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edges~贅沢すぎる競作~

追記・配信が決定したとのこと⇒ https://note.com/lai2/n/nafdcc7fcefda


ども ライライ兄です。
おそらく今年ラスト観劇かなっていう感じのミュージカル edges を見てきました。

ラ・ラ・ランドの作詞、グレイテストショウマンの楽曲、ミュージカルではDear EvanHansenでトニー賞を受賞しているまさに現代のミュージカル界をしょって立っているパセク&ポールコンビが学生のときに作ったソングサイクルミュージカル

僕はこの二人の曲がとにかく好きなので、4月~7月にかけて3チーム3バージョンで上演されるはずで全チームのチケットを手配して楽しみにしていたのですが、なんと公演中止に・・・。

それが小劇場から新国立劇場に場所を移して2名の演出家さんで2チームにわけて上演ということに相成りました。関係者の皆さんありがとうございます。


チームBLUE
演出 元吉庸泰
音楽監督 園田 涼
出演 太田基裕 矢田悠祐 増田有華 菜々香
演奏
ピアノ:松井トモコ
シンセサイザー:桑原まこ
パーカッション:野崎めぐみ
ギター:大月文太
チームRED
演出 荻田浩一
音楽監督 奥村健介
出演 林 翔太 藤岡正明 実咲凜音 梅田彩佳
演奏
ピアノ:中原裕章
ギター:YUTAKA
ベース:瀬戸圭介
ドラム:李 令貴

■Blue(元吉庸泰 演出)

劇場は千鳥格子配列で1席おき。かなりピリピリとしてました。

実はですね、私劇場を間違えまして
Blueの幕開きに間に合いませんでした💦 かなり凹んだ

けどおそらく2曲目の途中からは見れたのでよかったです。

舞台には洋服のラックがいくつか置かれ舞台上にもカジュアルな服が散り散りに置かれているセット。
印象的なのは後ろに巨大なスクリーンがあって舞台上に置かれたビデオカメラの映像がそこに映し出されたりもします。
キャストもヘッドセットマイクをつけて、当然かなりカジュアルな服装で(Gapっぽいw)、シーンによって着替えたりしながら進みます。

楽曲もバンド構成でポップス&ロックミュージカルという感じ。

ソングサイクルミュージカルといえ、若者の焦燥感だったり渇望だったり漠然とした不安だったり・・・いわゆるアオハル感が前面に打ち出されててストーリーがしっかり伝わって胸を打ちました。
個人的にポールパセクの楽曲はどの曲もそういうものを感じるのでとてもしっくりいっていた。

後半で各キャストが一列に並んで靴を脱いでそれぞれがカラフルなスニーカーに履き替えるシーンがとても印象的でした。
最後はそれまで降りていたプロジェクターが上がってあの新国立中劇場ならではの奥行きが現れて(そこで客は ををっ ってなる)4人で光の中を走っていく希望にあふれたラスト。
(もし自分が演出家でここの劇場が使えるってなったらこんな演出するだろうなと思った)

とても良かったです。

あと、もともとBlueを演出した元吉庸泰さんが春に組む予定だった4人(林 翔太 辛源 綿引さやか フランク莉奈)が映像でリモートで1曲Blueのメンバーとセッション出演していてそういう遊びも面白かった
(リモートにあわせての生演奏ってすごいなと思った あわせる方がw)
僕は林君のファンなのでちょっとお得でした(笑)

そういえば拝見した日がBlueの千秋楽なので各キャストから挨拶があったのですが女子二人が超パワフルでした(笑)
よい千秋楽だった!


■Red(荻田浩一 演出)

Blueのカテコで曲順も全部変わるといっていたのでワクワクしながらこんどこそ新国へ
75分なんだから19時開演だと嬉しかったなぁ(だったらもっと当日券で見れた人いると思うの)

入ってみてびっくり!セットがまるで違う!
Redは真ん中にランウェイがつくられてレッドカーペットが敷かれている作り
唯一同じなのはスクリーンくらいかな?
オープニングはスクリーンに4人のシルエットが映し出されてスクリーンがあいて登場
つまり、奥行きは最初から客にみせていてその奥行きはランウェイとして使われている感じ。
衣装もBlueのカジュアルとは真逆に4人ともシックなフォーマルドレス。
全体的にラクジュアリーな大人なイメージでスタート。

一番驚いたのが4人ともハンドマイクで歌っててびっくり。
コンセプト的にコンサートっぽくやるのね と理解。

4人とも大人っぽく曲を歌いつないでいく感じ
Blueが後半に行くにつれてメッセージ性が強くなるのに反してRedは後半に行くにつれてどんどん軽くなっていく感じで面白かった。

特に死ね死ねソング(笑)の使い方が顕著でまさかこれを後半にもってきて死ね死ねw4人で歌ってました(Blueは増田有華ちゃんのソロだった)面白かった~

あとは曲のアレンジがロックポップスバンドだったBlueとちがってコントラバスが入ってJAZZっぽくなったりボサノバっぽくなったり・・・歌詞もすこし言葉のチョイスがちがかったように思いました。

とにかく藤岡君が群を抜いて歌が上手いしこっちはこっちで聞きごたえあったなぁ・・・

■まとめ

2チーム見て思ったのはもっといろんな演出家でいろんなキャストでいろんなバージョンが見たいなぁとおもった!
今回のも新国だからこういう演出だったんだろうしこれがもともとやるよていだった小さい劇場だったら元吉さんもオギーもまた違う感じだったと思うし

どっちもすごい楽しかったし満足したけど個人的にはBlueの方が自分の思い描くポールパセク楽曲のイメージに近くて好みでした
キャストはとにかくみんなめちゃくちゃ上手だった~
楽しかった!今年はホントいろいろあってみたいものがみれないことも多々あったけど良い観劇納めでした

■おまけ

林くんは4月公演までは【林 翔太(ジャニーズJr.)】だったんだね!と気づきました
いまはその看板も外れてジャニーズ事務所初の専業ミュージカル俳優に。
今後も楽しみにしています(で、ソーホーシンダーズの再演を是非・・・)

あっRedの死ね死ねトークコーナーは林君が子供のころ美容院でキムタクにしてってオーダーしたのに葉加瀬太郎に仕上がった話とw
稽古中に髪切ったのにだれも気付かずさらに申告したのに「どこを?」って突っ込まれた話でしたw 面白かった(笑)

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