札を要求するのが主な使い道です。無人発電所を割ることができる札であることも評価し、価値が高い1枚であると判断して採用しました。無人発電所を割ることのできるカードは多ければ多いほど安心できます。

ジャッジマン
 エンニュートHANDが一定数いると考えたため採用しました。みちしるべの返しに打って相手の盤面形成を妨害します。このカードの採用により、手帳込みで相手のハンドを絞れる回数が2回から4回になるためエンニュートHANDに対してかなり強気に立ち回ることができます。

せせらぎの丘
 スタジアムを割れるネストボールのような感覚で採用しました。ネストボール4枚目よりかは価値が高いと思っています。


不採用カード解説

ペルシアン(おもいしらせる)
 エンニュートHAND対策で一瞬考えましたが、おもいしらせたところでリソースマネージメントアセロラのループをされて意味無いので不採用。

Uターンボード
 先2デュアルブリザードを決めやすくするカードのように見えますが、採用を考えた理由はこれだけはありません。むしろメインの採用理由はエンニュートHANDに安定して勝利するためです。何を言っているのかよくわからないと思うので具体的に説明します。エンニュートHANDはゾロアーク軸に対して、終盤は「リセットスタンプ+無人発電所+カウンターキャッチャー」のコンボでマーシャドーをバトル場に縛りつつこちらのリセットホールと取引を封じてくることが多いです。グズマorスタジアムorブロアーを引かれないことをお祈りしながらHANDを決めてきます。このパターンは、あらかじめマーシャドーにUターンボードを貼っておくという動きをするだけで解決することができ、出回っている多くのエンニュートHANDのレシピにブロアーやザオボーが採用されておらず、刺さるだろうと考えていました。かなり欲しいと感じていた1枚でしたが、最終的に枠の都合上不採用となりました。序盤に述べた通り山づくりの練習はかなりしていて、グズマやブロアー等を引きやすい山札を作れる自信があったことが、迷いなくこのカードを抜き他のカードのための枠を作れたことに繋がったと感じています。

4.当日のマッチアップ

予選

1回戦 ゾロペル WIN
 後攻でしたがミュウが出てこなかったため、後2デュアルブリザードで2枚取りからスタート。前にリセットホールマーシャドーを縛れたのでジュゴンが生き残り、もう一度デュアルブリザードでゾロアークとデデンネに60蒔きました。60乗ったゾロアークで殴って来たので返しで倒します。次にグズマでデデンネ取って勝ち。

2回戦 オノノクス WIN
 キバゴ、ミュウ、ジラーチ等が並び、どれも特性が厄介なのでアロベを立てたかったのですが最初のサイドチェックでアロベがサイド落ちしていることに気づきました。キバゴは特性によりグズマで呼べないためジラーチとミュウを先に狩り、ジュゴンでうまくオノノクスをゾロアーク圏内に押し込んでサイドを取りきりました。

3回戦 ガブギラ WIN
 本日初先攻。綺麗にデュアルブリザードを決めて相手の盤面のイカをまとめて処理していきます。かなり有利な状況でしたが終盤になって相手のマシャリキが暴走を始めました。ペルシアンサイド落ちのためキャットウォークが使えないのが厳しい展開でしたが、グズマをしっかり引いて先に6枚取りきれました。序盤かなりサイド差をつけられたのでギリギリ逃げきれたなぁといった印象です。

4回戦 ガブギラ WIN
 後攻でしたが相手の回りが悪く、3ターン目までにジュゴンとゾロアークを使いジラーチとイカ×2を倒して残りサイド3枚。ジージーエンドGXでゾロアークをトラッシュされてこちらの動きが鈍りましたが、最終的にグズマで裏のゲンミミを引っ張り出しライオットビートで倒して勝ち。

5回戦 レシリザ WIN
パウワウスタートできたものの手札のサポートがジャッジマンしかなく割とマズイ状態でした。仕方なくジャッジマンを打ったらボールに触れたためなんとか展開できました。相手は最初のジャッジで事故。その隙にデュアルブリザードで前のレシリザと裏のジラーチを2パンし、サイド4枚取りを決めます。あとはそのまま押しきって勝ちました。

