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【忘己利他】もうこりた

先日、紅葉を見に行った「旧竹林院」の展示で見かけた

忘己利他

これは、天台宗の法話に出てくる言葉で
「己を忘れて他を利する」
という意味です。

自動変換機能では、どうしても「もう懲りた」になります。

出身校である比叡山高校は、延暦寺学園の天台宗で、毎朝「般若心経」を唱えます。

トップの画像は、毎日歩いていた通学路で、キレイな紅葉には目もくれず、友達と喋りながら歩いている道でした。
キレイな物も気にしなければ、気づかないものですね。

その、学校の校訓が

・一隅を照らす
・能く言いい能く行う
・己を忘れ他を利する

だったので、展示物に見覚えのある言葉を見つけたので、思わず写真を撮ってしまいました。

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忘己利他は比叡山の僧侶の心がけで

「自分のことは後にして、まず人に喜んでいただくことをする」

という意味です。

いい言葉でもありますが、今の時代は「まず自分を大切にして人に喜んでいただく」でもいいと思うんです。

言葉は、解釈によって如何様にも受け取れます。

自分を救えない者は、他人を救えないし、支配者が労働者の搾取のために使われる言葉にもなりえます。

特に自身の命は大切にしてほしいです。

僕は無宗教ですので、神や仏には関心がないのですが、ブッダの本はよく読みます。

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仏教の宗派とかは色々あり詳しくないですが、仏教は絶対的な神がいるわけでなく、人間の生き方や教えのようなものが多いです。

そしてこのブッダの本は、古い昔の人の言葉ですが、生き方や教えが今でも使えて、古さを感じない内容になってます。

むしろ、現代社会のインターネット、SNS、自然災害、伝染病などの悩みや苦しみなどの考え方や感じ方、行動に役立つ言葉がたくさんあります。

宗教に興味がない人にも他の宗教の人にも、一度読んでいただきたい本です。






貴重な時間を使って、記事を読んでいただきありがとうございます。有意義でお役にたてれば幸いです😊