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KANさんを偲んで

シンガー・ソングライターのKANさんが亡くなられた
大大大ヒット曲の「愛は勝つ」
私はあの歌はベタ過ぎてあまり好きじゃなかった
KANさんはアルバムの歌のが好きだったな
歌詞の一節になんとなく憂いがある

めずらしい人生
5才の僕は初めての舞台のさるかにの猿で
木登りの演技で父兄にウケる
18までの僕は何も考えずにだいたいうまくいった
それから僕は初めて何を犠牲にしてでもと
思うくらいの彼女と出会った
その彼女の誕生日を祝ってた日の夜に父を
亡くした
それからの僕は考えすぎてややこしく生きた
ピアノが大事なのか恋人が大事なのか分からない
僕が歌うことで多くの人が泣いたり笑ったりする
歌うことを止めれば僕に明日はない
終わりある人生
一番大切なのは愛する人に愛されてることかということだ

東京ライフ
Sunday 限られたくつろぎのすべては
明日のため
Monday 新聞も読めずに靴をはく…
いくら好きでも信じあっていてもそれぞれ
言い分はあり小さなことをほっておけなくて大事なこと見失う

ちょっと明るめの歌では
言えずの I LOVE YOU かな
なんとかして好きと言いたいんだけど目の前にするととんちんかんなことしか言えないというモジモジさがにじみ出ていてかわいい

今年の春に病気が見つかり入退院を繰り返しながらもフランスへ音楽の勉強に行っていたという
それを聞いて、それは凄まじい情熱だなと思った
体力ももうなかっただろうしちょっとしたことでも脆くなっていただろうに
根っからの音楽人だったんでしょうね
人が平均寿命より早く亡くなるとあまりにも早いとよく言われるが遅いから何かが変わるんだろうか
その言葉は浅はかだし早く亡くなった方に
対して哀れんでるんだろうか失礼だと思う
長生きしても体も思うようにも動けずチューブに繋がれたまま生きながらえてる人だってたくさんいる
一概には言えることではないはず
テレビで共演されてた山田邦子さんがインタビューでKANさんの音楽を聴きたいと思いますと言われていたが残された人だって辛い
最後まで生き抜いた人へ出来ることは
懐古と感謝だと思う
KANさん、おつかれさまでした
素敵な音楽をありがとう🎹

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