6回戦 ルガゾロ(ねこわるさん) LOSE
 予選全勝をかけた試合。負けても決勝トナメ上がりは確定のため、割とリラックスして対戦できました。ルガゾロに対しては先攻デュアルブリザードを決めないと厳しいのでジャンケンに負けてしまったのは残念でした。相手は2ターン目にしっかりとレインボーエネを貼ったルガルガンを用意してきました。こちらが前のポケモンをゾロアークで倒すとつめで切り裂く→デスローグGXの流れで一気にサイドを持っていかれてしまうため、ルガルガンに対してはジュゴンで撒いたりテテフで削ったりしたかったのですが、エネルギーを引けずその動きができませんでした。ペルシアンもサイドに落ちていたためルガルガンをワンパンする術が無く絶望的な状態です。最終的にこちらのリソースが尽きて敗北。相手のリソース管理がとても上手でした。相手はこちらの山札切れまで勝ち筋にいれており、こちらがサイドを取れていないことを利用し、リセットスタンプで敢えて私にカードを引かせることで山札をゴッソリ削ったりとカードの使い方に関してもなるほどなぁって感じでした。やはり上手なゾロアーク使いと対戦するのは学べることが多く、いい経験になりますね。


5-1 で予選は同率7位通過でした。


決勝トーナメント

1回戦 モクナシ WIN
 先攻。相手はアゴジムシ2枚置いてスーパーグロウで1匹クワガノンに進化。クワガノンがたくさん立つと面倒なので先2グズマで進化前のアゴジムシを処理しました。その後ジュゴンのデュアルブリザードでモクナシとクワガノンを同時に削り、2匹目のクワガノンもグズマライオットビートで処理。相手はライフフォレストや安らぎハリケーンで回復しようとしてきましたが、こちらは常にマーシャドーをベンチに置いて回していたのでライフフォレスト、ワンダーラビリンスともに1ターンで割りました。こちらもアセロラやスタンプで耐えながらデュアルブリザードでモクナシ2匹を同時に削り、ついに相手の回復が間に合わなくなったためペルシアンの復讐で処理。ラスト1枚のサイドはグズマで裏のマーシャドーを引っ張り出してライオットビートで倒して取りました。うまくジュゴンで削りが出来たこと、手帳込みで4回グズマを使えたことが強かったです。

2回戦 レシリザ WIN
 溶接工+先1マーシャドーを決められて焦りましたがリーリエを素引き出来たため綺麗に盤面を作れました。後2でダブル無色エネルギーしか引けなかったためレシリザをしっぽではたくで削り、後3にヤドキングのサイコキネシスでレシリザを処理することに成功します。その後裏からヒードランGXが出て来てヤドキングを処理されますが、このタイミングでトラッシュにポケモンを9匹送れたのでペルシアンの復讐でヒードランをワンパン。最後はグズマで裏のマーシャドーを引っ張り出して倒して勝ち。

3回戦 レシリザ LOSE
こちらが展開する前にウソッキーを置かれ、ベンチを絞られてしまったのがキツかったです。ライオットビート100ダメージ2回でヒードランをなんとか倒した後、相手はレシリザ3エネハチマキダブルブレイズGXの体制。厳しい盤面ではあるものの、手札にヤドキング+トリプル加速+こだわりハチマキを握っていたため返せると思っていましたがそのタイミングの破れかぶれで手札が全て吹き飛びました。手札をリセットされゾロアークも倒された私はドローゴーするしか出来ず、そのまま押しきられて負けてしまいました。


準決勝で敗北したためbest4。決勝寸前で負けてしまい少し悔しかったですが、思っていたよりも勝ち上がれたので個人的にはまぁ満足です。

5.大会の振り返り

 今回の大会では、環境考察が少し甘かったのというのが反省点です。序盤に述べた通り、私はレシリザが多くそれに続いてゾロアークやエンニュートHANDが存在するといった構図をイメージしていました。

 実際はエンニュートHANDに強いマーシャドー(やぶれかぶれ)の採用率が上がっていたり、ゾロアーク対策のマシャリキを自然に採用できるルガゾロやガブギラの割合が想像より多かったりと、自分のイメージよりメタが回っていた印象を受けました。

 今大会の環境は、自分の環境考察よりほんの少しでも深く考えていたら想像できる範囲のものであり、ゾロアークをチョイスするのであればマシャリキをはじめとする闘タイプにイージーウィンされないような構築も検討すべきでした。

 多少ずれてしまった環境を想定していたものの、それに対応して勝てたというのは完全にゾロアーク+ジュゴンの構成による柔軟性の高さのおかげです。最近の環境ではデッキパワーだけでなく柔軟性の高さもかなり大切であるということを改めて実感出来ました。

 現時点でのCSPは235。JSCで頑張って一発当てたいです。


 以上で対戦レポートの方を締めようと思います。ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。本記事の内容に関して意見や質問等ありましたら私のTwitter(@Laelnoah_poke)までよろしくお願いします。答えられる範囲で答えたいと思っております。では。


Q. ハンドルネームの読み方は何ですか?

A. ラエルノアです。読みにくくてすみません(笑)

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