よく聴いてた曲(2024年1月)

今月も文章力があがっていません。


ハヌマーン/リボルバー

最近は山田亮一バンド活動再開記念に今まで以上にハヌマーンの曲を聴いている。ハヌマーンは良い曲が本当に多いが特にこの曲は格別だ。

死んでしまうということはとても恐ろしい
明日を真っ当に生きることの次に恐ろしい

ハヌマーン/リボルバー

何回聞いてもここの歌詞に首が折れるほど共感している。こんな歌詞を書けちゃう人がまた音楽活動を再開してくれるという事実がただただ嬉しくて仕方がない。

cinema staff/海について

私が「cinema staff」を好きな理由は曲を聴いていてどんなバンドよりも早くそして鮮明にその曲の景色を見せてくれるからなのだが、この曲は中でも一番きれいな光景が見える曲だ。大袈裟だけど何だか「世界はこんなにも美しいもので溢れていたのか・・・」とハッとさせられる感覚がする。

Billy Crudup/Sing Along

「君が生きた証」という洋画の作中で流れる曲。作中で唯一父から息子へ送られている曲でもある。先入観を持っていると騙されてしまう、所謂どんでん返しが存在する映画で私はあっさり騙された。途中までホントに気付かなかったのであっけにとられた。映画を見終わった後に何と無く東野圭吾の「手紙」を思い出した。

作中でも離れ離れになってしまうRudderlessだが現実的にもこの映画の中で重要なキャラクターである「クエンティン」役の俳優「アントン・イェルチン」さんが不慮の事故により亡くなっているためメンバーの再集合が不可能となってしまっているのが残念だ。

小島麻由美/やられちゃった女の子

AC JAPANの「いのちの電話」というCMで使われている本楽曲。一見すると暗くてちょっと怖いし不気味な曲として消火されてしまいそうだけど、何処かに懐かしさを覚える。私はこの曲を聴いていると小学校や幼稚園に置いてきてしまったおとぎ話のような懐かしさを感じる。

月ノ美兎さんのカバーも良いから載せておく。


BAA BAA BLACKSHEEPS/夢の出口

ゆめにっきのオマージュ曲だったがゆめにっきの作者「ききやま」さん公認になった曲。元々、ゆめにっきという作品がとても好きだったのでこの曲を知った時は感動した。あのゲームの終わり方は色々な考察を呼んだが個人的には“夢を終わらせる”という意味ではあの終わり方が腑に落ちると思っている。

inuha/話変わるけど

まず、先行して言いたいのはこの絵が好きな事。こういうごちゃごちゃしてる生活の一部みたいな絵がとても好き。私の家にもこんな天使が来て好きな曲を一緒に聴いてくれると嬉しい。あと、マジで私の情緒の変わり方がこの曲くらい急なのでとてもいい。

ピノキオピー/Last Continue

ピノさんの曲の中でも一、二を争う程好きな曲。こんなにも過去であふれているのに未来を見せてくる曲が他にあるだろうか。いつも歌詞の一つ一つを嚙み締めるように飲み込んでいる。別に「戻りたい過去があるか?」と聞かれたらそんなものは一つだってないけど、わけもなく昔の事を思っては感傷的になってしまう自分の背中をさすってくれる大切な曲だ。過去にnoteで「自分が出棺される時に流して欲しい曲」というものを投稿したがこの曲も割と上位に入るかもしれない。けど、生きてるからこそこの曲が輝くとも思う。

薄塩指数/そんな気持ちぐらいは誰にでもあるって言われてもみんなニコニコニコニコ生きてるんだから信じらんねえよ

タイトルがクソ長い曲。社会不適合者の歌らしいから多分、そんなに共感してはいけないんだろうけどこの曲の歌詞が刺さってしょうがない。からと言って、それを開き直って訴えるような度胸も気力も勇気も私にはないのでこの曲に代弁してもらってどうにかしている気にしている。

椎名もた/かげふみさんは言う

もたさんの曲には一部漫画のタイトルから取られた曲が存在する。この曲もその内の一つで小路啓之さんの漫画「かげふみさん」から曲名が取られている。

私はもたさんの事をとても好きだけど、こんなにもたさんの曲を聴き始めたきっかけはもたさんがもうこの世にいなかったからだ。だから、おそらくもたさんがまだ生きていたらこれ程曲を聴いていていなかったとも思う。その事実が冷たいようで自分が嫌だ。ただひたすらにまだ本人が生きていた間にもたさんの曲を良いと思えなくて本当に悔しい。幾ら「大好きです」と言おうがもうどうやっても届きやしないのが悲しくて度々、泣いている。

Lyu:Lyu/文学少年の憂鬱

この曲を始めて聞いた時から現在に至るまでずっとリピートし続けているのはこの曲に私が持っていたであろう感情が沢山落ちているからだと思う。忘れようとした鬱屈とした事、捨てられなかった悪感情、そんなまともに目を向けたら壊れてしまうであろう物達を繊細にまとめあげて音楽として成り立たせてくれる唯一の理解者であるかのような曲だ。

「この曲を今のコヤマさんはどんな風に歌うのだろうなぁ・・・」と、そんな事を思っていたら昨日、Ver.2024がアップロードされた。

本家は静かな文学少年の内に秘めた感情をロックの激しいサウンドで爆発させるようなイメージがあったが、こちらは少年の凛々しさを残すピアノの静けさの中に確かな激情を感じさせるアレンジとなっている。それはそれとしてやっぱりコヤマさん歌うますぎる。


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