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トップノートはモスのかおり

環境が変わりそうな気配を感じると、香水を新調しているような気がする。香水が気になり出したら生活が変わる…という感じだろうか。

大島弓子の漫画の1コマに「あの人は恋人が変わると香水も替えるのよ」というセリフがあり、ちょっといいなそれ…と、真似していたことがあった(笑)。香りって思い出に直結しているところがあるから、新しい恋が始まったら、香りを替えるというのは、ある意味潔いのかもしれない。

そして、今日はイタリアの老舗ブランド、ACCA KAPPAの香水を購入。

ホワイトモスの香り。ラベンダーと針葉樹西洋ビャクシンをブレンドした、聖なる感じの香り。レビューをみていたら「神社の奥の方のようです」と書いている方がいて、うまいこと言うなと感心してしまった。

香水レビューを読むのはけっこう好きで、形のない香りというものを、どのように感じて、どんな気持ちになるから好きだ、などがつらつらと書き連ねてあり、知っている香水なら、「うんうん、わかるわかる!」となるし、つけたことのない香水の情熱的なレビューに遭遇すると、香りを試したくてたまらなくなる。

もともと香水が大好きなので、たとえば電車内で隣に座っている人から気になる香りが漂ってくると、「すいませんが、どちらの香水をつけているのですか?」と聞いてしまうことがある。旅の恥はかき捨てじゃないけど、半蔵門線の恥はかき捨てである。もう二度と会わないだろうし、どうしても知りたければ、聞いたもん勝ちだ。「とても素敵な香りなので」というと、たいていの人は恥ずかしそうに教えてくれます。

さて、今日買ってきたホワイトモスの香りは、オーデコロンなので、すぐに香りが飛んでしまい、よほど近づかない限り、香りを確認することはできない。石鹸のような香りともいわれているので、清潔感が高く、オフィス向きとも言える。または、密着する人にだけ届く香りなので、そんな使い方も甘美で切ないかもしれない。


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