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定年後の仕事。

ウチは自営業なので関係ないのですが、月10万円程度でOKという記事を読みました。

80代の母の親戚を見ていると・・・大企業勤めだった人は再就職する事なく、余生を好きな事をしている人が多いけど。小さな会社に勤めていた叔父は、今も警備や何かでいろいろな仕事をしている様子。働かないと生活できないと言って。

特殊車両の資格があったので定年後は個人事業でしばらくやっていた様子だけど、70代も後半になってからは外に勤めに出ていて。昔から山登りが趣味という、丈夫な体があるから出来る事のように思います。奥さんも働き者だし、勤めに出られる内は働くのではないでしょうか。

叔父の一人はもう亡くなっているけれど、叔母は全員存命で。でもその年代は専業主婦が大半、パート勤めくらいで正社員はいません。昭和のあの時代はそれが普通、若い頃正社員でも結婚すれば寿退社が当たり前でした。

叔母はみんな存命とはいえ、膝を傷めたりリウマチだったり、歩くのが大変そう。80代で元気にどこにでも歩いて行ける母は恵まれていると思います。

父を早くに亡くしてから長年勤めていたパートを70歳の時に定年だからと雇止めに遭った母。まだまだやれるのに、20年近く勤めても退職金なんかも当然無いし悔しい思いをしていた様子。それから一緒に暮らす姉と年金生活をしていたのだけど、78歳の時に人手不足だからと元の職場から応援を求められて、また働き始めた頃は生き生きとしていました。

しかしそこにコロナ禍が到来。会社は休業補償を払ってくれるホワイトな職場だったけれど、コロナ禍が長引くにつれ申し訳ないからと辞めました。それから家の事をして元気な様子だけど、やはり頭が衰えるのか様子がおかしい時があって心配です。

母の3歳年下の友人は、長くパートで勤めていた所を退職後は、70代後半で介護施設の調理師として働いていたのだそうで。若い頃はパスタ屋さんを経営していて調理師免許を持っていたから高齢でも雇って貰えたのかもしれません。

やはりブルーカラーの実用的な資格は強いのかもしれず。事務系の資格だと、どうしたって頭の回転やPC作業的に若い人には敵わないから。50代でもしこれから資格を取るなら、そういうのが良いのかも?

何にしても老人が働いている姿を目にする機会が増えました。昔は警備なんて学生のバイトだったのに!今は、昔おばちゃんの仕事だったスーパーのレジ打ちを、若い男性がしていたりして。体力のある若い男性が楽な仕事をして、体力のない老人が警備や清掃の過酷な仕事、時代は変わったなぁと思います。古代は体力の要らない一部の仕事は障碍者用に取っておかれたのに、今はそんなのも無いのね。

それでも老人の働き口があるだけマシかもしれず。昔は年寄りはなかなか雇ってもらえなかったから。これからは人手不足や生活費の補填に、益々老人が働く事になりそうです。

体力のあるうちに、いろんな仕事を経験しておいた方が、老後が楽かもしれないと思うのだけど、自営業だからよそ見するわけにもいかず。でも変化の激しいこの時代、今の仕事も一体あとどれくらいやっていけるものやらと考えてしまう今日この頃。

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