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「聴く」との出会い(聴くシリーズ②)

「聴くおむすびの時間」についての前に、
まず、「聴く」との出会いについて書こうと思う。

出会いは、5、6年前に参加したプログラムの中で
NVC(非暴力コミュニケーション)に触れた時。

「話している内容やできごと自体ではなくて、その奥にある、
話し手が大切にしていることに心を傾けて聴きましょう」
みたいな説明だったかな。

「聞く」ではなくて「聴く」。

数人で輪をかこみ、ひとりひとり順番に話をする。
話し手はいつも通りに自由に話し、聴き手は、心を傾けて聴く。

その時に初めて、自分なりに「聴く」を体験してみて、
「うん?!これまでの私は何も聴いていなかったのかも??」
とうっすらとした衝撃を受け、また、自分の話を「聴いてもらう」ことで、
とても安心を感じたことをよく憶えている。
それは、「私は話していいんだ」という安心感、だったように思う。

その安心感があたたかで心地よくて、
「心を傾けて聴く」ことの探求と実践を始めた私。


そんな中、「聴く人」に出会います。
友人のちいさんは「存在をゆるめるお手伝い」をしている人、で、
ちいさんのプログラムのひとつに「聴くヨガ」というクラスがある。

聴くヨガ


早速、参加してみると、
そこにはやはり、あたたかで安心の場があって、
自分の話を最後まで聴いてもらえる安心感。
自分の話を最後まで話してもよい安心感。

ちいさんのクラスに何度か参加するうちに、
聴いてもらえることの安心感の体験と同時に、
これまでの私が、どれだけ聴いていなかったかを思い知ることに 笑

ちいさんのことばで心に留めているものはいくつかあるのだけど、

「その人を理解したかどうか?よりも、理解しようとする態度が大切」
共感、理解、尊重、という姿勢で聴くこと。

目の前の人がずっと私の話を聴いてくれて、
私を理解しようとしてくれてるのね、話していいんだね、

という、相手から受け入れられている感覚が、
心からの安心をもたらしてくれるのだと知った私。

そうして、何度も「聴いてもらう」の体験と体感を繰り返していくうちに、
「聴く」ことへの関心が深まっていくことに。

(つづく)


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