建前と本音
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みなさんは建前と本音の差をどんな時に感じますか?
僕はつい先日、大いにそれを感じて面白がったので、体験談としてお届けします。
何かと言うと車買い替えたんですよ車。中古車です。新車を買うようなマネーは無いので中古です。宗教上の理由(名古屋グランパス教徒だぜ)でト○タ様の○○年落ち某車です。
たまたま仕事で付き合いのあるT社系ディーラーマンや、ツイッタ知人の皆様方からのご意見を参考に車種をある程度絞り込んだ上、インターネット(カーセ○サー)で検索。ちょうど良い感じの車両を発見。1時間以内で行ける店舗。見積り依頼(ネット超便利ですよね)。
さて、行ける日が決まり次第、連絡しようと思っていた矢先のこと。
『この車両は掲載を終了しました』
ファッ!? マジで!?
年式、車種(流行のタイプではない)的に絶対に売れないやろと思っていたのに掲載終了。動揺。いや待て、落ち着くんだ。素数を数えて落ち着くんだ。ネットの掲載終了は売れたとイコールじゃない。冷静にメールで問い合わせてみよう。
僕「見積ってもらったあの車ってもう売れちゃったんスカ?」
店の人「代車用にしようと掲載終了しただけなんで売れてないっスよ。来店されんでしたら代車に出さずに置いときますけど来ます?」
僕「行きます行きます。○月○日××時でオナシャス」
○月○日、当日。
車の状態確認。書類説明。雑談を交えつつ契約書の文面確認。うんまあ普通・妥当な内容の売買契約ッスね。サイン。
店の人「なんかすごく手馴れてらっしゃいますよね………よく車買われるんですか?」
僕「仕事でよくこういうの読むんで」
本題はここからです。
店の人「実印がいる書類はこれとこれで、書いて押印して出してください。あと万が一書類に間違いがあったときのため、予備の書類に白紙のまま押印して出してください」
意味がわかりますか? Aという書類があって、必要事項を記入して印鑑押して出せと。もう1枚、間違い対応用にA書類に白紙のまま印鑑押して出せと、そう仰る。僕はもう瞬間的に理解しましたね。
建前:間違いがあった時のため。
本音:まともに書類書ける奴が少なすぎるから時短のために店で対応できるように。
仕事柄、他人の書いた書類のチェックを僕もよくやるんですけどね、まあ少ないです。書類に必要事項をちゃんと記入できる人。
車の売買関係だと具体的に書くのは住所氏名くらいのもんですが、「住民票の記載通りに書けってあれほど言ったじゃないですかー!」て案件がきっとたくさんあったのでしょう。そしてまともに書けない人ほどむしろ早く納車しろとかきっと仰るのでしょう(すまんこれは偏見だ)。だから、時短・省力化のため、印鑑押させて白紙で出させて、あとは全部店で対応。
僕は今回、不備の無い書類を提出した自信があります。しかし、それでも、僕の書いた書類を店が使用したか怪しいと思っています。ひょっとしてチェックすらせずに白紙の書類を店が使ったんじゃないかと。
これは本来はしてはいけないことながら、実務上、「わかる………わかるぞその気持ちと手順………」と内心同情したのでした。
ところで駐車場も賃借中の身の上。管理会社通じてオーナーに駐車場の使用許可証発行を依頼。
管理会社の人「オーナーに記名押印いただくんで時間かかりますよー」
僕「そっすよねー時間かかるのはしょうがないからお願いしまーす」
後日。
管理会社の人「ようやくオーナー様から書類いただけたんで届けますね~」
僕「ありがとうございまーす(建前)」(マジでめっちゃ時間かかったな………いくらなんでも遅すぎじゃないかい?(本音))
そして届いた書類の作成日付は届いた日の約10日前だった件。おいこら管理会社、てめえ何日間手元で眠らせていたんだコラ。
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